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Brugge Style
酔っぱらい
夫の友人に愉快な男がいる。
彼は常に「ぼくはね、いくら飲んでも酔わないんだ」と言いながら飲み、あられもない酔っぱらいは心底軽蔑している。
ところがわたしに言わせると、彼はある臨界で完全に酔っぱらう。あ、彼の主張を鑑みると、「酔っぱらっていないにもかかわらず、不思議にも一般的な酔っぱらいが示すのと同じ態度を取る」言うべきか(笑)。
頬が薔薇色になり、目がとろんとし、しどけなくも色っぽい仕草をし、ろれつがおかしくなり、さっきしたばかりの話を繰り返したりもする。
それなのに彼は「いくら飲んでも酔わないんだよね~。これほど酔わないということは、損だとも言えるよね~。」と真顔で言うのである。一滴も飲んでないときも、何杯飲んだか数えるのを忘れる程度の飲んでいる過程でも、その後でも。
「酔っぱらってない!」と主張する酔っぱらいは珍しくないが、たいてい後日その酩酊度を反省するパターンが普通ではないだろうか。彼にはそれがないのである。心の底から自分は酔っぱらうことがないと確信しているのである。
人間というものは自分自身を客観視するのが難しいと聞いているが、本当みたいですね(わたくしも気をつけます)。
彼が酔っていないと強弁するたび、
「王様、あなた裸ですよね」
「何を言う。この錦が見えないとは、お前は大バカものだ」
というあのシーンを思い出す。
彼に彼が裸である、もとい、彼が酔っぱらっている、ということを知らせるためにはどうしたらいいのだろうか。ビデオで撮影でもするか?
ちなみにこれはわたしが単なる意地悪で「キミはすでに酔っぱらっている」ということを彼に知らせたいだけであって、彼は決してバアで人に迷惑をかけたりするわけではないので...
夫ら友人連もまったく気にならないみたいだし(笑)。
ほんっとにどうでもいいことですよね...
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