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la fille mal gardee


 

ロイヤル・バレエで La Fille mal gardee(gardee、最初のeいアクサン)「リーズの結婚」のリハーサルを。

リハーサルは事前に配役が分からないのだが、幸運にもリーズ役がオシポヴァ(Natalia Osipova)だった。

「リーズの結婚」は、カラフルでハッピーなドタバタ劇。主役はともかく脇役陣に魅力が溢れ、時間があっと言う間に過ぎる楽しい作品だ。

しかし、わたしはオシポヴァにはリーズ役は役不足だと感じた。なんせリーズという役柄自体が平凡で奥行きがなさすぎる。役柄だけでなく、有名なリボンのパ・ド・ドゥには難所があるが、オシポヴァはこういう踊りを本当にやりたいのか? と。特に最近の彼女は頬の肉がげっそり削げ落ち、うちの娘に「忙しすぎるんじゃないかって心配...」と言わせるほどなのだ。


それでも本番も見に行くつもり。

バレエが「結婚に反対されている恋人同士がいました。あれこれの問題を周りの人々の助けを借りながら解決し、最後はハッピーエンド(あるいは悲劇で終わる)」という筋を語り続けるのには、文化人類学的な理由があると思うのだ。
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