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pleasure and pain




ヴィクトリア・アルバート博物館で開催中の「喜びと痛み」 'Pleasure and Pain'展、靴の展覧会へ。

「靴」というのはそれだけで女性にアッピールするらしく、会場は激混みで、またみなさん楽しそうだった。

残念ながらヴィクトリア・アルバート博物館にしてはあまりにも平凡な展覧会なのではないかという出来。古今東西たくさんの靴が並べられているだけではないかっ! というのがわたしの卑しい感想だ。

しかも靴がセクシャリティと暴力と権力と地位と富の象徴であるなぞ、わたしにも思いつく説明ではないか。もっとあっとおどろくインスタレーションを期待していた。「いったい何が起こっているの?!」というワクワクドキドキがない展覧会なんて。

何年か前にデザイン・ミュージアムで見たルブタン展の方がエロスに焦点が絞られていた分、ずっと良かったと思う。


デザイン・工芸品(デザインは設計という意味)とは何か、ということは考えさせられた。
デザインは必要性への回答であり(例えば熱されたトルコ風風呂の床を歩くため木製の超ハイヒールがデザインされた)、新しい価値観の提案(例えばTVドラマSACでマノロの靴は女性の「自由」のシンボルになった)である...

そして芸術とは何か。

それは次回の「セカイ通信ロンドン編」で(書けたら)書こうと思う。
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