札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

小樽の建築探訪 11-北海道中央バス㈱第二ビル 12-ナトリ㈱小樽支店 13-協同組合 紳装 14-日本銀行小樽支店 15-旧北海道拓殖銀行小樽支店 16-北海道紙商事(株) 17-松田ビル

2021-03-11 20:20:44 | 小樽市

 

「北海道中央バス㈱第二ビル」 旧三菱銀行小樽支店 
       
 
所在地 色内1丁目1-12
建築年 大正11(1922)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 9:00~19:00
休館日 無し
入館料 無し 
 
*現在は小樽運河ターミナル
 
小樽市は明治期より道内の石炭の積出港やニシン漁の拠点、国際貿易港として繁栄し
色内町には多くの銀行の支店が建設された。
 
「北のウォール街」と言われた色内町の建造物を紹介します
 
 

旧三菱銀行小樽支店は日銀通りと色内通りの交差点に位置します。
 

円柱が並ぶ姿は当時の銀行建築らしい
 
 
 
 
 

北海道中央バスは小樽市に本社があり、観光、定期バスや旅行代理店、スキー場、旅館ほかを運営しており
こちらのビルは現在は小樽運河ターミナルとして運用されています。
 
 
ターミナルなので内部には売店や休憩場所などがある。

 
 


目立たない横側の入口から入ってみます
 
 
トイレがあるこの辺もレトロですね タイルはスクラッチタイルです

 
階段は1階まで。
お客さんのいるスペースもいいけど
ここのような裏のスペースに歴史を感じる。

 
北のウォール街中心部の一角を占める堂々たる建物です
竣工当時は上から下まで三菱系の企業が入っていたようです。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
「ナトリ㈱小樽支店」 旧名取高三郎商店 
       
 
所在地 色内1丁目1-8
建築年 明治39(1906)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 9:00~18:00
休館日 無し
入館料 無し
 
*現在は大正硝子館本店
 

札幌軟石と木、屋根は瓦なので創業者が本州出身と思わせる。
 
 
 
 
 

古くはこの建物から向こうを高島郡、隣の川向こうを小樽郡だった
ちょうど境にあるので周辺を「さかい町」橋の名前は「高島橋」です
 

昔は火事が多かったので隣との防火壁、石造りなどに工夫が見える
 

小樽の運河周辺では石造りと瓦という組み合わせは少なく、多くの観光客が買い物したり覗いたりするお店だ。
 
そういえば隣の於古発川には水深が浅いのに鮭が遡上し
傷つき力尽きた姿をいくつも見た。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
「協同組合 紳装」 旧第一銀行小樽支店 
       
 
所在地 色内1丁目10-21
建築年 大正13(1924)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 9:00~17:00
休館日 日曜日
入館料 紳士服店です
 
*現在はオーダースーツトップジェント・ファッション・コア
 
 
小樽運河ターミナルビルとは色内通りを挟んでお向かいです
ここも中心部の一角
 
 
 

竣工時は二つの玄関脇に円柱を建て、壁には顔をあしらう彫刻を飾った。
 
 
 

設計者の田辺淳吉氏はこの後5年で亡くなった
本建築は貴重な遺作だそうです。
 
 
 
 
気軽に入りづらい重厚感があるね
竣工時の円柱のある姿が見たかったです
現在は洋服工場として活用されている。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 

 

 

「日本銀行小樽支店」  
       
 
所在地 色内1丁目11-16
建築年 明治45(1912)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 夏季4月~11月 9:30~17:00 (最終入館16:30)
    冬季12月~3月 10:00~17:00 (最終入館16:30)
休館日 水曜日(水曜が祝休日の場合は開館)
    年末年始(12月29日~1月5日)
入館料 無し 
 
*現在は金融資料館
 
 
 
小樽市の「北のウォール街」で代表的な建築物は?と聞かれたらこちらを真っ先に思い浮かべる人が多いのではないか

日銀ということもあるが場所や建物が醸し出す雰囲気などで
小樽の歴史的建物でも横綱クラスだと思う。
 
 
 
設計は東京駅などを設計した辰野金吾や長野宇平治、岡田信一郎など
建築界では一流の人ばかりでしょう。
 
銀行としての営業は
2002(平成14)年9月13日に終了した。
 
 
 
構造は煉瓦造り2階建てだが、表面にモルタルを塗り、石造り風に仕上げている。
 
 
この望楼は特別公開したことがあったようですね
見たかったなぁ
 
 
 
堂々たる入口
 
日銀マーク
 
 
 
 
中は一部だけど無料で見学出来るのが嬉しい
私の時はコロナ禍でもありマスク、消毒、記帳あり
それと常設展示も一部は出来なかった。
 
 
 
