日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
never never bar
雨音が気にさわるほどの大雨だ。
こういう夕暮れは、大都会のビルの適当な階にあり(できれば高層階)、滲む夜景をながめることができ、静かで、天井が高く、シンプルで清潔で、正しい服装をしていないと入店できないようなバアに行きたい。
美しい人が1人で座っていて居心地が良さそうなところ。
地上階付近の「飲めるところ」全般はいろいろな人が出入りして騒がしくなることが多く、また自宅リビングから出て来ただけのような服装で乱れている人も...
英国文化の具現、パブなどその最たるもので、もってのほかである。
そういうところは日曜の午後にでも行けばよい。
いいバアは入り口が見つけにくく、入りにくく、行くのが面倒でなくては。
もしわたしが日本に住んでいるなら、今夜は絶対に梅田のあそこへ行くだろう。
今、わたしが想定して書いているようなのは大阪や香港にはいくらでもあったような気がするが、ヨーロッパにはない。
ロンドンにも素敵なバアはいくらもある。ホテルの地上階付近バアでも深夜近くになると世界が変わったようになるところもある。でも摩天楼を見下ろすような場所にある美しいセッティングではついぞ見聞きしたことがない。どなたかご存知でしたら教えて下さい(一緒に行ってくれとは申しませんから)。
あるいはわたしの想像や偽りの記憶の中だけにある「どこにもないバア」なのだろうか。常世思想というやつで。
行ったら行ったで「ここではないどこか他の」「史上最高の」バアについて思いを巡らすのかもしれない。
などとそんな話でもしながら雨を眺め、音楽を聴きして過ごしたい。
みなさまよい金曜日の夜を
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