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-Knokke-




週末は北海沿いのKnokkeへ。


近頃はずっと夏らしいお天気が続き、こういう時はベルギー国内はもとより、オランダからは当然のこと、ドイツからもベルギーの海沿いを目指す車が続く。

経由地になるブルージュ辺りの道は、永久に続くかのようにさえ思える渋滞が多発。無事に目的地へ到着しても、駐車する場所がなかったりする。
精神衛生上よろしくないので、そういう時は海とは反対方向に車を走らせるようにしている。


金曜日からはやっと気温が落ち、雲が広がるようになったので、灰色の海を訪れに。
もちろんハワイやアフリカの恐いくらい晴れ上がったビーチも好きだが、北海は灰色の日に限る、と決めているのだ。

ベルギーの北海沿いには整備されたビーチがたくさんあり、話を聞くと、家族ごとに「夏の近場ビーチ」はどこに行くか決まっているよう。わが家は(わたしは、ですね)Knokke派。ちなみに夫はベルギーの大衆的なビーチが大嫌いで、極力近づきたがらない(笑)。



Knokkeはフランス語を話す気取った連中の街。スノッブなブティックが軒を並べているので、わたしの欲望も、単に遊びたい娘の体力も発散させられるし、6/15から9/15まではビーチに入れない子犬も遊歩道を歩くだけでかなり楽しいはず。

北海の魅力は何と行っても夕暮れ。
光と風が一瞬にして変化し、いろいろな淡色が水の中に落とした絵の具のように広がり、さっと雨が降ったかと思えば、太陽が白く輝きだす...

これでレストランやカフェがもっと充実していれば言うことなしなのに。


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文化の終わり




娘が心待ちにしていた「Cars」を観てきた。


ロード・ショウ中につき、ネタバレになるので内容はともかく。

夏休みの昼間だというのに観客は10人程度...どういうこと?!


ブルージュ、わたしが来た当時は、この小さな街にも小さな映画館が4つはあった。
今ではロードショウが上演される館がひとつ、主にインディものが上映される館がひとつ残るのみ。
(ちなみにブルージュ郊外の高速道路の入り口付近に、チェーン経営の巨大映画館が建設中で、街の中に残るこの2件の命運もどうなることやら....)


映画館を観るということは「巨大資本が所有する複合的な大映画館」でか「家庭で楽しむ映画」かの二極に別れてしまった。
妙に教養のあるオーナーが、妙にこだわりのある映画ばかりを上映する、こぢんまりした映画館が消えて行くのは、まあ、まさに大量に生産して大量に消費する、現代(近代)文化そのもの、と言うところか。
街からひとクセもふたクセもある個性的なセレクト・ショップが消え、世界中どこに行っても同じものを廉価で売る大衆店が巷を侵略しているのと同じことか。
...味気ない。


わたしたちの地球も環境も人間性も、もうこのやり方(大量生産大量消費)ではやって行けないどん詰まりまで来ているような気がするのだが....


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お暑うございます




パリへ日帰りで。


しっかし花の都は大都会、同じ気温でもブルージュとは違ってあっつい、あっつい....
軽い熱射病状態になってしまった。

お昼ご飯を食べようと決めていた和食店が満席で断られたのがいけなかった。この後、食欲もない気がしたので、15時過ぎまで休憩もせずにどんどん歩き続けたのだ。

比較的からっとしているので、休まずに行動してしまう...
何度も何度もカフェなんかで日陰に座って、水分をどんどん補給するといいのだろう。

あれも見たい、ここにも行きたい、と心ははやるのだけれど。



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夏休み!




娘の親友の新居へ初めての訪問を果たした。
おそらくミッド・センチュリーに建てられたのであろう彼らの新居は、ブルージュの旧市街から車で5分ほどの住宅地にある。


今日は気温が33度以上になり、「水着を持って来てね」と言われたので、「ブルージュで庭のあるお家ならば、誰でも持っている折りたたみ式プール」を想像していたら...

(かなり古いけれど)本物の石造りのプールだった!

わたしが住んでいたカリフォルニアや、はたまたフロリダ、中近東、この辺りでは南下して南仏やスペインでは、普通の家にトイレがあるように普通にプールがあるが...普及しているのでその分廉価だろうし、また元が取れるくらい使えるよね。

ベルギーで気温が30度以上になる日々はごく限られていて、しかも気温が上がっても水温が上がらないので、屋外プールを使えるのはきっと数えるほどだろう(お金持ちがプールを作るとしたら屋内の温水プール、というのはよくある)...


なんと贅沢な!
さしずめアラブの王様が砂漠にスキー場を作らせてしまう感覚...
こういうほとんど無意味な(笑)贅沢、天晴れ。


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V A C A T I O N




7月1日。

夏休み第一日目。
ソルド(バーゲン)第一日目。
大切な友人の本帰国。
すばらしいお天気。



わが家の子犬も街に慣れ、テラスでお茶をしている間もおりこうにしていられるようになった。

娘は今まで出かける先々で、ゴージャスだのラヴリーだの最大の賛辞を欲しいままにしていたのに、注目は完全に子犬に移り...せめておばあちゃまの感心だけは引き止めておこうと、苦肉のパフォーマンスを繰り広げている(笑)。


犬の訓練校に通ったり、バカンスに連れて行ったり、今年の夏は子犬さま中心の夏になりそう...






6月30日付けで娘が持ち帰ったたくさんの工作の中の一つ。
このハートがわたしの気に入り。



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