「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

3.140 欧州連邦の創設と連帯(p1308~)

2013-03-08 22:30:15 | 理想の西洋世界
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 初期のEUやNATOに似た連盟組織を多文化主義より光復された諸国がつくるのは建設的だ。そこで重要になるのは国境開放の度合いである。歴史・経済的に共通性の高い北方人種系の国では国境を開放しても特に構わないだろう。
 我らの欧州連邦は決して、当代EUの如く、自由貿易、文化解体、米国文化席巻の無力メデューサではない。ロシアも不可分の一部とする一元文化主義の大欧州だ。連邦の構成国は国境で管理された文武確固たる主権国家だ。構成国間の武力衝突は決して発生しない。欧州連邦は全球主義や多文化主義といった危険思想を封絶したセカイの一等勢力だ。経済民族主義的で自給自足の保護主義を採るが、これはノーベル経済学賞を獲った「最適黄金律」モーリス・アレの発想に基づくものなのだ。ただ、米国は海軍力を駆使して、この強盛なる欧州連邦の誕生を阻止しようとするだろう。

 構成国
 EU非加盟国を含む全欧州諸国、グルジア、アルメニア、イスラエル、西アナトリア、東アナトリア

 光復から団結へ
 ロシアにはまだ多文化主義が健在だ。ロシアは最大の盟友にもなれれば、最大の宿敵ともなりうる。小国で光復活動が成就しても、ロシアは救援しに来ないかもしれない。ロシアもまたカザフスタンやタジキスタンといったイスラム国との連結関係を解消せねばならないからだ。ロシアも魅力なくては、ムスリムのシベリアでなく光復された新欧州の方を選択しないかもしれない。
 だから、英独仏での多文化覇権を転覆する活動が優先される訳だが、ドイツには期待できない。しかし、英仏では最近、そうした活動への萌芽が見受けられる。イタリアやデンマークには潜在力があるが、両国は力不足だ。英独仏が新欧州連邦誕生への口火を切らねばならぬ訳だが、そこで重要になるのがロシアだ。
 イタリアなどの小国が口火を切っても結局は欧米ソビエト共和国の覇権に鎮圧されることだろう。あのセルビアでさえ、ベラルーシ化する前に欧米ソビエト共和国に屈服したのだ。
 最初の光復国は与否なく覇権体制の軍事を含む未曽有の大作戦の標的とされ、苦難の行軍を行うことになる。しかし、多文化主義は自滅思想(特にイスラム付なら)なので、光復が成就すればEUは爆発し、スターリン化するはずだ。米国は1980年代以降、民主・共和合作で非欧なる米国ソビエト共和国を生み出すことを決断したので、数十年すれば内政で手一杯になり、欧州に干渉する余裕がなくなるはずだ。
 英仏オワタという悲観論者は歴史に学んでほしい。前世紀のレバノンではキリスト教徒の人口比率が内戦を経て5分の4から4分の1以下に減少したのだが、そこでも当代西欧と同種のイスラム媚敵主義が跋扈していた。内戦時にはフランス等の西欧諸国も東方のキリスト同朋を救うことに及び腰だったし、戦場に立つべき多くのキリスト教徒が西洋へエクソダスした。
 同様の内戦が英独仏でも将来発生するだろう。しかし、逃げ場なき欧州人民はムスリムに対して必ず起義し、大捷する。2008年時点で12%がムスリムのフランス(マルセイユでは38%)が、起義のゲンバとなることだろう。
 次に光復された国がどこになるかは未知数だが、その国は必ずロシアに助太刀を求めるだろう。そして、ロシアと共に欧州連邦を形成し、イタリア、セルビア、オーストリア、チェコ、スロバキア、スロヴェニアなどを味方に加えていく。米国や豪州などでも同様の過程が生じ、欧州連邦の一員になろうとするだろう。そして、欧米ソビエト共和国の文化覇権は終焉する。
 欧州連邦は以下のように進化するだろう。

 2040~83 英か仏+イタリア+中小の5国+ロシア
 2083~2110 欧州全域+ロシア
 2110~50 欧露+米国の一部(内乱で分裂)+光復されしアナトリア+アルメニアその他

 欧州先軍連帯
 文化保守が光復した国はNATOより脱退し、ロシアと同盟する。NATOはやがて米国、トルコ、アルバニア以外に加盟国がなくなるだろう。例え内乱を回避できたとしても、欧州連邦より除外された米国は新世界で孤立するはずだ。
 そして、我らもロシアと共に先軍新同盟を結成し、文化保守の連帯感を醸成する。
 なぜNATOを解体するのか?米国はやがて内政で手一杯になり、他を援助できなくなるだろう。欧州人民は多文化体制に生きる米国人民と交友しても良いが、知識層からの支援に期待してはならない。彼らはトルコのEU加盟に賛成してジハードを活性化させ、欧州身份を解体しようとしているではないか?
 他にもこんなことを推し進める米国と関係し続ける義理はないのだ。

 ・軍隊のドイツ駐留、NATOを通したセルビア人討滅、内政干渉、イスラム諸国への高科技兵器輸出、トルコとアルバニアのNATO加盟、文化覇権

 全球先軍連帯
 これまで挙げた国に加えて、インドや日中韓台とも先軍連帯を結成せねばならない。全夷教徒の連帯を創り上げるのだ。イスラム諸国も加盟国である[旧ソ連圏同盟の]CSTOからロシアは脱退すべきだ。NATOを存続させるのなら、ロシアを加盟させ、トルコとアルバニアを除名すべきだ。そして、連帯して我らの中東・アナトリア十字作戦を支持するのである。
 無論、イスラム諸国はこの連帯から除外される。

 欧米ソビエト共和国の解体理由
 なぜロシアと同盟するのかという声が聞こえてくる。嫌ロシア流は確かに多くの欧州諸国に蔓延している。
 しかし、ここは将来図をみるべきだ。今後60年間で紅世の奸者たちは経世を破綻させて首都をムスリム跳梁するベイルートにすることだろう。その時彼らは、白人先住民の抵抗活動をナチの如く抑圧するに違いない。ならば、我らも彼らを討滅せねばならなくなる。そこから全ムスリムを放逐し、灰燼の中から新欧州を築くのだ。

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