耳から出た血の使い道

はやく病院へ! ブルースカイのブログ。

商店街高等学校4

2008年09月07日 21時05分46秒 | 商店街系
 ☆ケーキ屋の娘と、教師☆


「先生、早退してもいいでしょうか……」

「どうしたケーキ屋の娘。具合が悪いのか?それとも調子が悪いのか?」

「彼氏の奥さんに呼び出されてしまって……」

「不倫の末の修羅場もいいが、次の授業は日本史だぞ。お前の好きな廃藩置県のところをやるんだが」

「私が好きなのは置県だけです。今日は廃藩だけやって置県は次回にとっておいてもらえませんか」

「お前に頼まれちゃ嫌とは言えんな。その手に握った先生の弱み、絶対手放すんじゃないぞ」

「私、彼の奥さんにどうされるんでしょうか……断崖絶壁で待ってると言われたんですが」

「海につき落とされるんだろう。服の下に水着を着ていきなさい」

「私、泳げないんです、死にたくありません!」

「先生を困らせないでくれ。そんな死相まる出しの顔をして」

「やられる前にやるにはどうしたら?」

「キーマカレーの中に毒を混ぜて、それを相手に食べさせるしかないよ」

「断崖絶壁で食べてくれるでしょうか。私がキーマカレーを持っていったところで」

「グリンピースのバランス次第だ。多すぎても駄目だし、まあ6粒か11粒が妥当な線だろう」

「いい加減なことばかり言わないでください!先生の弱み、ネットで全世界に配信してもいいんですか!?」

「死刑になるからやめてくれ。わかった。この甲子園の砂を持っていけ。目つぶし攻撃で先手をうつんだ」

「目つぶし…そのあとどうすれば?」

「すみやかに相手の心臓をえぐり取ったら、すぐにその場から逃げろ」

「すみやかに心臓を……私にそんなスプラッターが務まるでしょうか」

「自信をもて。置県…残して先生待ってるから」

「先生……」

「ケーキ屋の娘……」

「じゃあ私、いってきます!」


完。

商店街機械4

2008年08月01日 02時29分42秒 | 商店街系
 ★パン屋さんの機械★


・食パンをスライスする際に公私混同できる機械。

・「オルタナティブ」という単語を日に5回使うバイトを辞めさせる機械。

・売れ残ったメロンパンを「仮装大賞」の審査員席で流通させる機械。

・沼に沈んでゆくカレーパンを見過ごせる機械。

・太陽がもしもなかったらたちまち凍りつく機械。


いろんな機械。
パン屋さんの機械。


そう言えばこんなコーナーもありましたね。
別におもしろくもないが、バリエーションとして念のため残しときます。

商店街高等学校3

2008年07月25日 15時59分48秒 | 商店街系
 ☆金物屋の息子と、教師☆


「金物屋の息子よ、考え直してくれないか。今お前が退部したら、うちの美術部は部員がゼロになってしまうんだ」

「……来る日も来る日も先生のヌードのデッサンばかり……俺もう耐えらんないす」

「中年の男の裸を描くお前の辛さ、分からないでもない。よしじゃあ先生、上だけでもカーディガンをはおろうじゃないか」

「できれば下半身を隠してほしいす」

「馬鹿を言うな。お前は馬鹿なのか?いいや馬鹿じゃないはずだ。だったら馬鹿なことを言うんじゃない」

「じゃあせめて股間にタオルかなにか……」

「ここは風呂じゃないんだ。学校の美術室だぞ」

「でも……」

「丹念に描け。デッサンで大事なのは本質をとらえる目を養うことだろう。だったら先端の部分をお前の手で包み込めばいいじゃないか」

「勘弁して下さい…あっ!」

「どうだ金物屋の息子?正直に感想を言ってみろ」

「……ナチュラルっす」

「他には?」

「チェックインまで30分くらいなら、ここで待っててもいいっす」

「図にのるな。先生はそんなに待てん」

「……先生、俺パリへ行って、本格的に絵を勉強します!」

「……その言葉を待ってたよ」

「先生……」

「よし、今パリ行きのチケットを出してやる。そのまま強く上下させるんだ」

「こ、こんなところからチケットが出ますか?」

「ここからは前人未到の領域だ。先生にも何が出るかわからんよ」

「……とりあえずやってみます」


完。

