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英国東南端のビーチ、ブライトン。
前回の記事、セブン・シスターズからは低くなってゆく太陽の方向に向かって車で30分ほど走ったところにある。


欧州のビーチ・リゾート地というのは、18世紀頃療養としての海水浴が富裕層に受け入れられたことをきっかけに発達した場所が多いそうだ。
ウクライナのヤルタとか、ベルギーのオステンド、フランスのディエップ、コート・ダジュールやリビエラにアマルフィ海岸...そういえばそんな雰囲気が今も残っている。
ブライトンもその例にもれず、なるほど海岸沿いにはビクトリア期の名残の真っ白な素敵な建物が建ち並んでいる。

が、社会的変動によって有閑層は姿を消し(もちろん社会がより公平になったのは慶賀)、素敵な建物には派手な看板がかかり、浜は猥雑で騒がしく安く即席な雰囲気を醸し出し...春のまだ眠たいような海が見られると思っていたのは計算違いだった。
まあ「ベニスに死す」のリド島海岸などをデフォとして夢見ているほうがいけないのですが。


今度は夏の終わりに聴きたい曲を携えて行ってみよう。

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