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ダイダロスが逃げて来た島





夏を追いかけて...

9年ぶりのシチリア島。


追いかけて太陽に近づきすぎたか、イカロスのように全身を焼かれてしまった。
イカロス、太陽に近づきすぎて羽の蝋が溶け、海に墜落したくらいだから肌も焼けていたと思うの...


この、ラビリントス(迷宮)脱出用の羽の制作者であり、ラビリントスそのものの設計者でもある、イカロスの父親にして発明家・エンジニアのダイダロスは、アテネ、クレタで次々と問題を起こし、シチリアへ逃避行。

シチリアではカミコスの王、コカロスに匿われ、ここでもさまざまな発明をし、土木工事を行ったそうな。


カミコスはシチリア南部中央あたり、現在のアグリジェント(上の写真)から内陸に入ったサンタンジェロ・ムクサロにあったとされる。

もうおもしろすぎ...


アテネの人、ダイダロスが逃避行を続けてシチリアまで逃れた時系列は:

その仕事でアテネで人気が出る

しかし弟子の才能に嫉妬して弟子を殺してしまう

クレタ島に逃げる

クレタ島のミノス王の妃パシパエの生んだ半牛半人ミノタウルスを幽閉するためラビリントスを造営
(アリアドネとテセウスのロマンスもこの迷宮で)

ミノス王の怒りを買う

ラビリントスに幽閉されるが羽で脱出

息子イカロスは墜落死

シチリアにたどり着く

シチリアでもその才能ゆえに騒動の種になる
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