goo

ライラック、はじける



去年はとうとう花を一つも咲かせなかったライラック(リラ)が、今年はたくさん蕾をつけた...と喜んだのは今月頭。

今年のイングランドの春は雨はひどく少なく(限りなくゼロ)、気温が上がっても続かず、薔薇の新芽は凍えて枯れてしまうわ、いちじくが防御体制に入って葉と実を全部落としてしまうわ、日本ではもう終わったよと大阪の友達が言った藤は蔓を伸ばし始めたばかりだわで、狂った春。

この気候にもなんのその、カレンダー通りぐんぐん伸びているのは5月に満開になる芍薬。
花の王。さすがである。
まあ5月の芍薬満開シーズンには大嵐が吹き荒れるんですけど...


で、春の再生を司る、リラの精、ライラックが花を咲かせるまでこんなに時間がかかるとは!

やっと4割くらいがポップコーンがはじけるように花を開き、馥郁たる香りを放つ。




うっかりカサブランカの横においたら香りが喧嘩。

別の部屋に移した。




思いがけず自然のライラックの香る部屋でピアノを練習することになり、ロマン主義の時代へ束の間旅した。
わたし、弾いている間、あれこれ芋づる式に他のことを考えすぎ(笑)。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« イングランド... 「君よ知るや... »