goo

神々の島 




インドネシア・バリ島は八百万の神の島。


今も時差ぼけが治らず、夜は19時ごろに強烈に眠くなるが、その後は2時、3時まで起きていて、蛙や虫の大合唱とアユン川の流れを聞きつつ、レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』に耽溺...


「だが実際には、夕方と朝ほど違ったものはない。夜明けは一つの序奏であり、日没は昔のオペラでそうだったように、初めではなく終わりに演奏される序曲なのである」(レヴィ=ストロース 川田順造訳『悲しき熱帯 I』中公クラシックス 96ページ)

「音や匂いが色をもち、感情に目方があるように、空間は、それに固有のさまざま価値をもっている」(同上201ページ)

「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう。制度、風俗、慣習など、それらの目録を作り、それらを理解すべく私が自分の人生を過ごして来たものは、一つの創造の束の間の開花であり、それらのものは、この創造との関係において人類がそこで自分の役割を演じることを可能にするという意味を除いては、恐らく何の意味ももってはいない」(『悲しき熱帯 II』425ページ)




いや、昼間、客室のプールサイドやあずま屋で本を読みながらうとうとするため、夜は睡眠時間が極端に短いのだ。

そして朝4時ごろ一番鶏が鳴く。

アユン渓谷で濃い香りを放つ森林、山の中腹に漂う雲、プルメリアの花陰におられるたくさんの神様、おはようございます。
(素敵なのはわたしが宿泊している客室も「アユン・スイート」という)。

赤道と南回帰線の間のバリ島の方が日本よりも涼しいってどういうこと? 
適度な湿度があり、日中は28度くらい、夜間は23度くらいで穏やかな風もありかなり涼しい。




アマンダリのシンボル、虎の姿の神様にお供え物を捧げる。




人と神々を取り持つ、神々しくも愛らしい巫女ちゃんたち。天国には天使!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« モエにライカ バリ島 棚田... »