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Brugge Style
alice's adventures in wonderland 2014
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/8a/904004d076aeb22fbd89fc0f41a0b096.jpg)
オープニング・ナイト。
ブラヴォー!
...一昨日の夜、夜半前に帰宅してワインを飲みながらここまで書いた。
ローレン・カスバートソン(Lauren Cuthbertson)は今季も怪我(足首骨折)で
不本意ながらまた今回も、サラ・ラム(Sarah Lamb)のアリスを見た。
「不本意」というのはラムに失礼なので弁解しておくと、
カスバートソン大ファンの娘の希望の誕生日プレゼントに
いい席をとっていたからだ。
結局、「これ以外にはありえない」というオーケストレイティングの妙に
ものすごい多幸感に包まれ
イルミネーション輝く街を踊るようにして帰路についた。
...カスバートソンのアリス、いつかは見られるのか。
アリスの見た夢のように。
アリスの見た夢と言えば、
結局、アリスが見た夢は現代っ子の見た夢だったというオチなのだが
舞台芸術ならではの良さが
この世と「不思議な国」は重なって存在するのだというコンセプトを
(他にはロイヤル・バレエの「くるみ割り人形も」そこを強調してるように思う)
ひきだしていて、すばらしい。
そして重なり合う世界というのが、
少女が大人になるというのは大きな跳躍などではなく、
実は地続きで重なり合っている複数の状態、
ということをも表しているのかなあなどと思ったりもした。
いつもはほとんど忘れているが、何かのきっかけで思い出す「不思議な国」の話は
懐かしさと切なさでわたしたちの心を一杯にする。
わたしたちはどこから来て、どこに行くのだろうと。
閑話休題。
マッド・ハッターのスティーブン・マクレー(Steven McRae)
ルイス・キャロル/白ウサギのエドワード・ワトソン(Edward Watson)
ジャックのフェデリコ・ボネッリ(Federico Bonelli)
メインキャラは全滅ですかというほど全部代役が立ち
しかしハートの女王のゼナイダ・ヤノウスキー(Zenaida Yanowsky)の
神がかり演技で大盛り上がり!
アリスの白黒チェッカーの舞台、妙な既視感があってので考えてみたら
午後遅いランチをとったロブションの2階にそっくりだ...
(写真はhttp://www.roh.org.ukより)
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