ボーイスカウト札幌22団カブ隊 活動記録

札幌22団(札幌西区、手稲区)の新人隊長によるカブ隊の活動の記録

基本訓練

2018-04-15 16:47:30 | ボーイスカウト
札幌22団カブ隊隊長の武市です。

【活動の概要】
基本訓練では、次の活動を行いました。

・カブ隊の基本学習

【活動の目的】
□野外で火起こし料理を作る。
 2組中1組は、自力で火種を作ることができましたが、時間がかかってしまうこともあり、
 焚き付けを使ってしまいましたが、雨という悪条件の中なので、OKかなと思います。
 火起こしの時は、火を起こせるスキルがある人が組の数だけいてほしいです。
□ロープ結びの技術を覚え、その結び方がどう役立つかを考える。
 できませんでした。
 ロープ結びは、個人的には、結べることが重要なのではなく、使えることが重要と思っています。
 そのため、ゲームや実践課題で、活きた知識として「こういうケースで使えるんだ」と実感してほしかったのですが、時間がなく、できませんでした。
 スカウトにも伝えましたが、他の活動の時に、実践したいです

【良かった点】
・スカウト同士の活動ができた。
 巻きパンの食材をこねている時間は、結構暇になるので、スカウト同士で、自分の趣味や、ゲーム、アニメなどの話ができて打ち解けることができたことが良かった。
・巻きパン作りが成功した。
 自分で20分もこねたパン生地を、自分たちで起こした火で焼いて、スカウトが自作したブルーベリージャムやカレーにつけて食べました。
 スカウトの作ったジャムがめちゃくちゃおいしかったので、ジャムづくりの活動も入れても良いかと思いました。
 去年に続き、今年も味が好評で、来年もやろうと思っています。
 火起こしを、短時間で行えるような、指導が課題と感じています。

【悪かった点】
・今後の活動に役立つ知識を説明することはできましたが、時間が取れず、実践が少なくなってしまったのが悔しい。
 2年前は巻きパン作りがなかったため、座学が多くスカウトに飽きられてしまったというトラウマがあります。
 去年は、団委員長の作った火種をもらったり、かつ、しけっていない新品の炭を使っての火起こしだったのにもかかわらず、時間が押したという状態だったのに、その反省点を活かせていなかったことが最大の反省です。

【感想】
去年説明した「イースト菌は、65度で死んでしまう」ということを覚えていたスカウトに驚きました。
でも、今ググったら60度でも死滅してしまうようなので、訂正したい・・・。

雨の中、タープを貼っての活動はスカウトにとって良い経験だったかなと思います。
雨でも工夫すれば、活動できるんだということが、実感できたかと思います。

私自身、隊長としては3年目ですが、より経験を積んだ人の話を聞けて、勉強になっています。
毎年、少しずつ状況が異なる中の経験ができていることは、スカウトにとっても指導者にとっても良い経験になると実感しています。

2018/04/07 入隊・上進式

2018-04-08 15:06:05 | ボーイスカウト
ボーイスカウト 札幌22団 カブ隊隊長の武市です。

昨日、入隊・上進式がありました。

次を実施しました。

 ・指導者、リーダー、スカウトの挨拶
 ・カブ隊として守るべきルールの説明
 ・組編成の発表
 ・組長・次長の決定
 ・組訓練
 ・電話連絡練習
 ・入隊・上進式

組長・次長は、次のルールで、組のスカウトで決めました。

 1.原則、組長・次長はくまスカウトとする。
  ただし、くまスカウトが2名に満たない場合は、しかスカウトでもよい。
 2.組長を決めてから、次長を決める。
 3.みんなで話し合いをして決める。

その際に、こういった発言が聞けました。
「A君は、暴走するときもあるけど、優しいから組長がいい」
「A君は、勝手に決めてしまいそうだけど、B君はみんなの意見を聞いて決めてくれそうだからB君が組長がいい」

小学3~5年生の年代ですが、良く人を見てるなと感じました。

今年1年間「まじめにしっかり」活動しないと、来年になっていくら「組長になりたい」と言っても、なれないかもいしれないことを説明しました。

今年1年間、このメンバーで、よりよい活動ができるように、頑張っていきます。

AIにまじめにボーイスカウトの話を振ってみる

2017-11-10 23:12:43 | ボーイスカウト
ボーイスカウト 札幌22団 カブ隊隊長の武市です。

私はソフトウェア開発を生業としていて、最近AIについて興味を持っています。

そこで、以前から知っていたMicrosoftの女子高生AIりんねと会話してみました。

ボーイスカウトネタを振ってみると、衝撃的な事実?が判明しました。



ボーイスカウトは、りんなのお兄さんだったとは・・・。

ある意味、天才的(天然)な返し。

秋の工作活動

2017-11-02 20:59:06 | ボーイスカウト
ボーイスカウト 札幌22団 カブ隊 隊長の武市です。

2週間後の活動に向けて、工作の準備を進めています。

くまキャンプの際に、スカウトから「遊具を作りたい」という意見があり、ハンモック作りの準備を進めていましたが、予算的にも、活動時間内に終わらせることを考えた上でも、なかなか難しい内容となることがわかりました。

