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Brugge Style
Of Mice and Men
出たな 鼠小僧...
レミーと出会った時のリングイニの驚きはこんなもんじゃなかったろうが。
それがね~もうかわいいやつなの!
体長が4センチくらいで、耳が大きくて、ベージュの毛がふさふさしてて...
わが家は築400年だ。
過去の遺産を残しつつ、現代風に改装してあるが、まあはっきり申しましてどこもかしこもガタピシである。ねずみが出ても当然なのかもしれない。
出ても当然な環境で、出るのがかわいらしいネズ公だとしても、衛生面からはできるだけ速やかに完全にお引き取り願わねばならない。
それで義理父が街の金物屋でねずみ取りを買ってきてくれた。
これが世に言う最終兵器か...実物を見るのは初めてだ。
現代でもねずみ取りはトムとジェリーに出てくるあのままなんですな。
10センチほどのかまぼこ板に針金のバネ製。デザインの改良の余地なしさにかけては自転車やはさみと並ぶと思う。デザイン賞を上げたいくらいだ。
想定出没場所(冷蔵庫の裏の壁に2センチくらいの穴あり)に、チーズのかけらをセットした罠を4つほど置いて2日...3日...
ねずみ、よほどわたしの悲鳴に驚いたのか、出てこなくなった。
少しほっとする。あんなかわいらしい動物の死骸(しかも手を下したのはわたし)、見るに忍びない。
一方、飼い犬がチーズを狙って鼻をスンスン言わせているではないか。
ここで挟まれたらあなたジェリーやんか...
夫に穴を塞ぐよう提言したにもかかわらず「人道上、生き埋めにだけはできない」そうで、え?ねずみは穴の中で待機している訳じゃなくて、別の出入り口を使って逃走中だと思うんだけど、というわたしの意見は無視された。
わたしの周りだけかもしれないが、ベルギーの習慣として、何事も「出てこなくなったらオッケー(つまり、表面的に一時解決したらそれでよし)」とするところがあると思う。
臭いものに蓋をするだけかね?時が解決するってこと?確かにね。でも時が傷口を広げることもあるぞ。
日本人はもっと根本から解決したいと思いがちではないだろうか?
まあ人生、根本から解決できるものなんて数少なく、たいがい徒労に終わることはわたしでも知ってるけど。
The best laid schemes of mice and men
Go often askew
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