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peplum




ペプラムが流行っているそうだ。
また流行ると聞いたのはもう去年のことで、最近は有名デザイナーのものだけではなく量販店のウインドウでも見かけるようになった。

ペプラム...80年代から90年代にかけて青春の日々を送られた方にはじんとくるファッション用語に違いない。


80年代のリバイバルはパワー・ショルダーやボディコンやジャンプ・スーツや、これまでにも同工異曲が何度も奏でられ、そりゃもちろん次はペプラムじゃろう...
そうか、80年代はもう「時代は巡る」というような過去になってしまったのだ。

ペプラムの服、たくさん持っていた。ピンキー&ダイアンとか、49AVジュンコシマダとか。イタリアのものではジェニーとかジェン・フランコ・フェレとか、ジャンニが生きていた頃のヴェルサーチとか。あの服の山はどこへいってしまったんだろう。


今年の秋冬の服でペプラムがついているのはまだ買っていない。
たぶん買わないのではないかと思う。
ハーヴィ・ニコルスでハカーンのペプラムデザインのドレスを手に取っていたら、あの頃の自分に会ってみたくなった。ペプラムのウエストを幅10センチのベルトでしめた○○年前の自分。顔が見えないので美しく若く輝いて楽しそうに見える(笑)。
娘の「そんなの着るの?!」という声で我に返った。


もう少しして流行として完全に去ってしまった後、そっと着るかもしれない。


うん、そうしよう。
ディスコでかかっていた音楽ではなく、モーツアルトのレクイエムをBGMに。


モーツアルト、ダ・ポンテあての手紙
「...僕は自分の才能を十二分に楽しむ前に終わりにたどり着いてしまいました。しかし、人生は、なんと美しかったことでしょうか。生涯は幸福の前兆のもとに始まりを告げたのでした。ですが、人は自分の運命を変えることは出来ません。人はだれも、自分で生涯を決定することは出来ないのです。摂理の望むことが行われるのに甘んじなくてはいけないのです。筆をおきます。これは僕の死の歌です。未完成のまま残しておくわけにはいきません。」(ウィキペディアより)



これがそのハカーンのドレス(style.com)。

え、今笑った?めちゃ似合いそうでしょ?











tumblrに、ディスコの曲(笑)とレクイエム載せました。
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