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bramley apple




英国で生活するようになって初めて見たもののひとつ。

普通のりんごよりも平たくいびつで、ずしっと重い魅惑的な果実だ。果物かごにたくさん盛って飾るだけで絵になる雰囲気もある。


ラベルに「料理用」と記してあるように、甘さはほとんどなく酸味が強いのが特徴だ。日本で料理用のりんごと言えばすぐに紅光を思い浮かべるが、あれよりも大分しゃきしゃきしていている(セロリのようにと言っても良かろう)。グラニー・スミスのずっと先祖、といった感じ。
わたしはすっぱい食べ物が好きなので、そのままで食べるし、サラダにするのもいい。例えばベイビー・リーフにこのりんごのスライスとブルーチーズとくるみとを合わせてフレンチドレッシングでまとめる、など。


夫がなぜにりんごを使ったお菓子ばかりを作るかだが、結婚当時、何も料理ができなかった彼は「アップル・パイが焼けるような夫になりたい」と宣言したのだった。それでまずはりんごを使ったお菓子のバリエーションを習得しようとしている...らしい。
ベルギー時代は1年の3分の2は家にいないという仕事の事情でお菓子づくりなどとてもできなかったが、英国に来てからは忙しいにしても週末はほとんど家におり、いよいよお菓子づくりに精を出している次第。タルトなど結構おいしいのを作るのだ。
...毎度大騒ぎですけど。


最近は調子に乗ってパンづくりをしたいと言い出した。「朝ご飯を作るのが趣味」なので(たしかにエッグ・ベネディクトやフレンチ・トーストを喜々として作る)パンも自分で、と思っているようだ。
まあホーム・ベーカリーを使うみたいですけれどね...

カスタードクリーム入りのりんごパンとか焼けるようになってくれたらうれしい。
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