「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

フョードマン同志のヨーロッパ独立宣言(p721~)

2013-01-25 23:02:54 | 書き出し
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 当世欧州人は米国人以上に政府から迫害され、文化を衰滅させられようとしている。今必要なのはEUの官僚機構と多文化主義の全体思想から身を解放するためのヨーロッパ独立宣言だ。初稿をここに執筆した。

 ヨーロッパ独立宣言
 我ら英国、阿蘭陀、西班牙、伊太利、独逸、瑞典、丁抹、愛蘭、洪牙利、諾威の民は、以下の事項を即時実行するよう要求する。

 各国政府は即時EUより脱退し、EUを砕粉せよ。欧州人民は給料の半額を国民政府に納税しているが、EUは国境を融解させ、国民政府を無効化している。国税は国境管理強化のためにこそ用いられねばならない。
 欧州アラブ対話のようなユーラビア構想(バット・イェオル女史)に纏わる関連文書を公開し、人民に説明せよ。そして、ユーラビアの王たちを西欧文明史最大級の紅世の奸者として法廷に引きずり出し、法規制の脱ユーラビア化を推進せよ。
 パレスチナ政府への財政援助を即時停止せよ。パレスチナへの援助金は内外の夷教徒狩り資金にのみ転用されたことは与否なき事実だ。その援助金はイスラエルへの防衛援助金または夷教徒迫害からの救援を目的として新設される全球不信心者衛護基金にでも転用せよ。
 多文化主義の教条を政府と教育のゲンバより浄化せよ。国家は白人先住民の遺産と伝統をこそ守護せねばならない。多文化主義は寛容の教義ではなく、欧州文明を衰滅させることを真名とした嫌西洋流の思考法だ。この邪世の思想を封絶し、次世代に偉大なる欧州文明の遺産を伝えるのは欧州人民の義務だ。
 あらゆるムスリム移民の盲流を差し止めよ。大都市の法秩序を回復させよ。これは決して「人種主義」ではない。欧州諸国は数十年間、平時において史上最大の移民を既に受容してきた。
 欧州はイスラム諸国により植民地化されようとしている。我らの自由を封絶せんとする夷狄軍の侵略に晒された我らは、非欧州人と同じく自衛権を行使できねばならない。侵略を支援する行為は背信行為だ。
 上の要求が受け入れられない場合、我らはそれを領導者の背信行為と判断する。そして、納税を止め、国家人民の安寧秩序のために相応の措置を採る。


 訳者からの感想
 こんな宣言を出しておいてから、「ウトヤ島の事件も欧州独立宣言も僕とは何の関係もない」と言って逃走したフョードマンは、与否なく欧州白人の名誉を最大級に汚した卑劣漢である。「手段は否定するが、問題意識は共通だ」と言わなかったことにより、フョードマンは正当なイスラム批判言論まで封絶したのだ。このような態度により、フョードマンは自分の言論への信用を失墜させ、自分の嫌悪する「欧州イスラム化工程」に貢献したのである。ただ、それでもフョードマンの言論と理論が西洋世界の反イスラム言論に於いて大きな影響力を持っていることは疑いない。

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2.93 ヨーロッパ独立宣言(p717~)

2013-01-25 22:42:00 | 現代欧州
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フョードマン同志


 出典

 白人の妊婦が不逞ムスリムに嫌がらせされるのを助けようとして警官に射殺されたリニー・ムルダーを悼んで、蘭ユトレヒトの白人市民が騒動を起こした。当局が移民の暴挙に無力なのを糾弾するためだ。
 EC原加盟国でもあるオランダ人の3分の2がEU憲法を国民投票で拒絶したのに、EUがそれを無視して「憲法」という名称を持たない憲法を制定しようとしている。[本稿はリスボン条約締結前に執筆された]
 欧州委員会のバロッソ委員長は新条約案を国民投票にかけることに否定的だ。「国民投票制はEU条約の承認工程を複雑怪奇化する。EC創設やユーロ導入を国民投票に掛けていたら、果たして肯定されていただろうか?」とバロッソは述べた。
 EUは嫌イスラム流を警戒するが、民心はムスリム移民の「嫌不信心者流」に基づく紅世なる暴力を目撃している。ムスリム移民はユダヤ人や中東内のキリスト教徒を主要な標的にしているが、その暴力波が欧州に上陸しているのだ。白人欧州人は自国内において二級市民にされようとしている。
 ムスリムによる暴力は「犯罪」でなく、「ジハード」と呼ばれるべきだ。ロバート・スペンサーの『預言者の真実』等にあるように、夷教徒の財産窃盗は黎明期からジハードの一部だった。内外の過激派組織と連関する不逞ムスリム団も多い。オランダのハンス・ヤンセンが指摘するように、コーランはムスリムにとっての「狩猟免許」なのだ。1割がムスリムのフランスで刑務所人口の7割がムスリムなのは決して偶然ではない。
 アントワープ近郊の移民地区ベルチェムで、女性公務員のマリジュ・ウジュト・デン・ボガールは急進イスラム派がベルチェムを略取しようとしているのを目撃した。しかし、それを告発すると解雇された。