見学ルートが記されているので従って行きます。
 
コインロッカーがあるのは重宝
 
 
 
 
天井がまた見事なので上を見すぎて首が痛くなることしばし
 
こちらは行員側から見た正面玄関入口
 
大金庫や一億円の重さ体験は休止中
 
奥に大金庫
 
柱の彫刻にも意味があり🦉
 
 
 
行員側カウンター下
年季が入っていていいね
 
 
 
こんな小さな部分も気になった
 
 
見学は1階だけで2階へは行けない
 
 
こちらは客側のカウンター
大理石が素晴らしい
 
 
 
展示物で懐かしいなと
 
板垣さんの百円札は知っているな
 
 
 
 
実際には写真はもっとあります
やはり内部もいいね
 
当時の小樽の繁栄を思わせる豪華なつくりで見ごたえがあった
おそらく一度も中には入ったことが無いので今さら感もあったが行って良かった。
 
JR小樽駅や運河から徒歩圏なので歩いて観光する時は立ち寄った方が絶対に良いと思う。
 
今回は見学場所が限られていたので公開になればもう一度行きたい
すぐ横の旧国鉄手宮線沿いは未探索なのでセットにしようか
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 

 

 

「似鳥美術館」 旧北海道拓殖銀行小樽支店 
       
 
所在地 色内1丁目3-1
建築年 大正12(1923)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物 都市景観賞
開館時 [5~10月] 9:30〜17:00 
    [11~4月] 10:00~16:00
休館日 [5~10月] 無休
    [11~4月] 毎週水曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
入館料 一般 1,500円 (3館共通券 2,000円) 
 
 
 
旧北海道拓殖銀行小樽支店は「北のウォール街」の中心部に堂々とした姿を見せている。
北海道民にとって「拓銀」は長く親しんだ銀行
破綻さえしなければ今も北海道一の金融機関だったでしょう。
 
 
 
その小樽支店は本州系銀行の小樽支店に負けじと大きさでは他を引き離します
 
どこから見ても重厚かつスマートな鉄筋コンクリートの建物。
 
 
 
 
拓銀使用からしばらく年月を於いて平成2年に「小樽ホテル」、平成7年に「ペテルブルグミュージアム」へと転身。
 
この「小樽ホテル」時代に泊まって見たかったな
 
 
別の入口
 
 
 
 
現在は「ニトリ」がほか2つの建物とともに「小樽芸術村」を営業し
3館共通の入場券を販売しています。
 
HPより
「かつて作家・小林多喜二が働いていた旧北海道拓殖銀行小樽支店。銀行ホールだった2階までの吹き抜けは、6本の古典的円柱が圧巻。4階は横山大観、川合玉堂などの日本画、3階は岸田劉生をはじめとする日本・海外の洋画、2階には高村光雲とその弟子たちの木彫などを展示、地下はアールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリーとなっています。」
 
 
 
 
2階までの吹き抜けの円柱が見事です
機会があればぜひ入場してみたいですね。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「北海道紙商事㈱」 旧第四十七銀行小樽支店 
       
 
所在地 色内1丁目6-25
建築年 昭和11(1936)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物 都市景観賞
開館時 一般企業のため公開していません
 
*現在は ㈱渋谷建設社屋
 
 
四十七銀行はのちに北陸銀行となります。
建物は北陸銀行から紙商事、そして地元の不動産・建設会社が所有。
 
しかし入口上部の銀行看板はそのままです。
 
 
 
 
建物自体は小規模ながら
正面の大きな4本の円柱が見事。
 
 
昭和11年の建築なので同様の銀行建築としては最終局面であったそうだ
 
 
 
 
戦時中は憲兵隊本部として使われたそうです
まったく勝手なことをする時代だったのだねぇ
 
内部の意匠の秀逸さも記載されているので、いつか公開する日があれば
見てみたい。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「松田ビル」 旧三井物産小樽支店 
       
 
所在地 色内1丁目9-1
建築年 昭和12(1937)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物 都市景観賞
開館時 テナントによります
休館日 テナントによります   
入館料 テナントビルです 

 
 
旧三井物産小樽支店は横河工務所のチーフデザイナー松井貴太郎氏が設計。

辰野金吾氏が設計した日本銀行小樽支店の向かいに建っており
あたかも明治建築との違いを出すかのように鉄筋コンクリート造ですっきりと見せている。
 
 
ビル内には「小樽公証役場」も入っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
事務所ビルとして機能性を重視した造りだが玄関の大理石など見事
 
 
 
 
特にアンティークなエレベーターは更新された隣を見れば違いが際立つ
 
 
 
いいね!
 
