美容室グレープス (飯田市) 店長&スタッフ・ブログ

飯田駅アイパーク広場前「美容室グレープス」(グレープス.com)のブログ。 
本店「スズキ美容室」(飯田市)の話題も。

健康寿命について学ぶ② 「コスメセラピー」

2016年08月11日 | 健康寿命

 Presented by  グレープス.com and スズキ美容室.com

and スズキ美容室訪問サービス.com (長野県飯田市)

 

コスメセラピー

◆「口腔ケア」とともに、健康寿命を維持するための重要なコンテンツとして、私たちが取り上げたいのが「コスメセラピー」(化粧療法)です。

「コスメセラピー」 は、狭い意味では、「お化粧による気持ちの高揚、心理、体調の改善」、ということになります。が、

広い意味では、お顔のお化粧のみならず、ヘアスタイル・ヘアカラー、洋服・アクセサリーなどを含めた、「おしゃれ」による、効果効能を指して言います。

「おしゃれによる心理の高揚」は、セラピー(治療)効果のみならず、健康寿命を維持するための効果、効能も大いに期待できる、女性にとって、まさに「生きがい」、と言えるものではないでしょうか。

 

 

多くの皆さんが、ご存じとおもいますが、世界中でブームを起こしている、写真集「アドバンスド・スタイル」。

 

ニューヨークの街角で、イケてる一般人のシニア女性を被写体として撮影されたポートレイトを綴った写真集です。

女性が年を重ねるということは、「アドバンスド」(価値が高い 、先進的)である。

と、この作家(フォトグラファー)は確信しています。

 

 

「アドバンスドスタイル」のオリジナル版は、ウェブ・サイト(ファッションblog)版です。 ⇒ こちら

 

いま、この作品集の被写体は、アメリカのみにとどまりません。

東京の銀座にも、「アドバンスドスタイル」に登場した主人公が存在します。

洋の東西を問わず「おしゃれ」が女性の生きる力になることを、「アドバンスドスタイル」は雄弁に物語っています。

 

◆ 「おしゃれは自分のためのもので、一生楽しまなくちゃ損、という彼女たちの振る舞いを目にすると、年を重ねることのマイナスイメージはひっくり返される。」 

ニューズウィーク日本版のコラム より ⇒ こちら

映画版まで制作され、昨年、日本でも公開されました。

 

◆手前味噌になりますが、私たちスズキ美容室にお越しいただいている、お元気な90代のお客様は、皆様おしゃれに熱心でいらっしゃり、積極的です。

なかには、ご病気などで、ご無沙汰の期間があっても、カムバックされると、すぐ、とるものもとりあえず、真っ先に私たちの美容室へお越しいただいた。なんていう、エピソード(武勇伝)をお持ちのお客様は、おひとり、おふたりではありません。

 

 

 

◆コスメセラピー(「おしゃれ効果」)は、たぶん、「口腔ケア」よりも古くからある理論、メソッドなのですが、その効果効能については、まだ、あまりよく知られていなかったり、あるいは、過小評価されているように思えてなりません。

私たちが受講させていただいた「介護職員初任者研修」のなかでも、このことについて取り上げられた講師の先生は、お一人のみだったように記憶しています。

 

◆コスメセラピー(おしゃれ)の効果効能につては、その担い手である、わたしたち美容室が、もっと積極的に、お客様にお伝えして来なくてはいけなかった「重要事項」に、間違いありません。

このことは、

要介護になられたお客様への「訪問美容」「福祉美容」について、積極的でなかった日本の美容業界の「闇黒の歴史」 ※1 と併せて、

私たち「美容室」が背負っている、多いに反省しなくてはいけない「過去」と言わざるを得ないのではないでしょうか。 

 

つづく。

 

※1 「訪問美容」「福祉美容」に積極的でなかった、日本の美容業界の「闇黒の歴史」

「スズキ美容室訪問サービス 公式ホームページ」 も併せてご覧ください。 ⇒ こちら

わたしたちの美容室と同じように、「この歴史」への悔恨の気持ち をお持ちの美容室の先生方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

◆ことし、「美容組合」 ※3 は、遅まきながら、全国的な「訪問美容」 ※4 の普及活動に着手しました。このプロジェクトには、国の予算も投入されています。まさに国策です。

 

※2 美容組合 = 正式名称「美容業生活衛生同業組合」 

生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律に基づき、厚生労働大臣の認可を得て設立された美容院経営者の事業者団体で、業界唯一の公的な団体。

(全美連の公式サイトより、抜粋)

 

※3 「訪問美容」

ときに、「訪問理美容」という、紛らわしい言葉が使われます。 

しかし、「訪問理容」と「訪問美容」は、そもそも全く別のものです。

消費者(ご利用者様)の誤解を防ぐためにも、この言葉の使い分けについては、正確に行ないたいものです。

それが、先の「訪問美容の普及」の第一歩になるように思います。

 

つづく。



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