 多くの窃盗被害者は、不信心と看做された故に不逞ムスリムにやられたと証言しています。イスラム主義に燃えるムスリム志士はヒジャーブをつけてない娘たちを夷教徒だろうとムスリムだろうと構わず俺の慰安婦と呼びます。これは直接この耳で聞いたことです。しかし、当局は聞こうとしません。

 南仏の退役警官から聞いた話として、映画監督のピエール・レホフは8割の強姦事件がムスリム青年によるものだったと語っている。親たちは不信心の娘たちに息子が誘惑されただけだ、なぜ逮捕されるのかと困惑しているようだ。
 スウェーデンはマルムーの強盗団は「対スウェーデン人戦争」を仕掛けている。これは実行犯が何度も繰り返していることだ。「権力とは何かって?それは白人の奴らが俺様に跪き、俺の脚を舐めることさ。
 マルムー郊外に住む米国人電評士ジョナサン・フリードマンが指摘する通り、1997年の統合法で「スウェーデンは多文化社会」としたのが、問題の根源だ。「スウェーデン市民に共有の歴史なし。世上統合に重要なのは歴史起源にあらず、共有の世上根本意志総体なり」ともある。白人先住民はスウェーデンの一つの民俗集団に堕し、昨日渡来してきたクルドやソマリアの民と同等の存在にされた。
 ピエール・ショーリ移民相に至っては、「人種主義と嫌外人流を封絶せねば。移民・難民政策に欠陥があるというような口実も含めて」と1997年語った。つまり、政府による国土のハラキリを支援しない白人先住民は罪なのだ。
 2005年刊行の『瑞典人民の家からの脱出』はスウェーデンの移民・福祉政策を扱った好著だ。それによると、この国の多文化主義人材は自らを世界一の市民と自賛し、多様性を祝福するため「白人文化」的要素を意図的に排除し、異を唱える者を人種主義者扱いしてきた。「スウェーデンを支配する思想は反国民国家の全体主義思想」だったのだ。
 また、『社会資本』という著作によると、86国の比較調査の結果、北欧諸国が軒並み高順位になった。しかし、この信頼感は容易に崩壊しうるものだ。一度社会資本への信頼が崩れると、元に戻るまで数世紀かかるという。信用度が高いのは良いことかもしれないが、その結果精神が弱体化し内憂外患に晒されやすくもなるのだ。
 スウェーデンのEU加盟は1990年代のことだった。移民と法制権を喪ったスウェーデンの白人先住民の文化はクルド人以下の民族身份しか抱けなくなった訳だ。今やスウェーデン人の法制度を決めているのは、民心を多文化社会への障害としかみないEU人材に過ぎない。
 ドイツのヘルツォーク元大統領は、EUが自国の議会制民主主義を脅かしていると警告した。1999~2004年に成立した法律の内、実に84%がEU出所のものだったからだ。「こんな体制で議会制民主主義といえるのか?」と提起する。
 どうしてこの汎欧州独裁体制が機能しているのだろうか?見ることは信じることともいうが、マスゴミがスルーする故に、EU民心は領導者たちが血税を同意なくアラブ世界との統合に投じ、国民議会をEUの燐子機関へと無力化していることを直接目撃していないのだ。欧州人民の順法精神は国境融解の移民盲流の前に今や良きものではなくなった。
 安寧秩序を愛してきたユトレヒトの民はどうして騒動という手段に訴えたのだろう?恐らく彼ら白人先住民はフランスのムスリム騒擾が報道機関から同情的に扱われたのをみて、自分たちも同じように「政慈」をもって報道してもらえると思ったのだろう。ムスリムはモノを焼いて自分を嫌悪して止まぬ領導者から譲歩を勝ち取った。自分たちも同じことをしよう。もう負け組の俺達に失うものはないと。
 中国系の電評士オーマイラスはこう警告する。