 
テナントさんはこれを押しているんだなぁ
 
他にも気になるのは郵便物はシューターで上から落ちてくるようだ。
 
 
 
 
トイレにはめ込みの窓がこんな場所に
 
訪問時は建物側面の下部の黒い外壁が剥がれて落下しており、
下に誰もいなくて良かったと思う
 
今はあの外壁はどう補修したのだろうか
他の部分も点検しないとだろうかと経費のかかる建物の心配をしてしまう。
 
銀行建築の派手さは無いが事務所ビルの先駆けとして残してほしいものです。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 

小樽の建築探訪 1-藪半内蔵 ~ 10-小樽倉庫(株)No.1、No.2

2021-03-08 17:42:21 | 小樽市

 

今回から「小樽の建築探訪」に従って進めて行きます

札幌の建築探訪よりさらに古い1995年の発行なのですでに26年経っています

ゆえに、すでに取り壊しになった建物も多いかなと?

おそらく札幌とはちょっと趣の違う建物が多くなると思う

「小樽の建築探訪」のスタートは市内の中心部、稲穂町からです。

 

 

 

「藪半内蔵」  
       
 
所在地 稲穂2丁目19-14
建築年 大正末
指定等 
開館時 藪半の営業時間による
休館日 藪半の営業時間による
入館料 飲食店です
 
藪半は小樽の老舗のそば屋さん
創業年は昭和29(1954)年
現店舗はかなり年季が入っているように見えるけど昭和61(1986)年です。
 
「内蔵」が小樽の建築探訪に登録されており
小樽に行ったときに昼食込みで店内に入った。
 
ちなみに駐車場はお店の前に9台もあるので有料Pに入れる必要はなし
ただ入れた番号を店の人に申告する。
 
 
店内は奥行きがあり手前側がテーブル
奥が「蔵」で座敷。
 
私が行ったときは、皆さんテーブルがよろしいようで満席であったが
奥の座敷は空いておりちょうど良かった
 
メニューはたくさんあり小樽といえばのニシンそばがあったが
あえて鍋焼きそばにした。
 
 
 
この蔵は店舗と繋がっているが元は2軒となりの「旧白鳥家別邸」の蔵である

別邸はキャバレーとなり今は取り壊されたが蔵は藪半がしっかりと守っている。
 
 
小樽では蔵を利用した飲食店が多い
古民家風にレトロを求めたこともあろうが
市民が壊さずに利用しようとする気概があるのかなと思った。
 
 
女性の店員さんに老舗のお店ですねと言ったら
「いや~ウチなどまだまだで〇〇町に〇〇が、〇〇町に〇〇が」
と商売敵を教えてくれた

これも小樽人だなぁと思う。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
「現代」 旧白鳥家別邸 
       
 
所在地 稲穂2丁目19-16
建築年 明治42(1909)年
指定等  
解体年 2012年 *現存していません
 
 
藪半さんとはアパートを1軒挟んで、現在は有料駐車場になっている。
 
平均50代以上のホステスさんのお店として小説の舞台やTVなどでも紹介された有名な現代をまさか取り壊すとは思わなかかった。
 
中には入ったことは無いが2011年のストリートビューには在りし日の
建物が写っているので掲載します。
 
 
 
 
 
 
「奥村宅、戯屋留堂、叫児楼」 旧田居呉服店 
       
 
所在地 稲穂2丁目17-17
建築年 大正7(1918)年
指定等 
開館時 お店によります
休館日 お店によります
入館料 叫児楼は飲食店です
 
 
国道5号線と都通りの間に2車線分の一方通行道路「静屋通り」がある
いつごろからか当時のお洒落なカフェやアンティークショップ、個性的なお店が連なるようになった。

個人的にはシフォンケーキで有名だったお店や有田ドラッグが懐かしい。
 
前記の「藪半」も「現代」も「叫児楼と戯屋留堂」もこの静屋通りにあり
叫児楼と戯屋留堂は先駆者的なお店であった。
 
 
 
こちらが戯留堂 アンティークのお店だったと思う(現在は移転しています)
現店舗は美容室「free will」が営業している。

 
 
隣の蔵が叫児楼   入口が狭い

 
現在は2代目叫児楼
先代が引退した後に常連客だった現店主が引き継いだとのこと

 
元は呉服店と蔵であったが、質店を経営していた奥村家が所有し、
質店が閉店した後に友人同士であった叫児楼と戯留堂の店主たちが借り受けて営業を始めた
1976年のこと 古民家や蔵を利用した店舗作りの先駆者ではないか。
 
友人同士で新しい風を起こしたり、常連客に店を引き継ぐとか
先代たちは中々の人たちと感じた。
 
 
2020年6月、11月撮影
 
 
 
