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Brugge Style
尾ひれがつく
先日、フォーマルなパーティの終了後、たまにしか会えないが結構気が合うカップルと話していた時のことだ。
「あなたたちの結婚パーティーにはマイケル・ジャクソンが来たんでしょ?」
と、声のトーンを落として真顔で言われた。
彼らは某国外交官夫妻で、世慣れた(洗練された)方々ですよ...
そんな話、信じるか?普通。
ああ、美容室でセットしてもらって着飾ったわたしの姿しか知らないから?!
実はわたしはこのウワサが生まれた日を追憶できる。
あれは10年ほど前、やはりさまざまな国籍の人々が集まる会合で、どんな結婚式を挙げたかという話に花が咲いた。
われわれはヨーロッパではブルージュで式とレセプションをして、フランスはシャンパーニュの城ホテル(と言うのか?)で、2泊3日のパーティをしたと説明したら、旦那の仕事柄なのだが、ポールが来て歌ったの?などと(たぶん)冗談で言った人がいたのだ。
で、「そうそう、”my love ~” ってそんなわけないやろ!!」と、脊髄反射的にボケたわけだ(M氏は実際、人格者であられるが)。
たとえ外国語であっても、投げてこられたらボケるのが関西人のソウルやねんもん。
それが巡り巡って10年後に「フランスのプライベートのお城」「有名人=マイケル」「愛の歌を熱唱」などと尾ひれがついてわたしのところに回ってくるとは...
人のウワサってすごいですね...
わたしが興味を持つ世界中の神話なんかもこんな感じで形成されたんでしょうね...
おもしろいからこのウワサはこのままにしておきたかったが、夫の社会的信用上(笑)はそうはいかない。と言うか、夫、自分、わたしのボケが分かっとう?
夫の釈明でわたくしどもの結婚式は尾ひれがとれてマンボウみたいな姿にかえり、静かに泳ぎ去って行った。
いつかどこかでステキな尾ひれをまとったMoetマンボウを見かけたらお知らせ下さい。
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