※清潔感のあるブログを目指しているので、下品な意味で読まないよう注意してください。迷惑なのでそこだけは本当にお願いします。

商店街川柳6

2008年07月19日 20時53分59秒 | 商店街系

見上げれば 死因が謎の おそば屋さん


ボリュームを 2か5で迷う おそば屋さん


九時閉店 「不夜城」を名乗る おそば屋さん



これから24時間営業の喫茶店を探しに池袋の街へ出かけます。
今日は案の定、「猫がうろうろするニュース番組」を見るの忘れました。
残念……。



商店街高等学校2

2008年07月14日 14時42分15秒 | 商店街系
 ☆豆腐屋の娘と、教師☆


「先生たいへんです!すぐ教室に来て下さい!」

「どうした豆腐屋の娘?そんな巧妙な口パクで慌てたりして」

「これはナマ声です!先生こそ口八丁手八丁でぼんやりするのはやめて下さい」

「よし冷凍倉庫に閉じ込められてシャキっとしてこよう。ここから最も近い『はごろもフーズ』がどこにあるか早速割り出してくれ」

「いつまでジゴロ気取ってるつもりですか。教室が大変なんです!」

「どうせまた山田と田中が喧嘩でもしてるんだろ。ほっとけばいいんだよ」

「でも今日の喧嘩はちょっと酷くて……このままだと絆創膏沙汰になってしまいます」

「そいつはまずいな……変態教師としての私の責任が問われる」

「見損ないました先生。生徒のことより自分の保身が第一なんですね」 

「……」

「先生だけは違うと思ってた……先生だけは生徒とブッシュ大統領の味方だって、ずっと思ってたのに……変態教師なんて口ばっかりじゃない!」

「……豆腐屋の娘……お前のお尻、触らせてくれないか」

「え……?」

「先生が間違ってた。触らせてくれ、お前のお尻」

「それじゃあ……」

「教育委員会が何だ。俺はお前たち生徒、一人ひとりの変態だ。山田と田中の尻も連れてこい。まとめてシャングリラに連れてってやる」

「先生……今2人を呼んできます!」


完。


商店街高等学校

2008年07月04日 17時26分49秒 | 商店街系
 ☆肉屋の息子と、教師☆  


「先生に話してくれないか。どうして校長の泣きっ面にほんのりパウダーなんか塗ったんだ?」

「……」

「お前は肉屋の息子だったな。なにか味のある理由でもあるんじゃないのか?」

「……校長先生は今どうしてます?」

「しきりに呂律を回しているよ。よほどショックだったんだろう」

「僕が全部いけないんです。浦安で首脳陣といたちごっこを繰り返してばかりいたから……」

「お前と首脳陣との間に何があったんだ?」

「もういいんです……一生僕は西日の中でしか愛を語りません」

「ひとりで抱え込むな。ほら、先生の頭のお皿を水で潤せばすっきりするぞ」

「河童のポーズで同情するのはやめてください!」

「肉屋の息子……」

「……すみません……先生」

「いや、いいんだ……」 


 完。

商店街機械3

2008年07月02日 03時17分25秒 | 商店街系

 ★文房具屋さんの機械★


・ノート一冊を四文字で使い果たせる機械。

・ホチキスの芯が「装苑」でクローズアップされる機械。

・八王子でも直線がひける定規を「マキシマム」と名づける機械。

・店内での万引きを噴火やアラームで報せてくれる機械。

・コピー機が故障しても生きてく強さを忘れない機械。



いろんな機械。
文房具屋さんの機械。

商店街機械2

2008年06月27日 03時04分01秒 | 商店街系
 ★クリーニング屋さんの機械★


・汚れたYシャツをキレイにする機械。

・アイロンをかけながら機敏に尻を振れる機械。

・客から預かったズボンのポケットから兄も出てくる機械。

・背広の裏地に緊迫感を持たせる機械。

・振る尻の機敏さをゆるやかに収束させる機械。


いろんな機械。
クリーニング屋さんの機械。


昨日は「シャキーン!」(NHK教育の朝の子供番組。お子様のいる方は一度是非!)の会議。
会議は毎週あるので、この番組のネタとか考えるのが最近唯一の仕事です。
考え方が子供向けなるものばかりに偏らないよう、このブログは自分の役に立ってます。