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フレンチの後は...








フレンチ・フルコースの後、帰宅して梅茶漬け!

娘は磯部焼きを。


夫はりんごをかじっていた。



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何でもない日おめでとう




無性に、ただ無性に食べたくなり、何のお祝いでもないのにお赤飯を炊いた。

車に飛び乗って透明のフードパックに入ったのをすぐに買いに行けない寂しさよ...

水質が違うからか出来上がりは固めで、もっと水分を多めにして炊くのが次回の課題となった。


a very merry unbirthday to all...

(もし今日がお誕生日など、お祝いの日を迎えた方がおられたら、もちろんおめでとうございます!
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袖無し連盟




わたしは長袖の服が苦手だ。

長袖を着るとやたらと腕まくりをする癖がある。

今も薄手の長袖セーターを着てこれを書いてるのだが、手首の上まで袖をたくし上げている。


普段の服だけでなく、長袖の優雅なワンピース着用時もどうしても腕まくりをしてしまう。エレガントな仕草ではないことは百も承知なので、まくる回数をできるだけ減らそうとする。しかし布帛の袖はすぐにずり落ちてくる。
まくりたいのにまくれない...かなりのストレスだ。

最近はスーツを着ないが、スーツの袖もたくし上げていたものだ。もうどうしようもなく80年代ですよね。


だから冬もノースリーブを好んで着ることが多く、不本意ながらカーディガンを羽織るか(そのカーディガンも腕まくりをする)、一番好きなのはノースリーブの上に暖かいコートを着ることだ。

屋内はノースリーブの人向けに温度設定がされているわけではないので、コートを脱ぐと寒いこともある。しかし「寒くない?」と聞かれて正直に答えるわけにはいかない。「ぜんぜん!」と答える。

おしゃれは伊達の薄着なのである。
だからわたしが真冬にノースリーブでバアに座っていても寒くないかどうか聞かないで(笑)。


今夜はこの冬の一番最初に買ったものの一度も袖を通していなかったビクトリア・ベッカム (Victoria Beckham)を着よう。「伊達の薄着」派の先頭で旗を振っていそうな人のデザイン。
これは短めのフレンチスリーブだ。赤の背景で見たらすんごい派手な服に見えますな...これでもトーンを落としています。

ビクトリア・ベッカムの服を着ている時に気になるのは「ビクトリア本人に会ったらいやだなあ」ということ。いや、マジで、ロンドンだったら遭遇する確率は高い(実はあの一家とは某所で何度か)。

そういえば、英国女性に対して「バレンタイン、有名人なら誰と過ごしたい?」という趣旨のアンケートを取ったという記事が載っていた。一位はビクトリアの旦那さんだ。
わたしは文化資本豊かな男性が好みなので、あの方はどうかと思うが、彼を選ぶのは大正解のような気がする。たぶん彼は服装や化粧や料理に対してちっともうるさくないだろうし、女性に対して寛大で従順で、聞き流し上手のような気がするからだ。


話が脱線しすぎた。

ノースリーブが好き過ぎて、袖無し連盟から「大英博物百科事典」の写本の仕事を任せられるかもしれないから注意しようと思う。
うちの裏手は銀行ではないから大丈夫か。

わたし以外の袖無し好きさんも気をつけて。


あなたの相手がデイビッドのような人であってもなくても

すてきなバレンタインを!
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the red tour で若さに浴する




ロンドンO2アリーナ、テイラー・スウィフト (Taylor Swift) 嬢の "The Red" ツアー最終コンサートへ。

こういう系統のコンサートは去年の秋のブルーノ・マーズ (Bruno Mars) 以来。
わたしは、テイラー・スウィフトの曲もブルーノ・マーズの曲も、さわりの部分をカーラジオで聞いたことがある...というくらいだが、娘のためにご招待頂いたので喜んで行った。

Bステージ最前列で、彼女に手が届きそうな席だったのにもかかわらず、ノリが悪いおばちゃんはいつつまみだされるかとヒヤヒヤ(笑)。セキュリティがこっちを見るたびに大げさに拍手してみたりして。どれだけ気が小さいのか。

でも真面目な話、どうノッたらいいのか忘れてしまっているんですよ...
一杯ひっかけてから行けばよかったです。


わたしもー 若い頃はー 洋楽のコンサートにもー よう行ったんやけどー

「よう行っていた」のに行かなくなった理由は、おそらく、ミュージシャンとともに年をとったことや、ポップコンサートが要求してくる一体感に、違和感を感じるようになったからなどいろいろあると思う。

ベルギー人の友達(娘の親友のお母様)には「ブルーノ・マーズを知らないって? クラシックばっかり聞いているからよ! そんなんじゃ老けるいっぽうだよ!」とまで言われ、「なんでクラシックが昔に作られてからってそれを聴いたら老けるねん! ほんなら、自分、18世紀の家に住んでたらめっちゃ老けるで!」と返したが、わたしも彼女の言いたいことは分かる。
ちなみに彼女には「ミューズ」というバンドを聞くように勧められた。一度も聞いてないけど。

いいのだ、わたしはバッハを愛して生きるのだ。


テイラー・スウィフト、めちゃくちゃ美しかったです。スタイル抜群で、美しいだけでなく、楽器の演奏や作詞もこなし、衣装やダンスにも下卑たところが全くなく(昨今の「性を強調してなんぼ」みたいなポップコンサートには辟易)...好印象。

きれいで華やかなのに清潔感があって、本当に生バービー。
バービーもたしかバンド組んでましたよね...

