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Brugge Style
英国隔離生活と『グランド・ブダペスト・ホテル』
英国で自宅隔離が始まってちょうど1週間。
日にちの感覚がなくなってきた...
親友の話。
敵が迫る街。
あるグランド・ホテルからは戦禍から逃げてきていた人々が再び散り散りに逃亡を始めるが、そのホテルで知り合った男女(おそらく許されない恋愛)は、運命を共に死ぬ覚悟で逃げようとしない...
という映画があったそうだ。
彼女とは妄想友達で、思いつく限りのロマンティックな妄想を繰り広げて成長したのだった。
グランド・ホテルで隔離生活中、さまざまな境遇の人と出会う...そういう筋書きはわたしたちの大好物だ。
『グランド・ホテル』ならそのまま、アガサ・クリスティ風なら殺人事件が起き、『ヴェニスに死す』風で最大限のロマンを追い、『去年マリエンバードで』風に非現実感を助長、『犬を連れた奥さん』風の「ありそうな感じ」もいいかもしれない。
最近見た『グランド・ブタペスト・ホテル』風ナンセンスも入れよう。わたしはこういう映画が一番好きだ。
...
最初に話を戻す。
自己隔離が始まってこのところの日課は
朝5時半から6時半に起床。
しかし昨日サマータイムが始まった(まだやってるの)ので自然と7時ごろ起床になった。
夫が朝ごはんの用意。
寝坊の娘が起きてくるまで、ネットでニュースを見たり、メールに返信をしたりする。
このブログもこの時間に書いている。
娘が降りてきたら、YouTubeを見ながらストレッチとバレエのバーレッスンをする。
毎日、40分以上、たとえ5分でもやることに決めた。外出できないので、これ以上体を固まらせないためだ。
バレエダンサーら美しい人を見ていると気分もよくなれる。
ランチの用意。
ベルギー流でほとんど毎日スープを作る。用意はものの10分ほどでコンロにかけておくだけなので簡単だ。
基本は玉ねぎと長ネギとセロリ、これにブロッコリー、あるいはトマト、えんどう豆、にんじん、カリフラワー、マッシュルーム...最後にバーミックスでクリーム状にするだけ。クリームを入れたり入れなかったり、バリエーションは無限。
もう少し暖かくなれば庭で食事ができる。
娘がピアノを練習するのを鑑賞。
自分自身の課題もあるのだが、聞いている方がずっと楽しい。
娘はリストのソナタとスクリャービンのエチュード、前にもやったショパンのバラードを復活させる練習、昨日は友達に頼まれてドビュッシーの月の光を録画していた。
読書。
honto.comで電子図書を大量に購入した。
このところ読んだ本でおもしろかったのを一冊あげるとしたらカルロ・ロベッリ『時間は存在しない』。
昨日は新刊のお知らせが来た勢いで、池上英洋『仁義なき聖書美術』の旧約編と新訳編を購入。1日で読めそう!
読書しながら普段は面倒なスキンケアも試している。
過激なピーリングなどのコスメをぜひ試したく、アメリカのDrunk Elephantをシリーズを。
書道。
というほどでもないが、練習。楽しい。
王鐸。
夕食は普段と同じ。
夕食後は映画。
こちらも最近見たものをひとつだけあげるとしたら、上にも書いた『グランド・ブタペスト・ホテル』! 娘が見ていなかったので家族そろってまた見た。3回目を見たいくらいおもしろい。おすすすめです。
日本映画『新聞記者』は機内で見たのだったが、主演の二人の演技が上手くてびっくりした。シム・ウンギョンさん、好き。
娘に見せたいのだが、英語版がないのが残念。
日本アカデミー作品賞を含む三冠達成、最優秀主演女優賞にシム・ウンギョンさん、最優秀主演男優賞に松坂桃李さん。監督は藤井道人さん、プロデューサーは河村光庸さん。
バレエのDVDも毎夜見ている。
昨夜はロイヤル・バレエの『マイヤーリンク』を鑑賞。
そして早寝。
夫と娘に、自分が興味のあるトピックで独自に勉強、週一でひとりずつプレゼンするのはどうかと提案したら却下された(笑)。
おもしろいと思うんだけど...
わたしは断然出好きだが、家にいるのも結構好きだ。
今は何よりネットがあるし!
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