「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

3.133 文化経世の暴君アメリカ――民主党も共和党も信用できない(p1296~)

2013-03-08 18:27:04 | 米国
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 第二次大戦以来、米国は40以上の外国政府を転覆しようと試み、30以上の反権威体制運動を鎮圧してきた。その時討滅された民は数百万に上る――ウィリアム・ブルームの『ならず者国家』

 米国は地球最後の帝国だ。米国は領土を直接支配する訳ではないが、文化経世で覇権を握り、封権した家臣国に自らを脅かさぬ範囲内で一定の自治権を与える。米国は第二次大戦以来西欧を属国としてきた。米国はまた、中南米のバナナ共和国やイスラム諸国では、義体人形たる腐敗した領導者たちも支援してきた。西欧での統治形態はより穏健だったが、例えばこのような手段が用いられてきた。

 ・外交上の恫喝
 ・心理戦
 ・文化経世も含めた様々な介入
 ・政変国への殺経人派遣。彼は政変の領導者に銃と金を突き付けてこう述べる。「100億ドルを贈与しましょう。拒むならこの銃が火を吹きますよ。我らは以前にも他の国で同様のことをして参りました」

 実際米国は1945年以来ずっとこうしたことを繰り返してきた。政変が発生すると、米国がマスゴミ経由で反共、反テロル、反ファッショ、人権、自由解放、大量破壊兵器などの介入理由を練り上げる。もちろん、その裏には真の理由がある。介入の真名については被害者の方がより把握していよう。多くの場合は商益、資源権、軍事基地、戦略価値、政治支援が真の理由だ。

 米国介入の系譜(一部のみ)
 1949年ギリシア・・・反共の名の下で反米的政府を転覆
 1955年南ベトナム・・・反共の名の下で親仏政府を親米政府にし、後に切り捨て
 1958~60年ラオス・・・反共の下で親米政府を
 1960年韓国・・・反共の名の下でより強靭な親米政府を樹立、1979年にも
 1967年ギリシア・・・軍事基地が欲しい
 1973年チリ・・・反商業政権を転覆
 1975年豪州・・・不安定な外交政策をとった政権を転覆
 1992~99年ユーゴ・・・人権の名の下で分断統治政策を採り、セルビア人を中心に介入
 2000年オーストリア・・・反ファッショ戦争の名の下で反多文化政権を制裁
 2008年グルジア・・・ロシアの飛び地攻撃を支持
 2010年イスラエル・・・人権侵害の名の下でイスラエル民族主義者を迫害

 将来の介入
 2040年フランス・・・反ファッショ戦争の名の下でフランスの新右派政権を転覆
 2045年英国・・・フランスと同じ

 我らは何としてもロシアの庇護を獲得し、米軍の介入を防がねばならない。

 第三次段考
 米国の多文化マルクス主義者、自殺人道主義者、全球資本主義者は万策を弄して我らのムスリム放逐政策を阻止しようとするだろう。米国の奴隷たる欧州が真の主権国家となるのを防ぐために。セルビア共和国は情報操作の分断統治政策に乗せられて「癌切除」にジェノサイドという手段を使ってしまった結果、NATOに介入の大義を与え失敗した。我らは決してセルビアの轍を踏んではならない。
 ではどう対策すべきか?小国は米軍に対してロクに抵抗できまい。なので、新生欧州連邦の下での団結が必要となるのだ。思えばコソボ空爆の時、エリツィンのロシアは国家的に麻痺していたものだ。プーチンはまだ大統領ではなかった。だから、例え反多文化の政権ができても、小国は英仏露が多文化体制から解放されるまで我慢してほしい。核を持つこの3国が背後にいれば、米国も乱暴には介入してこないだろう。それでも介入してきたなら、永劫羊よりも獅子たることを望む人民が核をもって米国の東海岸を燼光するはずだ。
 だから、米国共和党などの同志の皆さん、我らの自己解放工程を洞燭し、今後数十年間我らに介入しないで戴きたい。

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