goo

ディオールの素晴らしき世界展@ハロッズ




ハロッズで開催しているThe Fabulous World of Dior『ディオールの素晴らしき世界展』へ。

クリスチャン・ディオール御大の世界を、クリスマスの季節らしくジンジャービスケットで形作り展示する、という趣向。

大変裕福なブルジョア家庭で育ち、1946年にメゾンを立ち上げ、57年に逝去するまでの驚くほどの戦後の短期間に、「エレガント、幸福、平和」な女性の服飾を作った。
その影には美しく、趣味のよい母親、彼女が造園した庭や彼女が装飾したパリの邸宅、幸福な子供時代の思い出があり、彼のデザインに大きな影響を与えたとか。

グループごとにガイドがつく10分ほどの見学で、わたしが想像していた展覧会とは趣が全然違ったため拍子抜けしたが、かわいらしかった。




パリ8区モンテーニュ大通りのグローバル本部を模ったジンジャービスケットの邸宅で始まる展示。ちなみにこのお菓子の家の大きさは1.7メートルくらいかなあ。

建物の中ではシーチング生地を使って仮縫いをしたり、帽子をデザインするディオールの姿が...







これこれ、彼が生まれ(1905年)育ったノルマンディー地方のマンシュ県・グランヴィルの家の寝室で、いつかデザインする「バー・スーツ」いわゆる「ニュー・ルック」の夢を見るディオール。
吹き出しがたまらなく愛らしい。




この邸宅内では香水を調合する彼の姿が...
二階テラスの花のドレスには、香水に使った全部の花を飾ったそう。




子供時代の幸福な思い出。家族と過ごすクリスマス。

この家は現存し、ディオール博物館になっているそうで、ファッションがわたしと同じくらい、いやそれ以上に大好きな友達と一緒に見に行ってみたいな!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )