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世界三大がっかり




「世界三大がっかり」とは

ウィキペディアによると、日本人観光客にとって「世界的に有名で、観光客が多い割には、素朴・簡素・小規模で、過剰な期待を裏切るとされる場所の代表例」と定義されている。


ブラッセルの小便小僧
シンガポールのマーライオン

コペンハーゲンの人魚姫


がその三大だそうだ。
全部水関係。

ストーンヘンジではなかったのですね...

なぜか英国ストーンヘンジだとずっと思い込んでいた。見たこともないのに。



観光客のみなさまをがっかりさせないためにはどうだったらよかったのだろうか。
観光客の過剰な期待を裏切らない小便小僧ってどんなだろう?

小便小僧がマーライオンのように大きく、同量の水を吹き上げているならば満足なさるだろうか(盛り上がりそうではある)?
トレビの泉のようにアニタ・エクバーグが水遊びをしたなどと言う華やかな逸話があればいいのだろうか?
小便小僧の隣にどんなアトラクションがあったら「来てよかった!」と思って下さるのだろうか。わたしがブラッセル観光局の役人で集客のプレゼンをするならば...えっと、名物のチョコレートを使ってですね...以下、あまりにも品性下劣なのでここには書けない(笑)。


それにしても、わたしにはこれらのものを見てがっかりするというお気持ちがちょっと分からないのだ。ああいうのはささやかだからこそ味があるのではないのか?
娘に至っては、シンガポールでマーライオンを見て「こんなにステキな生き物、見たことがありません!!」と取り憑かれたようになり、来る日も来る日もマーライオン様、とつぶやきながらマーライオンのイラストやお話を書き殴り続けていたほどだ(だからうちにマーライオンのぬいぐるみという奇妙なものがあるのである)。




ウィキペディアには2007年に実施された英国人に対する調査、「最もがっかりした観光スポット」も載せられていて、

パリのエッフェル塔
パリのルーブル美術館
NYのタイムズスクエア

となっており、この結果に対しては、「英国人はここまで見る目がないのか」という意味のがっかり感がこみ上げてくる。

あ、パリが上位に2つ上がっているところを見ると、何千年の敵同士、隣人同士の確執 ってやつなのかもしれませんね!なにがパリじゃ、うちのロンドンのほうがええもん揃ってるわ!というような張り合いの精神、だろうか。
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