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swan lake, marianela nunez 2020




バレエの話ばっかりなので、今夜の分はもう書かないでおこうと決めていたのだが!

またすごいものを見てしまったので自分のために書き留めておきたい。

会場、絶叫!


オープニング・ナイトのMarianela NunezとVadim Muntagirovはすばらしかったが、今夜はそれよりもさらに上をいく出来映えで、まるで夜空に惑星が直列したのかもしれない! と思うほど! 
今夜(12日)を見た人はめちゃくちゃラッキーだ。

ご本人たちも調子がよかったのだろう、出だしからすばらしく、どんどん乗法されてく感じ。

アダージョを踊ってMarianelaよりも無駄な動きがなく、数式のように整えるダンサーはいまい。
彼女のオデットは真っ白の天使の羽が天上から悠久の時間をかけて落ちてくるようだった。

オディールも、先日、華麗で残酷な猛禽のようだと書いたが、セクシーに踊るのがイメージのオディールをこう踊るのはさすがだ。
何もかも完璧、完璧という言葉が足りないほど完璧で、2幕目の後半を盛り上げるグランフェッテも観客が「神様!」と叫ぶほど。

隣の男性は「彼女は”大きな態度”を”大きな態度”なしに表現できるよね!」とおっしゃった。


会場総立ち。

Vadim Muntagirovのジーグフリード王子は、オデット・オディールに心底夢中になっていた。踊りはもちろん、その演技もすばらしかった。
が、あんな踊りを目の前でされたらばそりゃあ誰でも夢中になるでしょうよ!


何が残念と言って、この舞台がフィルムされていないことだ...


(写真はROHから拝借。これは2018年のもの)
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portrait of a lady




先日のイヤリングの投稿に通常よりも反応をいただいたので、気をよくして今日はこちらを。

2年前のクリスマスに娘から「ママのために作られた(かのような)」とプレゼントされた香水。

彼女は自分の母親に素敵な幻想を抱いているようだ。

20年一緒に暮らして、部屋着に頭ボサボサで怒っている姿などを熟知しているのに(笑)。


わたしが一番好きな寺院のような香りがトップノートで、ミステリアスな名前がついている一方、新品の鉛筆の香りがすると密かに思っていて、フレッシュで大好き!


昨日、旅行用にこの一回り小さめのサイズを買って、新品のうちに写真を撮ってみた。
バレクストラが専用の革のトラベル・ケースを作っているのだが、好みの色がなく今回は迷いに迷って断念。赤がいいな...
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