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パラレル・ワールドではわたしは




この夏、わが家は常にも増してほとんど家にいなかった。

娘がピアノの練習に多く時間を割くのを期待していた先生は、顎が外れそうなくらい呆れておられた。


楽しみにしていたスリランカをキャンセルして突然LAに行くことになったのは、ある時点で9割9分がたLA転居が決まっていたからだった。

欧州は離れがたいが、日本を出てから、ベルギー、英国、米国とこのまま西へ移動し続けたら、次は日本か!? などと、ウハウハ笑ったりもした...


米国側から「費用はぜんぶこちらで持つので、LAで想定する生活圏の様子を家族全員でゆっくり見に来て欲しい」と言われたら、そらほとんど決まりやん? と思うのはテンションの高いわたしだけではあるまい。左写真はパサディナの市役所。パサディナは候補のひとつだった。

LAの不動産屋を紹介してもらい、在住の人を紹介してもらい、ネットで調べられることは調べつくして迎えた出発前日...

その話を全く知らなかったらしい英国側に強くひきとめられ、契約を有利に更新し、あっけなく引越しの話は消えたのだった。

夫は妻を巻き込んでゲームをしていたのだろうか?
彼は微笑むだけである。


話は消えたものの、旅費など支払済だったため、LAは「家族慰安旅行だと思って遊びに来て」と太っ腹。
タダより高いものはないぞと思いつつ、豪遊してきた次第。


LAに住むなら...

娘を寄宿舎に入れて置いていくことになるので、その利点に注目する。この機会に自立を促せるなど。

アル=アンダルス様式、あるいはムーア様式(スペイン南部からモロッコなどに分布する)の家に是非とも住みたい。LAにはスパニッシュスタイルの家も多いので。
噴水やプールのある中庭を”口”の形の回廊で取り巻く、外から見たら要塞のような家に住む。右下写真がわたしの憧れの家!!

最新の美容外科にかかる。

コミュニティ・カレッジでスペイン語を習得する。

通年、サンダルとサマードレスで暮らす。


気が進まないなあなどと言いながらもいろいろ夢見ちまいましたよ!
このブログのトップも「ベルギー・英国・日本・米国」に変えなくては、なども。



しばらくは英国から動かないことが決定したので、腹をくくってこの冬は国内で引越しの予定だ。

家探しはめんどうくさいことこの上ないが、娘と一緒に住むのもあと2年間だけ(大学生は寮生活のため)、素敵な思い出になるよう、素敵な家をゲットしたいと思う。

英国では写真のような家には住めない(気候が合わない)けど...

パラレル・ワールドのわたしはムーア様式の家に住んでいるのかしら...
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