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Brugge Style
in the steps of the ballets russes
ロンドン・コロシアムでバレエ・リュスのガラを鑑賞。ロシア出身の総合的芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが主宰したバレエ団がバレエ・リュスであり、ここに20世紀初頭の舞踊、音楽、美術が結実。
今日もバレエ芸術に多大な影響力を持っている。
そのバレエ・リュスを祝祭するため、ボリショイ、マリインスキー、ロイヤル・バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエ、バイエルン国立バレエなどから活躍中のプリンシパル連が集結、バレエ・リュスの遺産をテイスター・コースを見せてくれた。楽しかった!
在ロンドンのロシア人のソサエティを兼ねていたのか、おしゃれをした大勢のロシア人に囲まれてロシア語のささやきを聞き、まるでロシアの劇場にいるような気がしたのもおもしろかった。
出し物は多彩で、白鳥の湖のグラン・パ・ド・ドゥからライト・レインまで、またワールド・プレミアのTheatrum Vitaeも上演された。
「シェヘラザート」や「牧神の午後」の性愛から、「白鳥の湖」の純愛、「ライト・レイン」や「恐るべき子供たち」の暴力、「瀕死の白鳥」で死、「ペトルーシュカ」の絶望と悲哀、「ドン・キホーテ」や「眠れる森の美女」の祝祭、「火の鳥」や「薔薇の精」でこの世のものではない存在...を学ぶことができる。バレエでは人生のすべてが学べるといっても過言ではないとわたしは思う。
バレエのテーマは人間の「関係性である」と述べた人がいたが、まさにその通り。
ワールド・プレミアのTheatrum Vitaeは、テーマの一つが「美の女神アフロディテ」の誕生にあり、数年前、キプロス旅行中に、女神が誕生した海岸を訪れた時のことを思い出した。
女神誕生の経緯(彼女は親の体の一部が海に溶けた泡から誕生し、キプロスの海岸に上陸、彼女の歩く道すがらには花が咲き誇った)をバレエにしたらさぞやすばらしいだろうと思ったのだ。実際、ちょうどメールをいただいていたバレエ団を主催なさっている先生に、厚顔無恥ながら提案までしたのだった!
もちろんTheatrum Vitaeわたしの想像とは完全に別次元の出来である。しかし、同じようなことを考えた天才がいたのだ、と思うとうれしくなった。
同じようなことを考えても凡人はぼんやりイメージしているだけだが、形にして出力できるのが天才。
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