「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

2.98 欧州人はか弱き草泥馬か洗脳されているだけか?(p732~)

2013-01-27 23:20:46 | 現代欧州
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 責由とは責任なり。万人が戦慄するあの。――ジョージ・バーナード・ショー

 西欧人は人口面で優位にある今、なぜ体制と闘争しないのだろうか?これは今後数十年間の我らの課題だ。ガンジーはかつて「ヒンドゥーは草泥馬で、ムスリムは苛め屋だ」と言ったものだ。欧州変態を推進する多文化主義のEU人材は、なぜ大衆がここまで抵抗してこないのかと大いに懐疑していることだろう。
 ロシアのプーチン大総統はかつてこう語ったものだ。

 西欧は旧植民地国に逆植民地化される方向へ向かっている

 幸運にも近年では多くの欧州男児が国家変態の真実に気付きつつあるが、多くは誰が犯人なのか、「何故国家のハラキリを防がんとする気魄がないのか」と自問するばかりだ。
 
 欧州人は遺伝的に「適者不生存」な存在なのだという主張もあるが、それは誤りだ。西欧の源流たるゲルマン人やサクソン人等は尚武精神をもってローマの占領軍に抵抗し、最終的に勝利した。バイキングも遥かに先進的だった文明人に対して勇敢に闘争したものだ。欧州人草泥馬化の根源は現代人の心理状態にあるのだ。
 
 どうして我らは文化、人口の衰退を賛美する宦官と化したのか?それは欧米が第二次大戦後マルクス主義者を処分しなかった結果、冷戦に敗北したからだ。あの時にマルクス主義を経済面だけでなく全面で封絶しておくべきだったのだ。第二次大戦後の領導者たちは紅世の奸者よろしくマルクス主義者が大学や報道機関に侵蝕するのを放置した。米国で1968年革命とPC主義として顕現したマルクス・レーニン主義の燐子が、今日の世上を操っている。単一文化主義と国家主義の教条がハラキリさせられたのだ。ヒトラーの悪夢以来、国家主義思想が50年余り魔界化され、表舞台から封絶されてきた。国家主義の文明防衛作用を無視して封絶してきた結果、我らは自国内で文化衰滅に晒されている。
 イスラム化の進行により国家主義も大衆の間で復古しつつあるが、欧米ソビエト共和国による悪魔化攻勢は継続している。我らは文化のハラキリを防ぐため、国家主義を多文化国際主義の反テーゼに据えねばならない。しかし、宿敵たる文化マルクス主義者、人道主義者、全球主義者は万策を尽くして国家主義者の偉業を妨害するだろう。
 残念なことに、欧州人は教育現場において国家否定の自虐観を心理的に植え付けられている。最も悪質なのはドイツと北欧だ。邪悪な十字軍と植民者、奴隷商、ナチズムの自虐史観を植え付けられた精鋭層は、自文化をハラキリして国際貢献しようとする。例えば、エリクセン教授のように。

 儂ら欧州マルクス主義者の最優先課題は多数派を徹底的に脱構築し、再度多数派と自称できなくすることじゃ。これぞ理解と解放の真名なり

 何より問題なのはエリクセンのような紅世の奸者たちがマスゴミを支配し、上のような仇恨言論を公然と行っていることだ。これも8割の政治家と98%の記者が進行中の文化ジェノサイドを肯定しているためである。多くの西欧人民は今もこの洗脳工作に反対しているが。
 フェイスブックで西洋の同志を募る過程で出会った欧州右派の言論を下に、欧州諸国がどれほど多文化主義の洗脳工作に冒されているのかを国別に洗脳度として2年間かけて採点してみた。満点は100点だ。

 10~20 スロバキア、スロベニア、チェコ
 30 イタリア、ロシア、ポーランド
 40 ギリシア、フィンランド
 60 デンマーク、ポルトガル
 70 米国
 90 スペイン、オランダ、ベルギー、英仏、スイス
 92 ノルウェー
 94 スウェーデン
 99 ドイツ