 
 
 
「POST ONE」 旧小樽中央通郵便局 
       
 
所在地 稲穂2丁目9-9
建築年 大正14(1925)年
指定等 
開館時 *現存していません
 
郵便局兼住居して建設される 洋風のファサードと大きな郵便マーク〒が異彩を放っていたようだ。
住所からはJR小樽駅前通りのツルハビルあたりと思われる。
 
 
 
 
 
「ミキ靴店」 旧丸ヨ白方支店  
       
 
所在地 稲穂2丁目14-1
建築年 明治40(1907)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 テナントの営業時間による
休館日 テナントの営業時間による
入館料 雑貨店です
 
 

かつて小樽都通りはアーケードのある小樽1の商業地帯ではなかったか

小樽人は札幌の狸小路を見て「都通りみたいだ」といい
札幌人は小樽の都通りを見て「狸小路みたいだ」と言ったとか……
 
店舗はその都通りに面している唯一の「小樽の建築探訪」に登録された建物です。

ミキ靴店の前身は酒醸造店であった
昔の酒屋はこんなにお洒落だった。

 
素晴らしいね

 
 
当時は清酒「神威鶴」を製造していたそうです。
 
 
現在は輸入雑貨・衣料品の「December3」が入居している
店舗に合った業種だと思う。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 

 

 

「JR小樽駅」 旧国鉄小樽駅 
       
 
所在地 稲穂2丁目22-15
建築年 昭和9(1934)年
指定等 
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
現在の駅舎は昭和9年に竣工した「三代目」である
札幌の建設会社、伊藤組の施工であった。
 
一番最初の駅舎は「小樽中央駅」として明治36(1903)年に開業した。
 
北海道内初となる鉄骨鉄筋コンクリート造の駅舎です。

こちらは入口の上部
 
テナント通路もランプと凝っている
 
エントランスホールやホームに飾られているランプは、
当時の駅長が「小樽駅の特色を出したい」と北一硝子に要望し、昭和62(1987)年に北一硝子がランプ108燈を駅へ寄贈したことに始まり、
1999年(平成11年)には改札口上の窓とホームに設置するランプを寄贈して合計が333燈になった。
 
こちらはホーム側
 
 
レトロな雰囲気が残る駅長室は2011年(平成23年)に使用停止となった。
大昔、小樽駅で私は立ち食いソバを親父は日本酒を飲んだことを思い出した。
そんな赤ちょうちんみたいな店があった駅は今や
お洒落なパン屋やハンバーガーチェーン店がテナントで入るようになった。
 
これは嬉しいことじゃあないか。
 
 
2020年6月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「都会館」 旧第21区火災予防番屋 
       
 
所在地 稲穂4丁目4-7
建築年 大正12(1923)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
小樽駅を運河方向に真っすぐに下ると右にアーケードの「都通り」
反対側にあるのが「梁川通り」(アーケードがない)
 
都会館は梁川通りにあるが実際にはどちらも都通りというのが本当らしい
それで都会館か…
 
アーケード街にくらべてひっそりとしている梁川通りだが
そこにはレトロな風景が多くあり、その一角が都会館です。
 
 
 
このような火災予防番屋は30数か所あったといわれている
多くは老朽化のため取り壊しとなっているが会館として転用され火の見やぐらや半鐘まで現存しているのはここだけのようだ。
 
補修はされているようだが主たる部分はそのまま残っている
レトロ感溢れる町内会館です。


正面上部の壁に「桜に鳶口」のレリーフ
脇に火の見やぐらと半鐘
 
これらはここが火災予防番屋であった証です。
 
 
2020年6月、10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「(株)山二わたなべ」 旧渡邊徳二郎商店 
       
 
所在地 稲穂4丁目6-1
建築年 昭和5~6(1930~31)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開していません
休館日 一般公開していません
入館料 一般公開していません
 
 
 
 
 
山二わたなべも梁川通りの顔としてランドマークになっている。

褐色のタイルに塔屋をのせている住居兼社屋
酒樽の看板はここがかつて日本酒を醸造し販売していた名残りだ。
 
 
 
昭和45(1970)年に自社工場を廃止し他の醸造所に自社ブランドの酒を委託製造してもらう
 
その後、委託醸造先が閉館することになり、新しい委託先を探したが折り合いつかず
2016年で出荷停止となった。
 
 
店内の様子も素敵だったようです。
 
建物には小樽市指定歴史的建造物の指定がされたが
閉まったままのシャッターが開くことがあるのだろうか
 
10銘柄あったと言われる自社ブランドの復活を見てみたいね。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「松浦貸家」 旧川合征店貸家 
       
