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カルロス・アコスタと仲間たち




キューバ出身、ロイヤルバレエのプリンシパル、カルロス・アコスタ(Carlos Acosta)は、英国ではカリスマ的人気を誇る。

彼が引退を表明した後にいくつか残されたパフォーマンス、そのうちの「カルロス・アコスタと仲間達」に行ってきた。

ロンドンの街はクリスマスの雰囲気で盛り上がり、まあ何を見ても楽しい季節ではある。
それを差し引いてもとっても楽しかった!

ミックスプログラムで、「瀕死の白鳥」あり、「アゴーン」あり、「シルフィード」あり、「ブエノスアイレス」あり、'Non... Je ne regrette rien'(<Yuhui Choeすばらしかった!)あり...強いて例えるならば大晦日の紅白を見ているような楽しさ、と言えばいいだろうか。
ステージの奥が楽屋という形式で、ダンサーの楽屋裏のあれこれがちょっと覗けた「気分」になれ、それも楽しかった。


アコスタはもちろんカリスマにあふれているのだが、やっぱりわたしはマリアネラ・ヌネツ(Marianela Nunez)に釘付け。

マリアネラ、ああ、マリアネラ...

「ダイアナとアクタイオン」のダイアナ!

ナショナル・ギャラリー像のティツィアーノの「ディアナとアクタイオン」に比較したら、女神の邪悪さが全然足りないが、それは演出・振り付けのせいであってマリアネラのせいではない。
ピュアゆえに残酷でちょっと邪悪なダイアナをマリアネラに踊って欲しいと願うのだった。
ものすごいダイアナになると思う。
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