 英仏には40~50の愛郷的集団がいたが、ドイツでは現地の同志の助けを借りてもそうした集団を10も見つけることができなかった。ホロコーストに麻痺したドイツでの文化マルクス主義洗脳工作(米軍もその一部)はまこと深刻だ。ドイツでの反イスラム作戦を遂行するのは、残念だがドイツでなく英仏の集団となるだろう。国家単位でなく汎欧州単位の愛郷抵抗運動が必要となるのはこのためだ。大国たる英仏の抵抗運動は小国にも影響する。小国の志士たちは英仏の国家主義者に目を配るべきだろう。

 多文化主義の発現形態

 多文化主義とPC主義による自虐以外の恐るべき効果は、輿論の場で人を自粛させる力を持つことだろう。欧州人民は地球温暖化以上にムスリム小社の将来像を恐れている。しかし、PC主義の齎す自粛作用によりSIOE(欧州イスラム化阻止)等の反イスラム組織に人が集まらないようになっているのだ。
 しかし、イスラム化の進行と右翼志士たちの活動により、民心も人種主義の非難に耐性を持ちつつある。EU人材が誑かすイスラムの真名を欧州人民が把握しつつあるのだ。イスラム化が逆説的に心傷に悩んできた人民の昏黒を冷ます治癒剤となった。
 
 変動の鐘鳴り響く時、人民は愛郷者たちを憎悪し、叱責する。しかし、愛郷者の大義が成就すると、臆病人民も愛郷者に参与し、愛郷費は無料となる(マーク・トウェーン)

 多くの欧州人民は民主主義の作法で事態を解決できると自制しているが、それは誤りだ。今後20年間で、彼らは武装部門も持つ欧州抵抗運動に協力する以外、解決策がないことを悟ることだろう。当代の強盛経済はやがて喪われる。そうなれば、大衆は紅世の事態に日々晒されるようになろう。これが武装闘争への対価がなくなる2030~70年の第二段考だ。ここで奮われる抵抗闘争を欧州大内戦という。

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欧州大乱の劇本(p729~) 

2013-01-27 23:09:58 | 理想の西洋世界
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 一ノ怪 ユーラビア

 EUは全体主義色を強めつつイスラムに媚態を続ける。トルコ加盟を転機に欧州は民主西洋であるのをやめ、アラブ世界の一部と化していく。ジハードの全球的拠点となったユーラビアは西洋の不信仰技術を持つジンミーの血税を元手にウンマを拡大させる。大都市はムスリムに強占され、ジンミーたる白人先住民は農村に籠る。旧型の国民国家は壊死し、頭脳たる大都市は農村とは無縁の文化を生み出す。才能ある白人先住民は挙って米国へ移住し、欧州文明は大戦なきまま衰滅する。
 ムスリムの暴衆は誰が御主人様なのかを誇示するために、西欧内部でジンミーたる白人先住民を襲撃する。東欧は比較的穏健だが、それでもムスリムの強圧に晒され続ける。白人先住民の国であろうと、イスラムの土地は拡大する。このユーラビアはもう既に西欧の一部で顕現している。
 夷教徒がムスリムより土地を光復した例もイベリア半島、パンジャブ、イスラエル、中国大西部を始めとして幾例か存在するが、数少ない。あの中国当局がどれだけ叛乱の兆候を抑圧しても、イスラムは根絶し難いものなのだ。
 しかし、夷教徒たる彼らには共通して自文明への矜持と苛烈なまでの民族心がある。歴史の教訓に学ぶなら、当世欧州の頽廃天翼なる脱宗教セカイは、矜持と防衛心を蘇生せぬ限りイスラムに討滅されてしまうだろう。今直ぐ覚醒せねば、イスラム人口攻勢により欧州はパキスタン化し、ユーラビアの大地に変態してしまうだろう。