行ってよかった。若返ったわけではないが、若いとはどういうことかを思い出した。
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紅茶と珈琲のテロワール




物心ついた時分から紅茶が大好きだ。
実家全員紅茶党だからだと思う。
そして10代で神戸ムジカの洗礼を受けてからはさらに熱烈なお紅茶党に。

ところが15年前、ベルギーでわたしは簡単にコーヒー党に鞍替えしたのだった。
家で朝一番に飲むのはカフェオレ、11時と16時のおやつにはマルクト広場でコーヒー、夕食後にはエスプレッソ、という。

その時はおいしい紅茶を出す喫茶店が少ないから...という結論を出したが、よく考えるとそれは家でも飲まなくなったことの理由にはならない。
だからコーヒーを好むようになったのは、年をとって味覚が変わったからだと思っていた。

しかし2年半前に英国に引っ越した途端、毎朝ネスプレッソで入れるコーヒーがおいしいと思えなくなっているのに気がついた。

コーヒー党を自称する者が毎朝カップの半分を残すような状態はおかしい。

さらに年をとったのか(その通りだけど)。


朝は牛乳の入った暖かい飲み物が絶対に飲みたい質なので、コーヒー以外の飲み物と言えば紅茶しかチョイスがない(甘い飲み物が苦手、ホットチョコレートなどはパス)。
初めは紅茶では朝一番にはもの足りないような気がし、コーヒーと紅茶を行ったり来たりした末、ある時からコーヒーを必要としなくなっていた。

再び紅茶党に切り替わったのである。

さらに驚いたことには、40数年の人生で一度も紅茶党ではなかった夫でさえ、英国へ来てからは家ではコーヒーを飲まなくなった! 朝もミルクティー!


不思議なのは、ベルギーに里帰りするとコーヒーが飲みたくなることだ。パリでも絶対にそうだ。パリには紅茶専門店はいくつもあって、それぞれおいしいのに...それでもおいしい紅茶に出会う確率は、美味しいコーヒーに出会う確率よりもだいぶ低いからかとも考えられるが、ここでは「その土地の風土に合う飲み物」というのがあるという仮説を立ててみたい。


紅茶は英国の代名詞になるような飲み物だ。やはりここまで広く好まれて飲まれているのは、英国人の味覚がどうこうよりも、単に英国の水で入れると美味しいからではないか。英国もベルギーもフランスもどこも硬水であるとはいえ、硬水にも紅茶に合う硬水とコーヒーに合う硬水があるのではないか。
灘の五郷の酒がうまいのは水が酒造りに合っているからで、モロッコのミントティーがいくらでも飲めるのはあの水(あの気候)だからだ。


仏人料理家アラン・デュカスは、「テロワール」=「土地に対しての敬意」、つまりその土地固有の食文化(水質、地質、地理的位置、気候、収穫物、料理方法、歴史...)に敬意を払い料理するのを哲学としている。
和食という、ローカル性や季節に敏感な文化を持つ日本人にはなじみ深い哲学だ。

英国で飲む紅茶がおいしく、ベルギーで飲むビールがおいしく、フランスで飲むワインがおいしいというのは、「その土地で身近にある食べ物、好まれてきた食べ方」が取捨選択と適応と進化の結果であり、合理性ゆえなのかもしれない(欧州の、紅茶/コーヒーの歴史は長くないが、取捨選択の過程がおそらくその土地の水質や住人の嗜好によってなされただろうから、そこはやはりおもしろい)。



ということは、この土地にいるうちに、この土地の水で作られたもの、長い時間をかけて淘汰され洗練されてきたそういうものを十分堪能すべきだ。堪能してから次の土地に移るなら移りたい、と思うようになった。


そんなどことなくハッピーなハナシ。長い(笑)。



どこのメーカーの紅茶を飲んでいるかよくご質問頂く。
写真はわたしが毎日がぶがぶ飲む紅茶のブランド「クリッパー」。普通のスーパーマーケットで買える安い茶葉だ。日本の友達に聞くと日本でも手に入らないことはないらしい。
日中はクリッパーの「エブリディ・ティー」を濃く入れて(濃く入れた紅茶にミルクをたっぷり入れて飲むのはちなみにブルーカラーの飲み方だそうだ)、夕食後はこういうフルーツティーや、ハーブティー等を飲む。
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