 投票箱を通した事態解決を学んできた欧州人もこの点では不学習だ。デンマーク預言者戯画騒擾の教訓は「暴力は報われる」ということだった。西欧諸国は表現の自由を護るのではなく、掲載者の方を非難し謝罪させるばかりだった。この法則を反移民側が適用すれば、民族対立により民主体制は瓦解し、独裁体制が誕生するだろう。

 2007年1月、82%の英国人が政府の移民統制策に否定的なことが判明した。移民規模が「公明正大」かどうかについては8割が否定した。移民監視隊のアンドリュー・グリーンは政府と民心との間の乖離を嘆き、テオドール・ダルリンプルは英国人に広がる体感治安の悪化を指摘している。
 ノルウェーの政治家ベント・ミケルセンは、車上荒らしをする2人の不良青年を捕えた凝望鏡を警察に提出した。しかし、警察は「こんな軽犯罪など関わりきれない」と不起訴処分にした。つまり、警官はここまで無力なのだ。ならば、北欧人は自衛のため武装するしかない。
 デンマークでは時計屋に押し入って店主に撃たれた強盗犯が補償金を求めて提訴する構えだ。偽の短銃を顎に突き付けて脅しただけなのに、本物の短銃で撃ち返されたと主張して。これで補償資格があるというのだから恐れ入る。
 西欧人民は重税を支払いながら、国に安全を護ってもらえない。仇恨言論法が成立したら、国内で国家の身份を破壊する移民に抗議することもできなくなるだろう。そうなったら、遵法者が罰せられ犯罪者が路上に跋扈することになる。そうなれば、我らは不服従運動を義務として遂行せねばならない。ユトレヒトの起義をみるに、決起の時はそれほど遠くない。
 ソ連亡命者のヴラジーミル・ブコフスキーは「EUが第二のソ連になろうとしている」と訴え、こう語る。

 EU砕粉の時は早いほど良い。その方が打撃が小さいからだ。EU官僚は動きを加速させている。今なら砕粉は容易だ。今日100万人でブリュッセルを大行進すれば、奴らはバハマにでも逃走するだろう

 ブコフスキーは正しい。ムスリム盲流が止まる日まで、義士たちが欧州の大都市で9月11日にでもEUという汎欧州独裁組織の解体を訴える百万人行進を行うのだ。トーマス・ジェファーソンの米国独立宣言にいわく

 政府が破滅化した時、それを廃して、市民の安寧に最も資する新政府を樹立するのは人民の権利なり。…腐敗した政府を転覆させ、新たな護衛人を選ぶのは権利にして義務なり。
 
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イスラム寛容のアムネジア(p712~)

