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Brugge Style
elizabeth

2人のバレエダンサー、1人のチェリスト、1人のバリトン、役者3人で、Elizabethの表舞台はできている。
いわゆるダンス・ドラマ(というそうです)だ。
去年、ロイヤル・バレエのプリンシパルを引退したゼナイダ・ヤノウスキー(Zenaida Yanowsky)のために、2013年、Will Tuckettと台本作家Alasdair Middletonによって制作された。
長身で高貴で、どこかコミカルなゼナイダ・ヤノウスキーに捧げられた作品だけあって、彼女がどんな役柄に最も深みを与えるダンサーかが考慮されており、とてもいい作品だと思う。
役者による台詞があるところもバレエファン以外にもとっつきやすいのではないか。台詞回しも内容もウィットに富んでいて前のめりで見た。
一方で、エリザベス1世の有名な4人の恋人(彼女は生涯結婚しなかった)との恋愛生活に焦点が当てられすぎているため、もちろん恋愛は舞台に乗せやすくおもしろいネタではあるが、唯一無二の女王エリザベス、「女王」ゼナイダを引き出す面白みには欠けた。繰り返すが、ショウとして鑑賞するにはとてもおもしろかった。
たまたまこの夜が最終夜で、これをもってゼナイダのダンサー人生の終わりだった。
舞台で90分、一言も発しなかった(当たり前だ)彼女が、アプローズを制し、一枚の紙を取り出し
「これがわたしの『声』です」
とスピーチを始めたのが感動的だった。
(写真は@Tristram Kenton)
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