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モンブランに雪が降る




前回は、英国で七面鳥の丸焼きのスタッフィングに使う栗でパウンドケーキを焼いたことを書いたのだった。

頂き物のこの栗、一部残しておいたのは、モンブランを作りたかったから...

今年10月の一時帰国中に、モンブランはいろいろなお店のものを食べた。
「朱雀」なんぞは複数回、今流行りの生搾りモンブランも「食べ歩き」ペースで食べたほど。

生搾りモンブランの、ほくほくで素麺のように細く絞りだした栗ペーストは機械のない家庭では無理なので、無難にスタンダードな洋栗のモンブランを。


モンブランは工程は多い(わたしが作ったのは、メレンゲを焼き、サブレ生地を焼き、ディプロマット・クリームを絞って組み立て、栗クリームを絞って仕上げるスタンダードなレシピ)ものの、さほど難しい技術が必要なわけではない...

それも最終段階までのハナシですよ! 
回転台に置いて、左手で台を回しながら右手で栗のクリームを絞り出すこの難しさといったら...右手がどうしても主導権を握りたがり、「一ヶ所に絞り口を固定しながら絞る」ことができない。どうしても右手が自分で回りたがるのだ。

やっぱりプロはすごいなあと何回独り言をつぶやいたか!


しかし味は抜群である。と、手前味噌、いや手前モンブラン。
栗のクリームの硬さ調整も苦労した一方、甘さを調整できたのはよかった。メレンゲが甘いので栗クリームは甘さ控えめがいい。


上の写真はモンブランの頂に積もる雪の演出が過ぎてしまったようだ。
でも、この角度からならまだちゃんと完成しているように見えるでしょう?!

下の写真は中身。帽子をかぶっているようでかわいらしい。




栗はまだ残っているので、鴨とフォアグラのパイ包の中身に入れようと思っている。

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