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Brugge Style
通過儀礼
昨日は変なミスをし続けた日だった。
缶詰の中身を飛ばしたり、ゴミがゴミ箱にうまく入らずこぼしてしまったり、泡立て器がボールから跳ね返って来たり、駐車場の券を買う時、コインを入れすぎたためキャンセルボタンのつもりで押したのが「続行」ボタンで、1ポンド損した!とぶりぶり怒ったり...
わたしはどちらかというと要領も瞬発力にも優れたタイプだと思っていたのだが、加齢とともにどんどん動きが鈍臭くなるのを実感している。
ミスと言えば最近わたしに多いのは食材の「作り方」に関するミスだ。
例えば先日、娘のリクエストでタイのレッドカレーを作った。ペーストを全部入れてかき混ぜたら辛い。辛すぎる。
そこで手元に灯りをあて、眉間にしわを寄せながら目と容器の完璧な距離をはかって「作り方」をきっちり読んでみたら1瓶が8人前だったのである。
このまま調理を続けるならあと3本のココナッツミルクが必要だ...
食品ラベルの字、小さ過ぎやしませんか。
これが読みにくいので「まあええや」と適当な作り方をしてしまい、あとで後悔する、と。
いよいよ老眼鏡が必要なのである(先日、友だちには「早くない??」と言われた・泣)。たぶんわたしのイライラモタモタの何割かは小さい字がよく見えないせいだ。
夫はドラッグストアで5ポンドで売ってるのを買えばいいと言うが、初めての老眼鏡を手にするというのは一種の儀式だ。「マダム」になる儀式。
ここはやっぱりシャネルとかトム・フォードのやつじゃないとダメなんですよ。
そういうわけで週末はロンドンのシャネルで...
老眼鏡デビューざんす。
次回お会いした時、わたしが頭の上にカチューシャのように載せているのはサングラスではなく、老眼鏡です。
みなさまもよい週末を。
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