 二ノ怪 戦争

 この劇本は上のユーラビア怪と同程度に発生しうる。多文化自虐主義の深淵で欧州人民がどれほど自文明への矜持を保てているかが肝要だ。

 欧州パキスタン化
 ムスリムは数で欧州大陸を征服しきることはできない。戦時の民族浄化作戦によりムスリムは独仏一帯を掌握し、西洋文明の至宝を焼光して欧州の中枢部に「小パキスタン」を建国する。その国は夷教国へのジハードの拠点となることだろう。核弾道がこの国に渡れば猶更危険だ。
 既にボスニアやコソボという欧州への橋頭堡たる小パキスタン国家もできている。フランスの「ムスリム区域」を見るに、インドの「モハッラ区域」のような事態が将来生じるかも知れない。

 レコンキスタ――第二次ムーア人放逐
 ムスリムが夷教徒の実力を見損なったまま第一次大戦の時のように決起し、反撃されて自滅する可能性もある。この決起はアラブ諸国の支援を受けながら超国境で勃発し、数百万が犠牲になる灼血の事態になるだろうが、そうなればムスリムは欧州より再度放逐されることだろう。そうなれば、EUは崩壊することだろう。
 現今、ムスリムは欧州世俗社会との同塵を拒んでいる。世俗欧州人と過激ムスリムはやがて妥協なき文化衝突を起こし、絶対価値をかけて血戦するのだ。

 セカイ大内乱
 欧州は大戦揺籃の地でもあった。ムスリムと夷教セカイとの内乱の鼓動が既に鳴動しているが、欧州で大内乱が始まれば、その影響は全世界に拡散するだろう。これがセカイ大内乱だ。

 三の怪 西洋蘇生

 イスラムの脅威を受けた西欧が強圧的に覚醒することも考えられる。当代ユーラビア思想の根源はEUだし、イスラムは欧州衰弱の二次的原因に過ぎない。イスラム世界が欧州の喉元に短剣を突き付け、欧州に蘇生か死かを迫っている。欧州は今後紅世の瘴気の中で必須となる蘇生を遂げることができるだろうか?

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2.97 内戦へ向かう欧州(p726~)

2013-01-27 22:44:02 | 現代欧州
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フョードマン同志


 出典

 人民が抵抗権を保持せず支配者を警告せぬ場合、どの国が責由を保持できるだろうか?人民を武装させよ――トーマス・ジェファーソン

 西洋セカイ秩序の衰退を論じた随筆の中で、僕は移民による械闘の可能性を指摘したが、フランスの騒擾を見る限り、これは決して絵空事ではない。シラクの発した初期雇用契約(CPE)に纏わる学生や労組の反発を思い出してほしい。26歳以下の失業率は22%だが、ムスリム移民の集住地区では50%に迫る。フランスではムスリムたちが嫌ユダヤ流の暴力を煽るので、エクソダスするユダヤ人が相次いでいる。米国人ニドラ・ポラーが記した2006年のイラン・ハリミ事件は衝撃的だ。
 ムスリムの博客では「イスラエルを炎上させるハマスの如く、フランスを紅世化せねば」と煽動される。数百のムスリム蕃城ではシャリーアが法律だ。3分の1の新生児がムスリムというフランスでは、軍隊も15%がムスリムだという。世論調査によると、フランス民心は資本主義でなく社会主義とイスラムを志向している。そうなれば、フランスは泥沼の中イスラム化し、近いうちに内乱が勃発するだろう。
 
 フランス病
 20年以内に4分の1がムスリム貧民になる。そうなればフランス病が慢性化して国は瓦解し、人口構成が変態する。猶督の精鋭たちは出国し、ムスリム貧者が押し寄せる。

