耳から出た血の使い道

はやく病院へ! ブルースカイのブログ。

手ブレ猫(2)

2008年07月20日 22時04分04秒 | 猫ブログ系

ふだん『手ブレ猫』たちはごく当たり前の猫を装って、私たちを油断させている。
彼らは人前でブレてしまうことをひどく恥じらうから、夏休みの開放感を利用して、こちらが率先してトップレスでビーチに駆け出すなりしない限り、『手ブレ猫』が本性を見せてくれることはない。

私の〈手ブレ猫らいぶらりぃ♪〉ファイルNo.8に収録されたこの『タイタニック』にしても、私がまずジュノンボーイコンテストに7年間応募し続け、圧倒的な落選を繰り返すことによって、はじめてイニシアチブをとることができ、撮影可能にいたったわけである。

こんな奴の前では、はにかむだけ損だ。

そう相手に思わせることができれば、しめたものである。
目の前でこんなに堂々とブレてくれるのだ。

手ブレ猫

2008年06月27日 22時49分57秒 | 猫ブログ系
「耳から出た血の使い道」も、こうして猫ブログの体裁をとっている以上、たまには猫を登場させないと示しがつかない。
写真は私の〈手ブレ猫らいぶらりぃ♪〉に収録された、ファイル№19『エルザ』。撮影場所はよく覚えてないが、どこかの駐輪場だ。

「この猫は違う。ただの野良猫だ」

そう思いながらも私は念のため、カメラモードにした携帯電話を片手に、その猫に近づいて行った。

当時活動していた劇団公演の本番に向かう途中だったので、たぶん私はその芝居のことを考えていただろう。
ある役者のお尻の穴から奇跡のように長い大便(作り物)が捻出され、それを契機に奇跡が起こるというクライマックスシーンが、どうもピンとこない。
小道具さんに頼んで、便をあと1メートル長くしてもらうべきか……。
だが7メートルのものを8メートルに伸ばすとなると、さすがに下品なのではないか……。
下手をすれば観客に、いたずらにウンコを印象づかせてしまうだろう……。

あれこれ考えを巡らせながら、いよいよ撮影できるほどの距離まで猫に接近した。

そのときだった。

それまでただ駐輪場で寝そべっていた野良猫は、一瞬にして『手ブレ猫』へと豹変し、あっという間に走り去ってしまったのだ。
残された私はその場に佇んだまま、『猫』と『手ブレ猫』の判別はきわめて難しいと、改めて思い知らされたのだった。