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樹木信仰




今月末から年末まで留守にするので、大掃除は大部分を終え、ツリーは先々週末に飾った。
わが家は、わたしの身体より大きいサイズのツリーは3本飾る。

あとは窓ガラス洗浄の業者が来てくれたらすっきりするのになあ、延期延期でまだ来てくれない...


ベルギーでは、12月一週目のサンタクラース祭(サンタクロースの原型である聖クラースの祭り)が終わってから飾るのが普通。だから今年はツリーの登場めちゃくちゃ早い。

英国でも街はそれっぽくなってきたが、家庭ではまだなのかな、今朝はドアノブを直しに来てくれた人が「もう飾ったんですか!」と驚いていた。


常緑樹にならい、生命の持続と再生を願いつつ。

クリスマスは「イエスキリストの誕生を祝う」行事ということになっているが、キリスト教を布教する上で、土着の宗教と習合させ、冬至を祝う日の前後に救い主の誕生日を定めた。
救い主の誕生後、世界はじょじょに明るくなっていくからである。
シンボルとしてのクリスマスツリーは、この土着の樹木信仰にルーツがある。

だからか、サンタクロースの原型になった聖クラース祭にはツリーは飾らない。

英国では、ヴィクトリア女王が自己アッピールに使った「ファミリーを大切にする君主」というイメージを演出するのに、ツリーは一役買った。
「英国らしい伝統」はこの時期に創作されたものが多くある...


去年も今年もクリスマスツリーの飾りを買い足していないので、去年とほとんど同じ...
来年はちょっと趣向を変えようかと思っている。
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