そのため、ボーイスカウト要素の強い「パイオニアリング」のミニチュアを作る方向で準備を進めることにしました。

私もビーバー隊やカブ隊までしか経験がないためパイオニアリングの知識はなかったのですが、今回はいろいろと調べてみました。

今までカブ隊スカウトに指導してきた「結び」とは別に「縛り」という概念があることを学びました。
「縛り」には「角縛り」や「筋交い縛り」などがありました。
パイオニアリングを作るためには「縛り」は必須なので、教える必要があります。

パイオニアリングでは色々なものを作れますが、基本は次の結び、縛りでした。
 ・巻き結び
 ・ねじ結び
 ・筋交い縛り

この3つを使うことで、次の「見張り塔」「観覧車」を作ることができました。

「見張り塔」

「観覧車」


私もパイオニアリングに関する知識がなく、初挑戦でしたが、基本を抑えていれば、設計図がなくても作れるということがわかりました。
一度経験してしまえば、いろいろと応用が利きそうなので、ぜひ教えてあげたいと思いました。

さあ、カブスカウトにどう教えようか。

・・・

次回活動とは、あまり関係がありませんが、パイオニアリングを学習すると通る道である「滑車」について、次の知識を得ました。
 ・滑車の代わりにカラビナが使える
  値段が格段に違う。ターザンロープが低価格で実現できる。
 ・滑車を移動物に設置するか、固定側に設置するかで、使う力が二倍違う。
今はなき私の高校では物理が選択できなかったのですが、今更、力学を学習することになるとは思いませんでした。

友遊KiD'sで考えさせられたこと

2017-10-26 08:27:45 | ボーイスカウト
ボーイスカウト 札幌22団 カブ隊隊長の武市です。

友遊KiD'sの活動で、親の子への接し方で、いろいろと考えさせられましたので、その内容を書きたいと思います。

友遊KiD'sでは、松ぼっくり工作を子供にしてもらうイベントを実施しました。
その中で、親の子に対する接し方にはいくつかのパターンがあることがわかりました。

1.子供に任せるパターン
2.子供にアドバイスだけするパターン
3.子供と一緒に工作をするパターン
 3-1.子供の意見を聞きつつ、一緒に作るパターン
 3-2.グルーガンなど危険な作業だけ親が行うパターン
4.親がほとんど工作をするパターン

子供の年齢もバラバラで、子供の性格や能力も違うので、どのパターンが子供が一番成長できる方法なのかはわかりませんが、いろいろと教育について考えさせられました。

ちなみに、4番に該当するのは、父親しかいませんでした。
どうせ作るなら、より良いものを作りたいという心意気を感じますが、子供の成長にとってはあまり良くない気がします。
親子の交流や、関係性を良くする意味では良いと思いますが、子供が自分で考える機会を奪っているケースが多かったように思います。

・・・

事前にヤケドしないように注意点を説明していたので、グルーガンの熱い部分を触る子はいませんでした。

ただ、スパンコール越しに、溶けたスティックの熱を感じて「熱!」と反応する子は数名いましたが、一度熱い思いをした後に繰り返す子はいませんでした。

自分で経験することで、自分で注意して、問題を起こさないようになっているのを見て、うれしかったです。
子供がやけどしないように、親がやってしまうケースもありましたが、子供の成長する機会を奪っているのかもなと思いました。

・・・

衝撃的だったケースがあります。

グルーガンの使い方を説明して、やってみるように促すと「僕できない」と話す子供がいました。
小学4~5年生くらいだったと思います。

「この熱い部分を触らなければ大丈夫だから、やってみよう」と促したのですが、それでも「できない」とのこと。
できないことが恥ずかしいといった感覚もないようで、できないことが当たり前のような言い方でした。

そこで母親が出てきて「グルーガンは私がやるから」ということで、結局、親がかなりの部分をやっていた気がします。
※その親子のことは気にはなりましたが、子供だけの方の安全確保に注意する必要があり、どういう親子なのかの確認する余裕がありませんでした。

子供に障害があって本当にそういうことができないのか、
時間がないので親がほとんどやってしまったのか、
その辺りの真実はわかりませんが、普段から親が子供のために何でもやってあげている結果、子供が自発的に行動できなくなってしまったのかもしれないと、気になりました。

・・・

最後に、親がいなくて、子供だけで来たケースについてです。

基本的に誰もアドバイスしてくれないので、周りの人のやり方を観察したりして、自分なりに考えながら作っていました。
これが一番、子供にとって成長できる方法なんでしょうね。

小学校の年代の子供には、課題を与え、やっていいことと、やってはいけないことを伝えて、あとは自分たちで活動させ、大人は遠くで見守っているくらいが良いのかもしれないと考えさせられました。