 
所在地 稲穂5丁目
建築年 昭和初期?
指定等 
開館時 住宅なのでありません
 
 
 
当時のままと思われる住宅が数軒現存していた
中には空き家にもなっている。

木造2階建ての「文化住宅」
玄関窓や造作、ハーフティンバーを用いるなどオーナーの洋風好きがわかる。
 
何とか残して欲しい住宅だ。
 

 
 
 
 
2021年4月撮影
 
 
 
「小樽倉庫(株)No.1、No.2」 
       
 
所在地 港町2-2
建築年 大正13(1924)年
指定等 
開館時 テナントによります
休館日 テナントによります
入館料 飲食店です
 
 
 

一つの倉庫に見えるけど、真ん中の白線から左がNo1、右がNo2
 
ナンバリングが見えますか?
 
 
大正時代の石造り倉庫は小樽ならではで港湾都市に多いのでしょうね


運河沿いに連なって見える倉庫群で
現在は左ハジのレンガ造りは「大同倉庫」のレストラン輝
「小樽倉庫No1」の小樽ビール醸造所
「小樽倉庫No2」のびっくりドンキー
右ハジのクリーム色が「澁澤倉庫(大河ドラマの)小さな結婚式で
共に倉庫を倉庫として利用せず飲食店関係で利用している。
 
建物の裏側の通りは両側とも倉庫になっており印象的な通りなっている。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 

札幌市南区の建築探訪② 111-陸上自衛隊第11師団真駒内駐屯地就職援護センター・サイロ 112-有島武郎旧邸 113-ふせ食堂

2021-03-04 00:10:39 | 札幌市南区

 

「陸上自衛隊第11師団真駒内駐屯地就職援護センター・サイロ」 旧真駒内種畜場牛舎・サイロ 
       
 
所在地 南区真駒内17
建築年 昭和12(1937)年
指定等 
開館時 1週間前までの申し込みで9:00~16:00
休館日 土、日、祝日等
入館料 無料
 
<見学の申し込みは>

個人で見学ご希望の方週間前までに真駒内駐屯地業務隊司令職務室広報担当お電話ください。
その後下記リンク先「史料館見学申込書」を記入の上、郵送又はFAXでお申し込みください。(HPをご覧ください)

 

 

自衛隊真駒内駐屯地は一部の施設は常時見学が出来るのです
上記の申し込みも以前は2週間以上前の申し込みだったけど1週間前になったんですね
 
まず、駐屯地の歴史ですがこれが中々興味深い
前回のエドウィンダン記念館で触れていますが、ここは最初はエドウィン・ダンにより「真駒内種畜場」が開設され
60年以上に渡り北海道の酪農と畜産の先進者であり続けました。
 
終戦後に米軍が進駐し基地は「キャンプ・クロフォード」と変わり急ぎたくさんの施設が建設された。
その後10年間、千歳基地とともに占領軍の本道重要基地として占領業務の拠点となった。
 

昭和27年に警察予備隊から保安隊に改編され、昭和29年に自衛隊が発足した。
その年の9月1日に真駒内駐屯地が開庁。
同年に北海道防衛任務を米軍から自衛隊に委譲する「防衛任務委譲式」が行われた。

種畜場→米軍キャンプ→自衛隊駐屯地と変遷しました。

 

今回の見学施設では種畜場時代の牛舎とサイロ
それと米軍キャンプ時代の施設群になります。

 

残念ながらこの時はコロナ過で見学は1時間内
牛舎とサイロの中をみることが出来なかった

 

屋根から突き出たドーマ窓の連続は米軍によって改装、取り付けられたもの
何でも牛舎を将校クラブとして使用しダンス場とかにしていたのでしょう
その明り取りかと思います。

サイロは展望台となり今でも入場することが出来そうです
牛舎は現在は「札幌雪祭り」の雪像の資料室となっており見学も平時であれば可能です。

種畜場時代の建物としては唯一の建物なので
とても貴重で時代を見てきた建物だ。

 

 

「劇場」 旧進駐軍キャンプクロフォード劇場 
       
 
所在地 南区真駒内17
建築年 昭和22(1947)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
劇場は同教会と道路を挟んで向かい合うように建っています
キャンプ時代の建物で現存しているのはこのような娯楽施設が多い
 
なだらかな山型の建物には惹きつけられました
国内ではあまり見ないこの外観は主に日本に配属されたノースキャロライナ州の原風景に似ているからと言われます。
札幌雪祭りで自衛隊会場があったことを覚えている市民は多いと思います
雪祭り見物に来た人がここでディズニー映画を見せてもらったの証言もありました。
 
現在は倉庫使用のようです。
 
 
 
