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Brugge Style
リゾートの主
リゾートで一箇所に滞在していると、妙な心理になる。
わたしだけなのかと思って夫に聞いてみたら、考えたことはなかったが、たしかにそういう気分になる、という返事が返ってきた。
その妙な心理とは
ザ・妄想「リゾートの主」的な
と言えばいいか。
到着した当日は、例えばバアでは夜中何時までサービスしてもらえるのかとか、サロンから一番近いトイレはどこかとかなど見当がつかなかったりする。
先住の人々にはさりげなくもジロジロ品定めされたりも。
数日すると、先住の人やスタッフと会話したり、メイン・プールの一番便利で居心地がいい位置、景色が一番素敵な一角と時間帯、仕事が一番確実で繊細なウェイターなどが分かって来る。
そして、到着したばかりで部屋への道が見つけれれない人や、メニューが決められない人に助言したくなったり、近場の観光地を比較して意見したくなる。わたしは実際に差し出がましいことは言わないが(自分がどれだけお節介になれるか知っているので)、いろいろ教えてくれる「主」もいる。
きわめつけは、先に出発する人をお見送りするような気持ちになることだ。
その妄想をわたしは「リゾートの主」と呼ぶ。
到着当日、先住の人にじろじろ見られていると感じるのはわたしの被害妄想で、彼らも「教えてあげたい!」と思っているだけなのかもしれない。
ああ、永遠にリゾートに住んでほんものの名主になりたいよ...
(夫はそのために小さいリゾートを経営するのが夢だそうである。リゾートは経営するものではなく、サービスしてもらってこそだよ)
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