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Brugge Style
ネットで買い物、騙されたら?
わたしはオンラインでためらいなくどんどん買い物するタイプだ。
初めてオンラインで買い物をしたのは、ごく初期のneiman marcusのサイトでだった。
その後、ebayで生半可なドイツ語を駆使してデッドストック品を手に入れたこともある。net-a-porterは黎明期からずっと愛用している。Etsyで個人から手作り品を買うこともあれば、amazonは地元の商店を応援するためにできるだけ使いたくないとは思いながらも、やはり定期的に利用せずにいられない。楽天は画面がうるさいが、日本から送ってもらう日用品等を探すには便利だ。
このような大手だけでなく、家内工業状態の小さな企業や、外国の聞いたこともないような街角にある小さなブティックも利用する。
完売してしまった洋服を探し、絶版になった本を求め、工芸品をカスタマイズしてもらい、どこにいつどんな出会いが突然巡ってくるか、その可能性を検索するだけでも楽しい。
石橋を叩いて渡るって、どういう意味?
買い物で逡巡/後悔しない
そういうわたしの性格は、オンライン・ショッピングをするのに合っているのだと思う。
まあ、浅はかで思慮に乏しいという意味なんですが。
このようにオンライン・ショッピングはわたしの生活の一部、かつお楽しみになっている。
そして今まで、最大手から個人のお店まで、インドからイスラエルまで、様々な店を利用したが、支払いや品物や返品でトラブルになったことは一度もなかったのだ。
しかし。
もちろん今日はオンライン・ショッピングの落とし穴の話だ。
落とし穴はネット上にぼこぼこ空いているのだ。
わたしにしては珍しく購入が先延ばしになっている品物Aがあった。
ずっと欲しいものリストの上の方に入っていたのだが、なんとなくためらいがあった。そのモデルは数年前のモデルで、本店ではすでに買うことができず、時々ebayに出てくるのをチェックしたり、専門店に在庫復活しているのに気がついたり、という具合で一年近くが経過した。
先日、イタリアの皿を急ぎで8枚追加注文しなくてはならなくなった。
いつもの店がずいぶんおまけしてくれ予算よりもかなり安く上がったので、その差額で品物Aを買うかという考えが、アイロン掛け中のわたしの頭にふと浮かんだ。
Aでブックマークをしてあったお店では在庫が再びゼロになっている。
検索してみたら、別の馴染みのある在英店で在庫ありと出て来た。気が変わる前に、在庫がなくなる前に、急いで注文。
ええ、もうお分かりですね。
カード決済完了時に一瞬中国語、次にまた一瞬ハングルの画面が出て来て「やられた」と思った時はもう遅かった。
少しよく見たら、その店は、馴染みの在英の店と店名と画面デザインは同じでも全く違うURIだとすぐに気づいた。そこを見落としたのは自分でも不思議だ。なぜだろう。分からない。人のわずか一瞬の判断力を惑わすこういうタイミングを「魔が差す」と言うのか。
中国の店を見たら泥棒と思えと言うつもりはない。メールをしてもなしのつぶて、電話も通じず、品物を送って来ず、送って来てもあきらかな偽物、返品にも返金にも応じないことが多いと言うつもりもない。
事実、香港の Lane Crawford のセールには何度もお世話になっている。
しかし、結果から言えば、「やられた」と感じた通り、わたしはその中国の店(店名も画面も英国の店を装っている)に騙された。
以下、役に立つかどうかは分からないが、解決のためにわたしが取った方法。
結果15日後に銀行が全額(日本円で約2万円)を補償してくれた。
まず、オーダーをキャンセルしたい旨をメールで店側に伝えた(電話は常に話し中だった)。その間、銀行に電話して事情を話し、デビットカードでのこの支払いをペンディングするよう連絡。しかしすでに引き落としは執行されていた。店側から「すでに送りましたのでキャンセルはできません」という返事。オーダーを入れてからここまででたぶん15分も経っていない。まだコンファメーションも届いていない時点。これが先方から即返事が来た唯一のメールだった。
銀行には改めてこのサイトが怪しいと思う諸々の理由を伝える(わたしが好きなのは http://www.scamadviser.com/check-website 。店のアドレスを入れるだけでその店の信頼度を教えてくれる。過信は禁物、又質の良いプラットホームを借りているだけの悪質店もあるので要注意)。
銀行側は15日経過後でないとアクションを起こせない(相手が正直者の可能性がまだあるから)とのこと。
「送ったのは送ったけど、EMSが休暇中(!)で2週間後にしか追跡ナンバーを渡せない」から始まり、意味不明の言い訳を続ける不誠実な相手に返事が来るまでしつこくメールを送り続け、内容ゼロの返信が返ってくるや、矛盾を突っ込み、被害届を出すがよろしいかと書き、とにかく解決のために自分でも努力をしたという実績を作った。
かなり責めたので、「もしロンドンの中華マフィアがうちに攻めて来たらどうしよう...」とまで妄想(笑)。
15日が経過し、銀行に再び報告。
銀行からは「最近、クレームのメールをしたのはいつか」「どの頻度でクレームしたか」「最後に相手から返信が来たのはいつか」などと質問を受ける。相手側に返金の意思があるか等確認のため、結果が出るまでさらに15日間かかると言う。
にもかかわらず手数料も含め、同日全額が振り込まれた。よい授業料になったとあきらめる覚悟ができていたのでかなり驚いた。
万が一、品物が届いた場合は銀行の物になるのではないかと確認したら「保管しておいて下さい」とのこと。
書類の記入やメールの提出の必要もなく、あまりにもあっさりしていたので、銀行は怪しい店のチェック機能を持っているのではないかと思うのだがどうだろう。
カードでの支払いにもペイパルでの支払いにも補償がある。現金での支払いの場合は被害届を出すしかないだろうが。
オンラインで買い物する前には信用度の確認、問い合わせにすぐ返事が来るか、電話が通じるか等チェックは必須だが、誰にでも魔が差すことはある。騙されたと感じ、怪しいと思う場合はとにかく迷わずあきらめず銀行(カード会社)に連絡すべきだ、というのがわたしの得た教訓。2度とこの教訓の世話になりたくないが。
騙して偽物を売りつけたり、はなから品物を送ってくる気がないようなサイトがすぐになくなることはないだろうし、警察も動いてはくれないだろうが、報告が溜れば銀行やカード会社はどうにかするはず...
楽しいオンライン・ショッピングを!
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