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het leentje




娘は自分の部屋でお店を経営していて、それをHet Leentje(ヘット・レーンチェ)と言う。
レーンチェというのは学校でそう呼ばれているあだ名だ。


このお店、木のおもちゃ屋でなけなしの資金をはたいて購入した店舗で(<事実。お店で10セント玉、5セント玉で何百ユーロ分払ったらしい・笑)なかなか立派な構えだが、経営方針は日和見主義と言うか、気分次第と言うか、叙情的と言うか、

レストラン・レーンチェだったと思えば
パティスリー・レーンチェになり
テイクアウト・レーンチェになり

今は移動ポップコーン屋になり、

たいてい1人も来ないお客さんを待っている。



お店屋さんごっこって楽しいですよね。

自分自身、大好きだったと思う。

今?今はごっこ遊びは大嫌い(笑)。






わたしは常々、子供部屋の乱雑さ、ものの多さを苦々しく思っていた。しかしある日、センスのいい友人が子供部屋を訪れ、その美しい目を輝かせて「なんてすてき(な、混み具合!)」と、魅惑のおもちゃ箱を見たように言ったのだ。その時からわたしは娘が拾って来るどんぐりや、プラスティックのスプーン、お菓子の空き箱、不細工なぬいぐるみなどを邪険に扱わなくなった(笑)。子どもの世界とはこういうものなんだろう。


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