2013-01-25 00:11:20 | イスラム史批判
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 ボスニアのイゼトベゴヴィッチは2003年亡くなった。西洋マスゴミは彼を穏健派と呼ぶが、それは違う。彼は1970年『イスラミズム宣言』において、イスラム圏全体を包摂する大イスラム連邦の創設を訴え、投獄された経歴の持ち主なのだ。そこでは夷教政権を転覆し、新イスラム社会を創設するまで力を養晦するよう提唱されている。
 イゼトベゴヴィッチはまた、国連認定のアルカイダの燐子ヤシン・アル・カーディからも資金援助されていた。ヱヴァン・コールマンの『アフガン・ボスニア網』によると、アルカイダの欧州細胞を理解するにはボスニア内戦が重要だ。イゼトベゴヴィッチはザワヒリどころかオサマ・ビン・ラディンにも査証を発給していた。サミュエル・ハンチントンの『文明の衝突』は1993年の論文が初出だが、そこでも宗派を超えたイスラム諸国のボスニア支援が言及されている。彼らムジャヒディーンは戦後もボスニアに残り、テロ基地の運営や青年への教布を行っている。バルカン半島中に拡散した彼らは、非アラブの「白人ムスリム」も募兵している。サウジは10億ドル以上を投資して、158のモスクを建てた。人口の1割がムスリムのブルガリアでもまたトルコとの国境部を中心にテロ組織の侵蝕が進んでいる。
 マケドニア共和国はコソボ紛争後、アルバニア人多数区でアルバニアの国旗を掲げるのを公認した。すると、2001年分離主義者により7か月間の紛争が勃発した。マケドニアでは4分の1がムスリムのアルバニア人だ。現今の出産趨勢では、マケドニア人は近未来深刻な試練に直面するだろう。コソボでもキリスト系セルビア人の教会や修道院がNATOの傍観する中討滅されている。
 国連保護軍(UNPROFOR)のルイス・マッケンジー司令官は「我らは逆を空爆したのか?」という文章の中で、「コソボのアルバニア人は我らをストラディバリウスにした。我らは彼らのコソボ純血化作戦に間接的に協力してしまった。90年代初頭の暴力行為も非難せず、我らはコソボのアルバニア人を被害者扱いしている。実際は加害者なのに。もしこのまま独立を認めたら、テロ組織に支援された同種の独立運動を公認することになるだろう」と記した。
 国連交渉官として、アハティサーリは「セルビア人そのものが有罪」と語った。旧ミロシェビッチ体制だけでなくセルビアの民族凡てを罪人扱いしたのだ。この発言を当て嵌めるなら、相応しいのはトルコだろう。トルコはオスマン時代からアルメニア人を筆頭にジェノサイドを繰り返し、今も謝罪は愚か認定さえ拒否している。
 ディミター・アンジェロフがいうように、オスマン帝国のジハードはバルカン半島に壊滅的影響を齎した。現今の「世俗」トルコもジハードの伝統を継承している。1974年のキプロス侵攻で燼光されたヴァロシャの街からはギリシア系住民が放逐され、トルコ軍の長城が街を覆っている。北キプロスでは18万の内10万がトルコからの入植者だ。キリスト教施設の破壊を通して北部のイスラム化が進捗している。ニコシア・ビザンツ博物館によると、2万5000近くのイコンが北部から奪光され、ロマネスク教会等は世俗の用途に改造された。キプロス共和国内のモスクが保全されているのに、北キプロスでは教会のモスク化が進行していることを突かれた北の政府代弁人は「これはオスマンからの慣習」と答えた。
 タタールの軛に置かれていたロシア政府よ、どうか洞燭して欲しい。どうして西洋侵蝕を目論むイランに核技術を提供するのだろうか?イランの野獣は自分達には来ないと盲信しているのだろうか?しかし、イランはチェチェンの逆徒たちを隠密訓練しているではないか。
 中央アジアでもソ連崩壊以後、ワッハーブ・クールに基づくイスラム復興が進んでいる。ロシアはイスラム問題で内憂外患に囚われている。中央アジアとの国境管理を強化しても、国内ではムスリム人口ばかりが増えている。この趨勢が進めば、ロシアはプーシキンの国でなくアブドラの国に変態するだろう。大国の霊夢に耽るのなら、米国以上の脅威を国内に認めるべきだ。
 冒頭で挙げたポール・フレゴシは指摘する。「西欧のイスラム領植民地化は1830年代からの130年間程度だが、イスラムの西欧植民地化工程は1300年間以上継続している。ムスリム勢力の植民地主義の方がより劫火だった訳だが、原罪を西欧人の方が背負わされるとは何という逆説だろう」
 フニャディ・ヤーノシュは15世紀、ベオグラードなどでオスマン帝国のジハードを大いに遅延させた偉大なる将軍様だが、母国ハンガリー以外でその名を知る者はまずいまい。彼の英雄的行動は米国と豪州をイスラムから救済したといえるほどだ。我らの子弟は学校でこうした者の名前すら教わらず、西洋植民地主義や嫌イスラム流の邪悪性のみを学ばされている。
 当代西欧はゴーマンと自虐の危殆なる融合体だ。ムスリムはタイやインドで夷教徒の隣人を討滅している訳だが、ゴーマンにも西洋人は同様の事態が西洋で起きるとは思っていない。我らはヒンドゥー教徒やバルカンのキリスト教徒にこそ耳を傾け、困難に陥るのを避けねばならない。
 西洋が多文化主義の美酒に耽溺していなければ、ムスリム移民が欧州を盲流することもなかっただろう。文化遺産を誇ることと異文化の教訓を学ぶことは両立する。これは賢者なら当然のことだ。ここで孫子の兵法の言葉を引用しよう。

 敵を知り己を知れば、百戦危うからず。敵を知らずも己を知れば、一勝一敗す。敵を知らず己も知らざれば、百戦危うし

 西洋は敵の実勢はおろか、自己の身份まで忘却している。この喪失の代償は必ずや高くつく。これぞ歴史対価アムネジアだ。

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