 
「講堂」 旧キャンプクロフォード教会
       
 
所在地 南区真駒内17
建築年 昭和22(1947)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これらの建物を建築するための物資や人員は旧定山渓鉄道 真駒内駅(現在の地下鉄自衛隊前駅と真駒内駅の中間と言われている)から
鉄路をキャンプ内に引き込み運搬しました。
目の前が種畜場で駅舎以外は人家も少ない地域だったそうです。
 
講堂は尖塔アーチや4本の円柱が印象的です
キャンプ時代は教会として建築されました。
 
この教会と劇場が向かい合っている姿は現在でも異質な光景で記憶しました。
 
 
 
 
「倉庫」 旧真駒内種畜場試験研究庁舎 
       
 
所在地 南区真駒内17
建築年 昭和12(1937)年
指定等 
開館時 *現存していません?
 
「札幌の建築探訪」1998年発行時では現存していたが、基地内にはなかったと思います
探し切れてないかもで「?」にしておきます。
 
建物は白地2階建てで両翼が長く絵になる建物です。
 
 
 
 
「札幌の建築探訪」では以上の登録ですが
せっかくなので他の施設も紹介します。
 
まず「資料館」
ここが見学施設です
1~3号館まで並んで建っておりそれぞれ自衛隊~屯田兵~旧軍とテーマ別になっています。
 
 
 
ここはキャンプクロフォードの兵舎で同じ建物がズラリと並んでいたようです
現存しているのは3つのみ。
 
 
 
 
 
 
 
これは日清戦争当時のですね
 
ピンクライン内がキャンプクロフォード かなり広大ですね 種畜場もそれだけ大きかったということでしょうか
 
線路の引き込みや滑走路からゴルフ場まで見えます
地図的には南区役所はゴルフ場跡?
 
 
司令部は五角形のペンタゴンで米軍撤収後は自衛隊も使用していた
 
 
「図書館」
 
現在は会議室として使われています
 
 
「パン工場」
 
現在は倉庫のようです?
 
 
 
見学は担当官の方がつきっきりで説明をしてくれました。
帰途時に訳を話し、門に向かう途中に米軍施設があったら撮影して良いかと尋ねたところ
他に図書館やパン工場もあるよと地図で説明してくれました。
 
まさに地元に愛される自衛隊を感じた。
 
上記申し込みで行きたい時に見に行ける駐屯地の見学をお薦めします
ただあまりに撮影に熱中して勝手に中に入ったりしたら
どうなるかは責任は持てませんよ。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
「有島武郎旧邸」 
       
 
所在地 南区芸術の森2丁目
建築年 大正2(1913)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 9:45~17:00(6月1日~8月31日は17:30)
休館日 4月29日~11月3日無休
11月4日~11月30日土日祝のみ開館
入館料 無料
 
 
 
 
有島武郎が札幌農学校の教授時代に住んでいた北12西3での住まい。
現在は南区の芸術の森に移築されています。
 
 
 
林の中にたたずむ姿は北区時代と違い綺麗に塗装をされています。
 
 
 
 
 
有島武郎が出た後はいくつかの金融会社や北大の寮に使われていました。
 
 
 
中に管理人さんがいて詳しく説明してくれます
 
窓枠の井形とひし形がなんともモダン
 
 
 
 
 
窓と畳がちょっと合わないかなと思うのは改装された部屋かも知れません
 
 
 
 
 
 
「或る女」は有島さんの代表作として教科書に出ていました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
札幌にはもう1棟、有島武郎の旧邸がありましたが現在は「開拓記念館」に移築されて内部の見学も出来ます。
 
高名な作家である有島武郎の旧邸が芸術の森に移築されたのは必然かも知れませんね
見た目華やかな現在の外壁もいいですが現存時の木造のままもいい味出してます!
 
 
 
 
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「ふせ食品」 旧柴原商店 
       
 
所在地 南区滝野
建築年 昭和26(1951)年
指定等 
開館時 一般商店です
 
 
 
豊平区、南区側から滝野公園に向かうとき坂を下った平地にいきなり商店が目に入る
周囲は山以外に何もないような場所に商店とはなんとも不思議な空間。

自販機の利用はあるが店内は入ったことは無い
家の裏は川が流れ、自然がいっぱいである。
 
昭和26年の建築とあるがもっと遡るように見えると建築探訪に記載してあったが
冬が厳しそうなこの地にあるので見た目に老けてみえるのだろう
 
管理が大変そうなのが判りますね
 
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 

札幌市南区の建築探訪① 109-N氏家農業施設 110-エドウィン・ダン記念館 114-石山商工組合 115-ぽすとかん 116-旧黒岩家住宅 117-北大空沼小屋 118-ヘルヴェチア・ヒュッテ

