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ところかわれば...ネイル・サロン




月に2、3回、エステ・サロンへ行く。

今日はネイルの日であった。


日本ではスカルプチャが安定した人気だが(今もそう?)こちらでは何年か前からもっぱらジェルである。

以前、あるエステ・サロン(フランス本社)の日本人エステシャンにお会いした時、ジェルネイルをご存知なく、わたしの爪を興味深く観察しておられたが、もう2年程まえのことなのでもしかしたら日本でも認知度は上がっているかもしれない。


わたしは日本ではスカルプチャをつけていた。が、98年にこちらへ越して来た時点で、「ベルギーではもうほとんどスカルプチャはやっていないわ」と言われた。
どうして?と詰め寄ると、「スカルプチャは割れやすいから...ごにょごにょ」という歯切れの悪い返事。

仕上がりはスカルプチャの方がジェルよりもずっと繊細で美しいと思うので、不服であった。アジア人に比較すると手先の不器用な欧米人には(失礼)スカルプチャは難度が高いゆえあまりやりたくないのかも...などと勝手に想像したりして。


不器用と言えば、エステでもネイルでも日本人エステシャンの技術の細かさには、知られたパリのサロンの有名エステシャンもかなわないのではないか、と思う。
日本人の手にかかればジェルネイルもおそらくスカルプチャの繊細さに昇華されるに違いない。


万歳!日本のエステシャン!



...



さてわたしがブルージュに来た頃にちょうど開店し、それ以来お世話になっているこのエステ、オーナーの彼女がひとりで切り盛りしている。

電話をとるのも受け付けをするのも、全身ゴマージュをするのも彼女自身である。

また、当然だがヴァカンス期間は彼女が留守だとサロン全体が休業。

日本の優雅なサロンのような、いたれりつくせり、痒いところに手が届くサービスは一切な~し。

彼女、そんなヒマ、ない。

ひとりでできることは限られているのである。


5年程前彼女が婚約者と別れた時期の前後は、彼女の気分がムラムラで行きたくなかった、ということもあった...(笑)。

近ごろでは彼女もずいぶん(技術共に)成熟したようである。
日本のサロンでは考えられないことである。


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