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ブルージュを映す水鏡




からっと晴れている限り、冬のヨーロッパは大好きだ。

過去数年間は帽子も手袋も必要のない冬だったのだが、今年はタンスをかきまわして探したり、新調する人が多いかもしれない。


このブルージュの有名な運河が氷りつき、十分な厚みがあると市が許可を出すと、ここでスケートができる年がある。
今年はそこまで寒くならないだろうけれど...

想像しただけでもアシュトン振り付けのバレエ Les Patineurs『スケートをする人々 (レ・パティヌール)』のように素敵。
あるいはブリューゲルの絵画か、フランダースだけに。

わたしは98年から11年までブルージュに住んだが、凍ったのはたった一度だけだった。

夫が子供の頃は毎年とはいかないまでも、しばしば凍っていたそうだから...


暖炉は冬の楽しみの第一で、カーボンニュートラルで比較的環境にやさしい主張する人もいるが、たとえばブルージュの町中が暖炉に火を入れたら...と考えてしまう。


この日、友達と朝食を食べるために凍てついたザンド広場を横切って、暖炉の燃える店内に入ったら、彼女の笑顔が待っていた。
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