「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

ナチス称賛に奔ったウトヤ島の遺族労働党員

2012-12-18 00:19:21 | 訳者による総論
 

(2012年12月の意見文)

 ノルウェーで、ウトヤ島の惨劇を利用した言論封絶工作が活発化してきた。ウトヤ島事件の遺族の中にはなんとナチスを称賛する青年党員まで出現した。
 ノルウェー国会(ストルティング)では電網空間上を含む仇恨言論(ヘイトスピーチ)を犯罪化することを狙いとした法案が審議されている。これは表向きイスラム至上主義の言論も犯罪化するとしているが、実質的にはイスラム批判を封絶する方向へと働くのではないかと懸念されている。
 更に11月には、イスラエルのガザ地区攻撃に反対する活動の過程で、ムスリムの労働党員が「ユダヤの慰安婦め、帰ってきたヒトラーにシャワーされるがいい」という発言をフェイスブックで発していたことが判明した。この労働党員ハリド・ハッジ・アフマドは何と、2011年のウトヤ島事件で犠牲になった77人の青年労働党員の遺族だった。しかし、労働党はこの確信犯的嫌ユダヤ流発言をユダヤ人小社への謝罪程度で幕引きさせてしまった。
 
 これらの出来事について汎東亜後全球連盟は東アジアを代表してこのように考える。

 ・欧州を征服しようとする一部ムスリムが、アラブの春で「民主主義」の絶対正義を手に入れ、欧州独立宣言を逆用してあらゆる批判を侮教と呼び封絶しようとしている。仇恨言論禁圧法はその一環として用意されているものだ。この法律を通すのは何が何でも阻止しなければならない。

 ・「その論理は欧州独立宣言に掲載されているから、お前の議論は無根拠だ。お前は欧州独立宣言とブレイビクの味方か?」という論法を駆使して、一部ムスリムが実際に正当な批判までをも抑圧している。このような論理は卑劣であり、決してその戒禁に嵌まってはならない。

 ・ノルウェー労働党は第二次世界大戦直後、エイナール・ゲラーシェン首相主導の下スターリン型の共産主義を跳ね除け、民主体制と共存できる積極国家体制を築いた。このことは、イスラム党員が「マルクスは無神論者」と唱えてやまぬ現在こそ、積極的に見直されねばならない。そして、当代におけるゲラーシェンの道とは即ち、仇恨言論法の制定に反対することである。

 ・ウトヤ島事件は今後の欧州・イスラム関係史に於いて、スターリン級の重要度を以て語られ続けることだろう。そして、この欧州独立宣言もまた欧州反イスラム言論の金字塔となることだろう。

 ・ブレイビク裁判は正しく当代の安重根裁判だった。安重根は結局処刑されてしまったが、ブレイビクは西洋法治主義に則って懲役21年の判決を受けた。これは現代西洋法治体制のシャリーアに対する勝利として永く語り継がれるべきである。

 ・同志扱いされているフョードマンはこの偉大なる判決の意義を全否定し、死刑判決にすべきだったと唱えている。これではムスリム遺族ハリド・ハッジ・アフマドと同列だ。その通りにすれば、国家をよりイスラム化することに逆説的に貢献することになるだろう。フョードマンは思想的連環を否定したことで、逆に欧州白人の威信を大いに低下させた

 ・フョードマンを始め、欧州の反イスラム活動家は、ウトヤ島事件との思想的連環を否定している。しかし、論理的にみてフョードマンの言論はこのような事件を起こす素地を備えている。ならば、「ウトヤ島式の解決策は支持できないが、問題意識だけは欧州独立宣言と共通だ」と主張する方が、より多くの支援者を獲得できることだろう。