 フランスのスルーされし人種暴動
 パリ政治学院(ENA)の慎重派フレデリック・エンセルもフランスがレバノン的に紅世化していると語った。民俗・宗教上の分極化が進み、数年以内に内戦が起きると述べたのだ。そうなれば、核兵器国フランスがイスラム国として欧州の中枢に顕現することになる。
 欧州で内戦が始まれば、北米にもその戦禍が飛び火するだろう。これは「多文化世界大戦」だ。第一次大戦が帝国主義、第二次大戦がファッショ、冷戦が共産主義により発生したように、この紅世の内戦は多文化主義がその根源だからだ。いや「イスラム世界大戦」というべきだろうか。ともあれ、内戦の根源はイスラム力というよりも西洋文化の瑕疵にある。DP111が言うように、この世界大戦は国家対決ではなく、内乱の連鎖という形をとって蔓延する。1990年代のボスニア内戦は、バルカンの西洋化ではなく、西洋バルカン化の黎明の鐘だったと将来記されるかもしれない。
 ユーラビアの創設国がフランケンシュタイン化していると詩情に浸っている場合ではない。ナポレオン以来、欧喰の統合事業はフランス帝国の霊夢だった。ドビルパンにとっての英雄もナポレオンだ。2005年、結局は否決された欧州憲法草案について、「欧州の大法」が確立するとフランスの政治家たちは語った。ドミニック・ペルベン法相いわく「待望のフランス的欧州が顕現する。本憲法条約の真名は大フランスだ。欧州をフランス語で記録するのだから」フィロン教育相も「大欧州の創設はドゴール以来の霊夢」と述べたが、その大フランスの霊夢はフランスの細分をもって顕現するかもしれない。
 しかし、現況はユーラビアの大捷ではなく、ユーラビア連合の崩壊段階なのだと信じたい。20年前のソ連と同じく、非民主のEU官僚機構もやがては瓦解するだろう。東欧の左翼社会主義体制の崩壊に匹敵する「ソフサヨ」体制の崩壊だ。ただ、ビロード革命は平穏に済んだが、西洋の多文化主義体制崩壊は流血無しでは済まないだろう。だが、多文化主義と文化マルクス主義と文化強制平等主義が瓦解する日は予想より早く到来する。東欧では共産主義崩壊後も「ブルガリア人のブルガリア」や「ポーランド人のポーランド」が残ったが、多文化主義が崩壊してもロンドンにはパキスタン人が、ベルリンにはトルコ人が、パリにはアルジェリア人が、アムステルダムにはモロッコ人が残留することだろう。さあ、ここからがゲームの始まりだ。
 欧州は多文化主義の痛みを越えて蘇生する訳だが、多文化主義の呪縛が強硬な限り光復革命は始まらぬだろう。好機は多文化主義とPC主義の統制が上から緩和される時に訪れる。例えばソ連のペレストロイカのように。欧州には既に多文化主義後退の徴がみえる。
 デンマークの反イスラム派ラルス・ヘデゴーはこの紅世な将来図を支持して止まない。ブルース・バウアーの『欧州お昼寝中』によると、

 「希望はまだプロレの中にある」とヘデゴーは語った。これは『1984年』からの流用だ。プロレは欧州をファッショ化するかもしれない。ヘデゴーはデンマークに希望を託す愛郷者だが、レバノンのような内乱が欧州で将来発生しうると悲観する。米国が別離したまま、キリスト教徒とムスリムの留居地が「恒常械闘」を繰り広げる紅世の新欧州到来を警告する。その時、紅世を齎したマスゴミは真っ先に貧者を見捨てて逃走するという。
 
 人の盲流は人類史上最大だ。ローマ衰退後の大移住時代と今日がよく比較されるが、4~5世紀の総人口は2億人程度だった。人口が30倍となった今、技術の恩恵により移民の盲流は提速している。ローマ人は蛮族の盲流阻止を訴える人権派弁護士を持てぬまま文明的に自壊した。今日の第二新ローマも同じ命運を辿るのだろうか?
 タイやフィリピンでは既にムスリムの内戦が始まっている。米露印欧とあらゆる場所でムスリムの内紛が起きていることを考慮すれば、現世代の内に紅世の世界大戦が発生してもおかしくない。

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2.96 多文化主義への死亡筆記(p725~)

