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紅茶のなかの 角砂糖のように溶ける




イースト・サセックス州に残る、14世紀のボディアム城からの帰り道、夫が急に米国との遠隔会議に参加することになった。

運転をしつつでは無理なため、適当な「公園」のサインに従い、その駐車場で車を停めた。

それがこちら。

わお、美しい。
まさに英国のマナー・ハウスである。

15世紀後半の建物が基本のつくりで、夏の間の四ヶ月間だけ一般公開されているそう。

16時半とて内部の見学やティールームはすでに終了していたが、20分ほど、わたしは芝生を歩き回り、熱意を持ってバリバリと草をはむ山羊や羊を眺めていた。

そして夕焼け前の強い西陽が射す。

マナーハウスは、紅茶のなかの角砂糖のように溶けてしまいそう...




あとで調べてわかったことには、このマナーハウスには、ゲインズバラ、レイノルズ、ヴァン・ダイク、ラファエル、プリゴらの作品があるそうなので、夏が終わる前にまた行きたいな。
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