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Brugge Style
percossi papi と アドリア海の女王の宝石
まずはこちらの写真をご覧下さい。こういうこってりしたデザインが好みではない方もいらっしゃると思うが、わたしは一目惚れだった。
「もっとも高貴なる共和国、ヴェネツィア!」
「アドリア海の女王!」
というイメージで。
ドージェの宝石のモチーフはこんなだったのではと...
半年ほど前に手元に届き(わたしのは右写真とは少々違う型と色)、遠い昔の共和国と人々を思いながら愛でて愛でて愛でまくった。
世間にこのファンタジーがもっと知られればいいと思う一方で、いや秘密にしておきたいなどとも思い、「今年買ってよかったもの」リストに載せるかどうか逡巡していたら、今日気がついたのだが、この春、ネット・ショッピングの西の雄、net-a-porterに登場。
今までにも「有名になる前に買っておいたら、後々価値が上がるかも、うひひひ」などと言う邪(よこしま)な気持ちで選んだ装飾品はいくつかあり、でも実際有名どころにこうやって取り上げられたのは初めてなので、うん、複雑な気持ち!
HPの方が若干割安感があるので、ご興味のある方はこちらでご覧になった方がいいかもしれない。
旅先にて。
今日もぼさ髪に合わせてつけている。
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ballerines russes
数ヶ月前から3月最終と4月初めにかけての週を思うたびに、天上から無限の美が惜しみなく降り、それに包まれるような喜びを感じていた。ポリーナ・セミオノワ (Polina Semionova) の「ジゼル」、ナタリア・オシポワ (Nataliia Osipova) の「ドン・キホーテ」と「ロレンツィア」*を鑑賞するプランを立てたからだ。
公演それぞれのシーンを思い出すだけで、わたしは法悦の聖テレジアのような顔になる。
ロシア人バレリーナ、永遠の憧れ。
マリンスキー・シアターのダンサーのドキュメンタリー"Ballerina"の中で、パリ・ナショナル・バレエのプリンシパル、マニュエル・ルグリ (Manuel Legris) がいみじくも言うように、ロシアのバレリーナは芸術家として早々に成熟する。
彼は続ける。
”One can tell a russian ballerina on the spot. As soon as they arrive here, we recognize it. They have an aura, something... the way they hold their arms, the chest area and arms are so unlike European dancers. They're more vibrant, there's something more extreme.”
(ロシア人バレリーナはすぐに分かります。現れた途端に、ああロシアの、と分かるんです。オーラ...何か、腕の具合、胸の辺りや腕の状態は他の欧州バレリーナとは全然違う。もっと響き渡るような感じ、何か極限的な感じがする)
今年はまた生のスヴェトラーナ・ザハロワ (Svetlana Zakharova) の栄光も見られそうだし、シーズンが終わるまでロンドンを西へ東へ美の女神の後塵を拝しに走り回るのである。
とにかくわたしは三度の飯よりバレエが好き...というお話が続いた。
これで一旦終わり(にできるだろうか)。
次はロイヤル・バレエでオリジナル・キャスト(DVDと同キャスト)版「不思議の国のアリス」(Alice's Adventure in Wonderland) 、「ル・バヤデール」...シーズンは続く。
*「ロレンツイア」は初めて見る演目だった...ソビエト時代に制作された作品で「『共産党宣言』!!」という内容が新鮮だった。「万国の労働者よ団結せよ」という分かりやすいメッセージを当時の人々は再び熱狂とともに迎えたのだろうか。
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ドン・キホーテの夜
ここ何年かで一番のバレエ公演を見てしまった。ミハイロフスキー・バレエ (The Mikhailovsky Ballet) 公演でロンドン・コロセウムに来英しているナタリア・オシポワ (Natalia Osipova) と、イヴァン・ワシリエフ (Ivan Vasiliev) のドン・キホーテ。
観客をこれほど熱狂させるのを目撃するのは初めてかもしれない...と思うほどの盛り上がり方で終始した。
劇場の建物が共鳴するほどに踊り手も観客もすべてが喜びに沸き立ち、オシポワのタレントとワシリエフの驚異の跳躍力、脇を固める踊り手のレベルの高さと相まって、まさにローマ時代の「コロセウム」の高揚はこんなだったのではないかと感じた。
ドン・キホーテのキトリは、まあだいたい誰が踊っても魅力的なキャラクターではある。だがオシポワのキトリ、こんなにも魅力的なキトリは他に見たことがない。ブルージュの映画館でオシポワを最初に見た時、彼女にはこういう強い「陽」なキャラクターが合っていると確信したもので、うむ、十八番とはこういうことを言うのだな!
先日のセミノワは写真も実物もあまり変わらない美しい容姿だったが、オプシワは写真やDVDで見るよりずっとずっと華奢で細くて綺麗だった。ボリショイを去ったことと、まだ26歳という若さ、今後が滅茶苦茶楽しみなのである。
わたしは『「元気をもらいました」「感動を与えたい」』撲滅委員会の熱心な会員だから、「感動をもらいました」とは死んでも言いたくない。でも、この日の夕方あまりおもしろくないことがあったのもふっとんで上機嫌になりましたよ、ええほんとに。
世界の都ロンドン...東西南北、世界最高峰の芸術を引き寄せるこの都のそばに住むことができて、バレエ鑑賞に限ってはこの上もない幸せを享受していると思う。
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