2021-03-02 21:18:44 | 札幌市南区

 

「N氏家農業施設」 
       
 
所在地 南区澄川
建築年 大正期
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
この地域は昔は畑が多く、納屋の中には当時の農機具が保存してあるらしい
納屋の手前はトウモロコシかな
 
写真の納屋の右部分は新しいが増築ではなく改築で
以前は中心部分と同じく木造下見板張りでした。
 
 
 
N氏宅は門から梅林が続き季節には満開の花を咲かせます
いっときだけ門を開放し一般公開をしている話を聞いた。
また住宅も立派ですね 右手が納屋です。
 
敷地内にはほかにもレトロ施設がある。
 
 
ここは展示棟でしょうか?
敷地外からズームにて。
 
 
 
一番奥が門です
旧農家的な建物や農具を近くで見れるかもしれません
木造の建物は懐かしさを覚えるよね
 
以前は採れたての野菜を販売していたようです
現在はわかりませんが機会があれば春に梅林を、夏に農作物を見て購入したいね。
 
 
 
2020年8月、21年2月撮影
 
 
 
 
 
 
「エドウィン・ダン記念館」 旧北海道庁真駒内種畜場事務所
       
 
所在地 南区真駒内泉1丁目6
建築年 明治20(1887)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 夏期開館日:4月1日から10月31日まで(午前9時30分から午後4時30分まで。毎週水曜日は休館日。)
    冬期開館日:11月1日から3月31日まで(金曜日、土曜日、日曜日のみ開館。午前9時30分から午後4時30分まで。年末年始は休館日) 
入館料 無料
 
 
 
エドウィン・ダンは明治期の北海道で畜産、農業、獣医学に多大な貢献をしたアメリカ人で
勲五等双光旭日章を授かった人です。
 
エドウィンダン記念館は北海道の畜産技術の導入のため真駒内に作られた種畜場の事務所です。
当時建物があった場所は現在の自衛隊真駒内駐屯地でした。
 
この事務所だけ、現在のエドウィンダン記念公園に移築されエドウィンダン記念館して公開されています。
 
 
 
 
公園、建物は南区役所のすぐそばにあります
駐車場は無いので区役所の駐車場でよいかと思います。
 
 
管理がきちんとされており綺麗です 訪問した時も補修工事が行われていました。
 
 
 
おそらくこのテラスから旧種畜場が見渡せたのではないか
 
入館は記帳が必要だったかと思います。
 
出窓がいいですね
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
公園は池があり憩いの場です
支笏湖へ行く途中の路で左側に見えます。
 
建物は左右対称でとても状態が良いです
ここはおそらくこれからも管理と補修で綺麗な状態が保てそうです。
 
エドウィン・ダンの歴史は北海道にとって重要な意義があると思います
建物を見ながらぜひその経緯を見ると面白い発見や思い当たることがありそうですよ。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 

 

 

「石山商工組合」 旧定山渓鉄道石切山駅舎 
       
 
所在地 南区石山1条3丁目
建築年 大正7(1918)年
指定等 札幌景観資産
開館時 10時00分~17時00分 *組合事務所に許可を取ってください
休館日 土・日・祝祭日
入館料 無料
 
 
定山渓鉄道は開業1918年10月17日 廃止1969年11月1日でした。
   
   

起点は東札幌駅、終点は定山渓駅です。
定山渓温泉まで鉄道を利用した時期が実際にありました。

1969年の廃止では、その10年後に札幌人となった私には乗ったことはおろか見たことがない鉄道でした。
上の写真は裏側なのでここにホームと線路が昔あったのでしょう
 
石山商工会(現石山振興会館)は当時の「石切山駅」でした
定山渓鉄道の駅逓が残っているのはこの石切山だけ。
鉄道マニアならずとも一度は見ておきたい施設かと思います
商店街組合も兼ねているので年に何度かイベントでも使用されているようですね
石造りの土台に綺麗に塗装された白地の下見板張りの旧駅舎はまだまだその役目があるようです。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「ぽすとかん」 旧石山郵便局 
       
 
所在地 南区石山2条3丁目
建築年 昭和15(1940)年
指定等 札幌景観資産 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 テナント飲食店の時間による
休館日 テナントによります
入館料 飲食店です
 
 
 
 
「ぽすとかん」は「旧石切山駅」のお向かいにあります
石切山の名の通り、近くに石の採掘場があり「札幌軟石」として多くの建物に使われています
 
 
 
 
 
 
〒マークのプレートが、郵便局当時の面影を伝えています。
 
現在は、まちづくり活動の場として活躍しており、旧石切山駅とともに、石山地区の歴史を物語るシンボル的な建物として親しまれています。
私は定山渓方面に行くときは毎回ぽすとかんと旧石切山駅の前を通っていましたが
今は見る目が建物向きに変わってしまいました。
 
