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パルマ・デ・マヨルカ




英国島から去年の9月ぶりに脱出した先は、地中海のマヨルカ島。

薄グレーの空が定番のヒースローから2時間半で行ける南の島。

そんな気軽な距離感なので、マヨルカには過去何度も出かけていて(避寒地として冬もいいのだ)、今回はアガサ・クリスティーも作品の舞台にしている北東のリゾート地ポリェンサ湾からメノルカ島へ船で渡ったり、朝市が出るアルター、思い出のバルデモーサ(ショパンがサンドと暮らした村)にも行きたいと思っていたのだったが、ホテルがあまりに完璧で完結していたため、観光は州都のパルマ・デ・マヨルカに半日ジェラートを食べに行っただけとなった。

目的のないうろうろ街歩きが一番好きなわたしにしては珍しいことである。






パルマ・デ・マヨルカといえば、パルマ大聖堂。

「1229年にアラゴン=カタルーニャ連合王国のハイメ1世がマヨルカ島を征服(レコンキスタ)し、1230年に建設が開始されたが、完成したのは1601年のことである。イスラーム教徒の時代のこの地にはモスクが存在したため、エルサレムではなくメッカの方角を向いている」(Wikipediaより)

内部が独特で非常に劇場的、わたしは好きだ。




スペインの建築、大好き。
ムーア様式のかおりがするならなおよい。




ジェラートは老舗のサン・ミケルでバジリコのソルベ。
オーガニックで手作りのモダンなお店(写真上。リヴァレノ)では、リコッタチーズといちじく、ピスタチオのソルベを。ピスタチオのアイスクリームはよくあるが、ソルベは初めて。美味なり。
夫はオランジェット(オレンジのチョコレートがけ)とマンゴーか何かを食べたはず。




高級ブティックも並ぶ目抜き通りには本屋の露店が出ていた。
そういう雰囲気大好き。

カフェでアイス・エスプレッソ(カフェ・コン・イエロ)を飲んでいると、道をゆく老マダムら。この辺りのアパートにお住まいなんだろうな...犬を散歩させているだけなのに、スーツを着て、白髪を夜会巻きにした女性、憧れる。わたしもこう老成したい。




前回、冬に来た時にはストーブのそばに座って小雨を眺めたカフェも夏仕様。




車で街を出てベルベル城の方に向かったら、「風景抜群」のレストラン。


食べ物の話なら、マヨルカには名物に甘エビの一種があるのです...

ホタルイカの唐揚げ(チョピートス)、甘エビのガーリックバター、日本人の味覚に合いまくるのである。
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