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くるみ割り人形で年は暮れ








今年の「くるみ割り人形」もいよいよ見納め。


上の写真は英国の名門バレエ団のひとつ、
イングリッシュ・ナショナル・バレエ「くるみ割り人形」の宣伝ポスターだ。
秋になるとこのポスターがロンドンのあちこちを大々的に飾る。
去年もこの同じポスターが使われていた。

このクララは日本人プリンシパルの加瀬栞さん。
美しい。


先日、こんなことがあった。
ある人がこのポスターを見て、
「◯国のバレエ団かと思った」と言ったのだ。

大人も子供もクリスマスに心を躍らせながら鑑賞する総合芸術@ロンドンで
英国のバレエ団がこのポスターを制作したことに対して
違和感を抱く人が未だにいるのだということに驚いた。
(ちなみに英国のバレエ団はどこも当たり前にものすごく多国籍)

違和感を抱く人がいるとしたら、
このポスターの選択は(バレエ団の意図あるなしにかかわらず)
大切な何かを象徴していないか。

芸術は軽々と越えていく、「国家」「人種」「民族」とかそういうのを。
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