石造りの建物としてはこじんまりでしょうが、地域にはどっしりと重厚感がある
石山地区は他にもよく見ると石造りの建物があるので徒歩で廻るのも楽しいと思います。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「旧黒岩家住宅」 旧旧簾舞通行屋 
       
 
所在地 南区簾舞11-1
建築年 明治5(1872)年
指定等 札幌市指定有形文化財
開館時 9時00分~16時00分
休館日 月曜日(祝日の時は翌日)、祝日の翌日、年末年始
入館料 無料
 
 
 
 
 
 
 
 
「この建物は、札幌から定山渓を経て有珠へ往来する旅行者や、荷物を運ぶ人馬の宿泊・休憩所として、
その要所であった簾舞に開拓使によって建てられました。
その後、通行人が減ったため通行屋は廃止され、明治20(1887)年に定山渓への新道(現在の旧国道230号)が開通した際に、
通行屋の屋守だった黒岩家によって現在地に移築されました。」
 
 
 
良く管理されている建物です。
 
 
 
 
 
「札幌に残る唯一の通行屋、かつ最古の開拓農家の住宅で、役場の出張所や、
私設教育所(簾舞小学校の前身)などにも利用された、地域の歴史を物語る貴重な建物です。」
 
 
 
 
 
こちらも定山渓鉄道の資料があります いかに住民にとって定鉄が深い関係があったかを物語っている。
 
 
 
 
 
 
馬具も展示品が豊富🐎
 
 
 
 
 
 
何故か奥に熊のはく製が!
 
 
 
 
古いミシンの展示はシンガーが多い気がする
 
 
 
 
 
 
解体~移築~復元されています この写真は貴重だ
 
 
非常によく手入れがされている建物です。
 
管理がご近所の方?がされているようで ここもよく通る道ですが初めて入りました。
 
駐車場は道路の向かいにあり、建物、定山渓鉄道、昔の農機具や馬具、部屋のつくりなど
見どころはたくさんあります
何度も見るべきものではないかと思うが、一度は行ってきても損は無いですよ。
 
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「北大空沼小屋」 旧秩父宮殿下ヒュッテ 
       
 
所在地 南区空沼万計沼
建築年 昭和3(1928)年
指定等 
開館時 6月中旬~10月中旬(土・日,土日を含めて連休となる祝日のみ)
 
*空沼岳山頂近くの万計沼のほとりに現存しています
登山口から2時間ほどかかるので登山休止中の私は未見です。
 
 
 
 
 
 
「ヘルヴェチア・ヒュッテ」  
       
 
所在地 南区定山渓
建築年 昭和2(1927)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 年中(土・日のみ)基本的には北大山岳部のみ利用
 
 
 
「ヘルヴェチア」とはスイスの古名です
 
 
札幌市から小樽へのルートは①国道5号線 ②高速札樽道 ③それとこの道道1号線(定山渓から朝里へ抜ける)ルートがあります
おそらく一番交通量が少ないルートだが道はしっかりしている。
 
 
グーグルマップで検索すると2か所にポイントがありますが
車道沿いの春香山小屋に近いほうです。
 
 
定山渓方向から来て、これが目印 車1台分、左に入る道があり。
 
 
入ったそこが駐車スペース 普通に3台はOK
 
 
まだ車で行けそうだが小川もあるのでストップ
車高高のジープ系なら難なく行けるはず
 
 
少し歩いただけですぐに見えて来た
一応、クマよけの鈴を鳴らしながら行ったが拍子抜け
まさかの数10メートルで到着です。
 
 
 
 
放射状の模様が変わっているなぁ 元より山小屋の利用が無いのでよくわからず
 
 
 
高床式
 
 
 
 
エーデルワイスとその下に「AACH」の文字が
おそらく「北海道大学山岳部・山の会」 Academic Alpine Club of Hokkaido の略と思われ
 
 
トイレも綺麗になっています
 
 
煮沸して飲むほうがいいでしょうね
 
設計者のマックスヒンデルは、北海道で教会関係を中心に16余の建築物を設計。北海道における「近代建築の開拓者」と言われる。
現存する建物は少なく、その中に空沼小屋とヘルヴェチアヒュッテがある。
 
ヘルヴェチアヒュッテは登山というより山スキー用の小屋として建てられたようだ
1985年に改修をされ現在は北海道大学が所有、管理をしています。
 
現存する日本国内最古の本格的なスイス式山小屋で、また最古のログハウスとなっている。
 
 
 
2020年9月撮影