日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
かつ
ベルギーでほとんど毎日和食を食べることができるのは、日本の家族友人がまめに食材を送ってくれたり持って来てくれたりすること、オンラインショッピングの繁栄、和食材の良さが世界的に認知され、普通のスーパでも最低限の取り扱いがあること、鎌田のお醤油のマジック、そしてわたしの旺盛な食欲のおかげである。
昨夜はよい豚フィレが手に入ったので(ベルギーは豚肉と野菜がおいしいと思う)、一口かつを大量に揚げた。
大量に揚げるのはあたくしの大食いのためもあるが、翌日のランチにカツサンドを楽しむためである。
焼きたてのピストレ(日本ではプチパンと呼ばれているのだろうか、フランスパンを直径9センチ程の円形に焼いたもの)にたっぷりのサラダとトンカツソース(ビバ トンカツソース!)ベースのソースをはさんで食べるんですな。
これがわが家では飛ぶような人気なのだ。
さてここからが本題である。
ベルギーではお祭りや学校の休暇の度に広場等に屋台が出る。
買い食いできるもののメニュはなぜか判でついたように決まっていて、
フリッツ(フライドポテト)
焼きソーセージ(のホットドッグ)
ハンバーガー
ワッフル
ベニエ
まあそのような取りそろえ。
誰ももっと売れるものを考えようとか、新しいものを紹介しようとか、そんな風には考えないようだ。
ビジネスだから売り上げをあげることがメインなのだろうが(当然)、よりよいものを開発したり、新商品開発でヒットを狙う「快感」など、ある種のエートスがなければビジネスもやっていておもしろくも何ともないと思うのだけれど...
そこでジャパニーズとんかつサンドですよ。ヤパンス・トンカツゥ・サンド。
娘は「ライスバーガータイプもいいんじゃない?」と目を輝かせている(笑)。
これは絶対売れる、絶対かつ(勝つ)、と確信しているのだが、あたくしは自分自身がテキ屋をやるほど根性が座っていないわけです。
中途半端なマダムの矜持が憎い。
だからこれもわたしの見る夢の一つ。
今週末は復活祭。洒落たバスケットに美しくラッピングしたとんかつサンドをつめて、牧歌的な(バレエの)ジゼルみたいな衣装を着て、「おためし」とうたって配り歩くのはどうだろう?そう、わたしは見知らぬベルギー人に日本のかつサンドを試食してもらいたい!と真剣に思っている。かつサンド娘(笑)。誰ももらってくれないかもしれない。サクラ募集。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )