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Brugge Style
2015 chopin competition winner's concert
2015年第17回ショパン国際ピアノコンクールで優勝したチョ・ソンジンのリサイタルへ。
決勝のピアノ・コンチェルト、すごかったですね!!
彼のコンチェルトの生演奏は、去年10月20日の優勝後、11月頭にロイヤル・フエスティバルホールでフィルハーモニアXアシュケナージで鑑賞した。
その時は(ど素人の意見なので許してください)、すべて完璧で正統で文句のつけようがないが、つけようがないからこそ「絶対にこの人でなくてはならない」という種類の説得力に欠ける演奏だと感じた。
そういうこともあって、今回のリサイタルもとても楽しみにしていたのだ。
前半一番最初に演奏されたノクターン13番は、わたしの最も愛するショパン...
こう言えばいいだろうか。
前半で演奏された4曲、ノクターン、幻想曲、マズルカ、英雄ポロネーズときて、ノクターンと英雄ポロネーズがすごく「同じ」に聞こえた。
演奏は結婚式のシュガー・ケーキの見た目のようにゴージャスで超完璧でなのに、中はいたって普通のケーキというか。
音がもっと魅惑的だったらいいのになあと。
まあ素人のわたしが期待している、繊細で暗い情熱の美しいショパン、とイメージと合わなかっただけなのかもしれないが。
しかし後半はさすがでしたよ。
特にソナタとスケルツォは圧巻で、最後まで全っ然乱れないダントツの安定感、テンポやパワーの安定感はさすがで、完成されているとはこういうことか! と。
とても勉強になりました。
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