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Brugge Style
daniel ost 月桂樹広場
人は秋になると今まで忘れていた芸術のことが気になり出すらしい。
今年、ブルージュは芸術の秋に特別力を入れている。
気のせいではない。先週末始まったstadsfestival (city festival) が来年初頭まで続くからだ。
ダンス、シアター、音楽、文学、映像、エキスポ。上記HPやタウン誌を広げれば興味深いイベントがたくさん載っている。
今週末からは「ダニエル・オストの月桂樹広場」Laurier op de Markt (Laurel on the Markt) が公開される。
マルクト広場に現れた、まるで赤の女王の庭園のようなアート。
トランプの兵隊はいないが、かわりにオレンジのジャケットの作業員の方々。
ダニエル・オストはベルギーが誇るフラワーアーティストであり、東寺などでも展覧会をしたくらいだから、ひょっとしたらアクション俳優やEU初代大統領よりも日本では有名かもしれない。
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この後、わたしが一番楽しみにしているイベントは、10月に予定されている「ヘンゼルとグレーテル、ブルージュで迷う」というやつだ。
この子ども向けイベントは、2人のアーティストによってストーリーが演出されていて、参加者はそれに従って街をさまよう。小石やパン屑を撒きながら歩くのかな...ワクワクしますね~。
特に「お菓子の家」はメタファーなどではなく、本当に作ってくれますように、と心から祈っているのである。
わたしはお話を含めた風俗や文化の起源を考えるのがとても好き(われわれは何者であるか、世界にどのように説明を付けるか、というのがわたしの人生最大の関心だからして)だ。
でもこのイベントで「お菓子の家とは何のたとえなのでしょう?みなさんで考えてみましょう」などと賢しらなことを言われたら、絶対暴れるね。
あっ、ここに性悪魔女が!
これから暗く冷たい季節が始まる。アートで暖まろう。
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