2013-01-26 22:47:44 | 左翼思想批判
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フョードマン同志


 出典(2006年)

 残念だが、ムスリム移民が内戦を不可避とする線を越えたというヘデゴーの議論は正しい。我らは多文化社会の損失を抑えるために活動してきた訳だが、多文化社会とは所詮一時的形態であり、やがては新一元文化社会に代替されることだろう。一文化留居地の連合体になるか、最強先軍文化による異文化の略取という形態を採るかは不明だが。
 2005年フランスの蕃流ジハードは、来るべきユーラビア内戦の黎明だったのかもしれない。そうなれば、フランスの核弾道が他の西洋諸国に向けられるのだろうか?
 将来の歴史家はボスニア内戦以降の紅世を「多文化世界大戦」とでも記すのだろうか?しかし、より正確には「イスラム世界大戦」とすべきだろう。この大戦の根源はイスラム力というより西洋文化の瑕疵にあるのだから。そうなれば、印パ分離工程のように欧州の一部が「新パキスタン」として分離しかねない。
 夷教徒の多い地区では、1946年のチェコスロバキアの例を見習うべきかもしれない。この年、ズデーテン地方にいた350万のドイツ人が不忠ゆえにベネシュ布告によって追放された訳だが、今日そうした先例を出す必要がある地区が域内に生まれてしまっている。
 何をしようと、欧州が数十年間紅世化することは避けられない。それから逃避すれば、欧州は文化主体として存続できなくなるだろう。
 ムスリムも含め、将来の犠牲を防ぐために為すべきことは西洋人と不信心者が連合してイスラム世界を封絶することだ。移民盲流を止めるだけでなく、国内のムスリムに対しても同塵するかシャリーアのために帰国するかの選択を迫るのだ。ジハードのジの字を語っただけでも追放できるようにすべきだ。
 イスラム諸国が国連経由で西洋に圧力を加えるなら、国連脱退を含め、あらゆる形で抵制しなければならない。立法過程にイスラム諸国を介入させてはならない。
 当代の西洋は多文化主義、福祉主義、超国家主義などの幻想郷思想に包摂されている。この秩序が崩壊せぬ限り、文化への矜持は容易に回復できまい。皮肉にもイスラムの瘴気なるジハードが西洋の危機感を覚醒させ、新ルネサンスの勃起役になる可能性もある。
 例え出血しても、欧州は決して壊死しない。EU崩壊や国連脱退を妄想と思うかもしれないだろうが、事態は今後数十年で急激に紅世化する。第二次大戦以来、いや数世紀以来のセカイ秩序変動の時が迫っているのだ。

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2.95 欧州イスラム化の有り得る結末(p724~)

2013-01-26 22:38:23 | 現代イスラム批判
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ダニエル・パイプス


 出典

 Q:欧州のイスラムは将来5%の確率で和諧する。しかし、各47.5%の確率で欧州イスラム化と欧州人の統制光復が進み、その過程で騒擾が起きると貴方は予言しました。どういう意味でしょうか?
 A:欧州人は黙契として国内で問題を起こしているムスリムも将来は和諧すると思っているようですが、あまりに楽観的です。当世のムスリムは寧ろ世上から引き籠る方向へ向かっています。移民2世は1世よりも欧州文明に敵対的です。白人側もムスリムの存在力に恐怖するようになりました。みんな仲良しの将来図は現実に基づいていません。
 ムスリム支配と統制光復の中間で和諧が図られるかもしれませんが、どちらが優勢になるかは判りません。将来生じる紅世の事態により、欧州の進路が決まることでしょう。

 Q:現状を越えてどんな紅世の事態が生じるのでしょうか?
 A:ラシュディやヒジャーブ論争、教皇の事件はまだ小さなものです。しかし、5~20年後には、フランスの蕃流暴動を翻墻する紅世の事態が生じることでしょう。そうなれば、ムスリム移民を母国へ送還する是非が選挙で与否なく問われるでしょう。これ以上具体的には語れませんが。

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