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Brugge Style
swan lake!
ロイヤル・バレエ、ナタリア・オシポヴァ(Natalia Osipova)の
オデット/オディール(オシポヴァは今夜初演の予定だったのだが、
すでに代役で立ったので今シーズンは2度目)を見て今帰宅、
興奮して全く眠れそうにないのでワインを開け、深夜一人余韻を楽しむ。
DVDを見るか、YouTubeを見るか、ここに溢れる思いを書きなぐるか...
書きなぐることにしよう。
誰か聞いて! 言葉にならないほど素晴らしかった!
あ、言葉にならないんじゃ、聞いてもらえませんよね...
すごかった! 何がすごいって、すべてが!
オシポヴァが踊ると、観客はもう誰一人、息もしていないのか? という雰囲気に。
一般的な振り付けよりもさらにウルトラC級の振り付けをこなしながら
息をしているのは彼女ただ一人だった(事実、舞台が近かったので聞こえた)。
娘のピアノの先生は、You could have heard a pin drop
「ピンが落ちたのが聞こえるほど人が神経を張りつめ、感激しながら何かに注目していること」
なパフォーマンスをせよとおっしゃるが、まさにまさにそういう状況だった。
いや、それ以上。
たぶん、エイリアンが攻めて来ても誰も気がつかなかったろう。
特に3幕の王子の結婚相手を決めるシーンのオディールには、
会場全体が王子と同じように逃れられない魔法にかかって行き
心臓がむしり取られるかと思うほどだった。
ロイヤル・バレエの観客は盛り上がり上手だが、こんなに盛り上がるのも久しぶりだ。
これぞエンターテイメント!
幸せすぎて幸せすぎて...いい人になれそう。
(roh.org.ukより、2012年のもの)
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