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暑中お見舞いを申し上げます








古くからある、夏を涼しげに過ごす知恵

雨戸や障子や襖を開けたらまるでジャングルジムのような骨格だけが残る家
風が彼方から彼方へ渡る

御簾で仕切り
添水や風鈴、竹のゆれる音
つやつやの庭石、日陰の苔
井戸水で冷やす果物、線香の香り
ピカピカに磨かれた渡り廊下、縁側
一輪いけられた床の間の野の花


アジアのリゾートにも暑い夏を少しでも涼しく過ごす工夫がされている
もちろんエアコンなどの文明の利器を駆使しつつ、

真っ白なシーツに真っ白な蚊帳
高い天井と静かに回る優雅な扇風機

水に浮かべた果物や花、ガラス製品や籠
あずまや、からまる緑
すっきり髪をまとめた涼しげな女性

建物を取り囲む流動する水は視覚的にも聴覚的にも涼しげで
濡れ縁のようなウッドデッキ、冷たい石床

現代の都市生活にも取り入れられる要素は少なくない


ご健康を第一に猛暑をのりきってください。
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ミネルヴァの鰯







4月のポルトガルで買った12個が最後の一個に...

丸々太った鰯のオイル漬け


ガーリックのスライスをのせてグリルで数分
オリーブオイルがぐつぐつし、ガーリックがいい色になるまで

ポルトガルのクリスタル塩をふりかける


パンにもご飯にも合う

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現代版「グランド・ツアー」





友達と2人で南欧へ周遊旅行へ旅立つ娘をヒースローまで送ってきた。

さしずめ現代版「グランド・ツアー」か。

『グランド・ツアーの全盛期は1660~1820年ごろ。当時の旅は莫大な費用がかかったため、特権階級だけのものだった。典型的な旅行者は、主に英国、北欧、そして北米の、大学を卒業したばかりの若い男性。ギリシャ、ラテン文学の正式な教育を受け、美術史への関心も持っていた。彼らには資金が豊富にあり、お目付け役が同行』

『グランド・ツアーは若者が親離れし、人格を形成する助けになっていたという』(以上7月18日ニッケイスタイルの記事より)

『当時文化的な先進国であったフランスとイタリアが主な目的地で、一種の修学旅行ともいえる。旅行というのが、おおよそ数か月から8年というのがヨーロッパの人たちにとって普通だった時代のものである』(ウィキペディアの「グランド・ツアー」の項目はおもしろいのでぜひ)


わたしは80年代に英映画「眺めのいい部屋」を見て、グランド・ツアーという一種の通過儀礼にとても興味を持った。
あの映画の舞台になったイタリアは、当時も今も絶大な人気がある。気候、自然、絵画、彫刻、建築、歴史、遺跡、音楽、食、買い物、魅力的な人たち、など全部揃った南の国。

当時の若者の間で文化的ナショナリズムが高揚したのも英国の外を見たからであり、英国庭園が発達したのも、英国の美術館にクロード・ロランの絵がまとまっているのも、グランドツアーの副産物だ。


いいなあ、グランド・ツアー。
移動は不自由でも、イタリアやエジプトを豪華なホテルに泊まりながら周遊し、夜はタキシードに着替える習慣。コネを駆使して見せてもらう個人の美術品コレクション。お目付役は高い教養のある人物で(トマス・ホッブズやアダム・スミスも同行したそうだ。うらやましすぎる)、どんな質問にも答えてくれ、視野を広げてくれただろう。

今は英語はどこでも通じる。移動手段も手頃ないい宿も増えた。カジュアルな服装で荷物も最小限。美術館は万人に開かれている。疑問はネットで調べられ、親にもすぐに連絡ができる。
これがいいのかどうかは分からないが、親の不安要素だけは少し減る。大天使ラファエルに守られるトビアスのように道中安全でありますように。


わたしもどこかに行きたいなあ。来週のバーミンガム一泊では外国に初めて来たようなフレッシュな気持ちで見て回ろう。
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スマイソン一家の小物たち




先日、スマイソンのトラベル・ウォレットを新調して心が踊るという無邪気な話を書いたら、意外にもご興味を持ってくださった方が多く、英国住まいとしてはちょっとうれしい。

スマイソンのものの作りはしっかりしていると思うが、色出しがいまひとつやぼったいなあと感じることが多く、わたしは定番カラーではなく、「今期もの」を狙って買っている。セールになるしね!

過去にはグレーがかったベージュ、黄色、今期のオレンジ、ライトグレーなど

色はバラバラでもなぜか調和が取れるのがいいところ。

イニシャルやマークを刻印してもらえるのもいい。
わたしは星座や干支を目立たないところに入れてもらうことが多い。


スマイソンで旅小物の他に重宝するのはカード類だ。わたしはサンキュー・カードや一言カードをセールの時にまとめ買いしておく。


ひとつづつ増える旅小物が快感...
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今年、ヴェネツィアで








先日始まったばかりの第16回 ヴェネチア・ビエンナーレ 、
建築部門の教皇庁による「ヴァチカン・チャペルズ」が話題をさらっている。

映像フィルム修復部門のコンペティションには、
60年代の映画「去年マリエンバードで」が出品されるそうだ。
http://www.labiennale.org/en/news/restored-films-venezia-classici

写真は広告宣伝用のもの。なぜこれにしたかという気がするが、
修復されたらセイリグのしわと厚化粧ががこのように目立つのだろうか...
恐ろしきは技術の発達。
もうすぐ4D映画の中に入り込めるような技術が完成されるのではと親友と話をした。


今年のヴェネチア・ビエンナーレ、縁あって秋に行くつもりでいる
(と、表明するだけで体が地面から5センチくらい浮く)。

音楽、建築、映画、アート...それプラスあのヴェネツィアの街。
ファッションと食も入れたい。
わたしにとっては天国!


「去年マリエンバードで」信者としては、これによって多くの人に...とは言わないが
一部の人たちに新たに見出されたらいいのになあと思っている。
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